葉桜の君にへの応援コメント
圧倒的な文章の洪水に、眩暈を覚えながら読み終えました。
教師と生徒という立場の出会いから、徐々に小説家と読者という形に変わっていくのに、目が釘付けになりました。
葉太の教師として、男性としての揺らぎにハラハラしながら、この先はどうなっていくのか分からなくて、目が文字を追うのに夢中でした。
特に、桜子の小説家になりたいという熱意には、私自身小説家になりたくてもなれなかったという生傷に触れられて、痛い思いをしながらも共感しました。
個人的に好きなフレーズは、
「――桜が白化粧の花弁を散らし、新緑の柔肌が装いを新たにした、今日――」
という最初の桜子の台詞です。この一言の描写力から、飲まれました。
また、もう一つは、
「入学当初の若く美しかった自身を満開のソメイヨシノに重ね、散った花弁は己の愚かさと後悔だと言い、汚れながらもなおも女として美しくあろうとする姿が、これ以上花弁を失わないようにとすがる、醜い葉桜のようだ」
という部分です。私は無条件に、葉桜は美しものだという認識からスタートしたので、「醜い葉桜」という一言には衝撃を受けました。
冒頭を読んだときは、バッドエンドかと緊張してしまいましたが、二人がそれぞれの道を歩み始めて、また交差していくラストに感動しました。
私とは異なるテーマの描き方は、非常に勉強になりました。葉太と桜子との関係は恋愛とは異なるものにしようと決めていた私とは、百八十度異なるアプローチには驚かされました。
改めまして、プロットと提供ありがとうございました。そして自主企画の主催、お疲れさまでした。
葉桜の君にへの応援コメント
はあ、今朝からでしょうか。真剣に読んでしまいました。純文学風でしたね。というか純文学でした。
最後に秋田先生の言葉遣いが若干変わっていく、これもいい。
途中に挟まれる桜子の小説の内容はわたしにも刺激的なものでしたが、ああいうものを書けるとリアリティというか肉薄するところがぐんと増えるんですよね。綺麗事だけを書いているようでは深みがでないのですが、なかなかできないのでほうううと思って読んでおりました。
レビューは後ほど!
作者からの返信
最後までお読み頂き、素敵なレビューまでありがとうございます。
今回は結構掘り下げて書いてみました。執筆にも相当に集中力が必要でしたが、その分、読み手に没入感が提供できればよいなぁと思って頑張りました。
正直世代を選ぶ内容だったのですが、蜜柑桜に感じていたけるものがあって、嬉しく思います。やった。やったぁー!
蜜柑桜さんの作品も後ほど拝読に伺いますね!
此度、自主企画にご参加頂きまして誠にありがとうございました!
葉桜の君にへの応援コメント
まずは素敵な企画を運営いただき心より感謝します。現在進行系で楽しみ尽くしています!
ですます調の一人称で進む物語は、ところどころで違和感が準備されていて、それらが読み進めていくうちにちゃんとつながっていく構成。程よい長さの短編小説の醍醐味を感じさせてくれます。丁寧です。
教師と生徒という対等ではない立場のアンバランスを、桜子の圧倒的な才能で調整し、彼女へのほのかな性的な関心を、桜子の作品の性質によって溶け込ませる。今回のお題の難しい箇所を、力技でゴリ押すのではなく正統的にうまくこなしているところが、作品のですます調の落ち着きと絡み合って、よい読後感でした。
最後にちゃんと幸せな桜子ちゃんに会えるのはいいものです。
作者からの返信
コメント&素敵なレビュー、ありがとうございます!
お褒めの言葉を頂きまして嬉しいです。特に全体の長さについては、文字数がかなり多くなってしまったことに反省しておりました。読後感にも言及頂き、胸をなでおろすような気持ちです。
教師が高校生に性的魅力を感じることはご法度であるので、それを物語的に「でもそう感じてしまうのはこれなら仕方ないかも」と思わせたかったので、それが良い結果となってよかったです。お陰で教師も生徒も身勝手になってしまいましたが、人間味が出せたのかもと一人納得しています←
此度、自主企画にご参加頂き、改めてありがとうございます。
引き続きお楽しみ頂ければと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
葉桜の君にへの応援コメント
遅ればせながら読み終わりました!
いやー、これはこれは。凄く挑戦的な物語ですね、というかこの純文ようの文体、小手先で出来るようなものじゃないですよ。本当に凄いです。
しかも、これが「この文体を試す」という実験ではなく、物語にきちんと絡んでいるところがまた凄い。ようは、この文体である必要があった、ってのが凄い。さすがゆあんさんだなぁ。
さて、物語の中身ですけど、こちらも何というか、「静かに滾る」ような物語ですね。いわゆる「身体の動き」は少ないお話かもしれませんが、反面「心の中の動き」は今回の葉桜企画でも随一といっていいのではないでしょうか。
私が一番心に残ったのは、「どこからが桜で、どこからが葉桜か」というところです。
見当違いならお恥ずかしい限りですけど、これって「その人が決めたことが正解」であって、まさに葉太と桜子の関係性と一緒ですよね。
最初は「教師と生徒」としての関係だったかも知れませんが、途中から桜子は「男と女」に切り替わって捉えてる気がして、桜子にとってはそれが正解で、その桜子にどんどん葉太が引っ張られていくところが、「いいなぁ、このお話」と思えるところでした。
さらには、これは物語の外の話になりますけど、人によって捉え方の違う「葉桜」、そのどれもが「正解」なのだと改めて思うことが出来ました。素晴らしい作品が集う企画には理由がある。まさにそう思いましたね!
