ボクたちはややこしい
松田 遥
第1話
[放課後]
あんなので大丈夫かな…
優奈ちゃんは
「多分いける」
って言ってたけど
呼び出したんだから行くしかないけど…
タンッタンッ
誰か階段上ってる…?
影山くんかな
うぁー、真面目
ボクが後から行くの…?
自己紹介遅れました
西谷真美といいます
「ボク」なのは色々あったからなので
あまり気にしないで下さい
ボクは親戚と優奈ちゃんとしか話した事がない
影山くんとは全く話したことがない
大丈夫かな…
後、一週間で一学期終わるから思いきったけど
いや、頑張れ ボク
よしっ!
ガチャ
「あ、あ…の、きゅ、急に呼び出して、
ごめんなさい」
「あ、い、いや、ぜんぜん」
どうしよ…何か話さなきゃ
「あ、あの…」
「は、はい」
影山くんの声初めて聞いた…
「お願いとゆうか、なんとゆうか、
ボクとお付き合いして下さい…」
あぁー 顔が熱い
赤くなってく
「え、えーと、
僕と…だよね…?」
もちろん
「…影山くんとです…」
「…はい」
「…それはボクとお付き合いしてくれるってこと?」
「…うん」
「…ありがとうございます」
「…こちらこそ」
やった!
影山くんとお付き合いできる
影山くんの側にいられる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます