上司になるはずだった人

入社2年目の12月に社内のイベントの手伝いに行った話を書いた。

そのイベントの日、たまたま私が就活していた時に面接官だった社員さん(今は別の部署の部長)と話す機会があった。


元面接官「君は普段管理部で何の仕事してるの?」


私「(社内ニートっていうと色々問題になりそうだなあ)

採用関連の仕事を手伝ってます」


元面接官「例えば?」


私「会社案内の封筒詰めとかデータ入力とかです」


元面接官「ふーん。他には?」


私「最近だと総会のスライド作ったりしました」


元面接官「君はもっと頭使う仕事が向いてるんじゃないかなあ」


この人が上司だったらよかったのにと思った。

というか本当はこの人が上司になる予定だった。


この社員さん、私が面接を受けたときは管理部の部長で、「もし君が入社したら俺の部下になる」と言っていた。

面接で色々話して、この人の下なら頑張れそうと思ったのが、入社を決めた理由の一つでもあった。


それなのに私が入社したタイミングで大幅な人事異動があり、上司になるはずだったこの社員さんは別の部署に異動になってしまった。

おまけに新しい管理部長はあてにならないし、変なタイミングで人事異動するなよと思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る