ともあれ、実験的ながら情熱的で、そして文学的な物語、素晴らしかったです!
作者からの返信
コメント&レビュー、本当にありがとうございます。
(お返事がお遅くなりまして申し訳ありません)
お褒めに預かり光栄です。そうですね、時代(不明確でありながら)を反映した小説文体を、未来の葉太が書いているという設定から入りましたから、必然的に純文学調に挑戦するということになりました。自身は気がついていなかったのですが、必然性が生まれていました。嬉しいです。お陰で内面がフォーカスされたと思います。
桜についてはご指摘の通りで、様々な作者様がそれぞれの思い描くイメージがあり、それぞれが正解である、という事はお伝えしたい所ではありました。その中でまさにご指摘の通りなのですが、桜子にとっていつしか「男と女」に切り替わって捉えていました。彼女の年齢と状態を考えればそうなっていっても仕方ないとは思っています。
深く読んで頂けて、本当に嬉しく思います。
此度、自主企画にご参加頂いてありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
葉桜の君にへの応援コメント
完結、お疲れさまです。遅ればせながら、続きを読ませて頂きました。
ごめんなさい、わたしも桜子の気持ちの変化が読み取れませんでした……。
前話の終わりで、秋田先生から葉太に呼び方が変わった所がどうにも唐突に感じられて、彼女のそれまでの心の動きが分かり難く思えるのですが。
おそらくは葉太の過去になぞらえ、桜子も葉太ひとりに読ませる為に書いていたと読み取るべきなのでしょうが、それにしては当初の桜子はあまりにもクールであり、無機質に思えるのです。
これはわたしの読解力と感受性からくる、浅はかさなのかもしれませんね。深く謝意をm(__)m
ただ物書きにとって、そばに居る誰かに物語を読んでもらい、共感してもらえる関係が作れるとしたら、素敵なことですね。
わたしが去年のオフ会で、「妻の前でも、平気で書く」と言った時のみんなの反応は、驚きでした。隠れて書いている人が、なんて多いことでしょう。
ただ、そう言うわたしの妻は「また性もないもの書いてるよ!」という、冷やかな視線なのですがね。(^ω^)
作者からの返信
コメント&お星さま、真にありがとうございました。
やはりそうですよね。そこは私の筆力が足りていない所だと思います。
彼女が最初に小説を葉太に見せてから、作中では一年半以上が経過しています。その間の様子を、わりとあっさり書いてしまったので、それがまた良くなかったのだと思います。一年半もずっと小説のやりとりとプライベートに踏み込んでいれば、いつしか恋心に変わることもあるかも、そういう素振りをみせているかも、という描写を増やすべきでした。
▶ただ物書きにとって、そばに居る誰かに物語を読んでもらい、共感してもらえる関係が作れるとしたら、素敵なことですね。
これは本当にそう思います。そんな関係を構築したいなぁと心より思います。
私も家族の前で平気で書きます。騒々しい家庭なので集中はできませんが……。
ちなみに私も理解されません(笑)初の出版に感動していた所、表紙を見て怪訝な顔をされたり、「中間選考通ったよ」というと「いくら(金)?」と聞き返してきたり、もちろん作品を読むこともしてくれないですね。世の中そんなものなのかも知れません(笑)
なにはともあれ、長大な作品を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
葉桜の君にへの応援コメント
この作品を読みこなすのは私にとって難しく、まだしっくりきていません。
最大の疑問は「なぜ桜子が将来の選択を葉太に委ねたのか」です。彼女の「小説家になりたい」という確固たる意志と矛盾するように感じられるのです。
また、桜子がいつから・なぜ葉太に恋心を抱いていたのか、というのも気になった点でした。
他のコメントでの太宰治についての言及や、ゆあんさんエッセイでの解説なども読みましたが、まだもやが晴れない感じです。私にプロの創作者としての経験がない=作者であるゆあんさんや葉太との乖離がある、のが原因かもしれませんし、そこを感じさせるのも本作の試みの一つでしょうか。
筆致という点では、純文学に挑戦されたとのことで、とてもチャレンジングな一作であったと思います。
作者からの返信
コメント&お星さままでありがとうございます。
いえ、これは私が伝えるだけの技量が足りないのです。悩ませてしまって申し訳ないです。
恋心と愛と依存を区別するのが難しい事ってあると思っていまして。桜子にとっては小説だけが内面を唯一吐露できる手段(しかし内容から多勢に見せられるものではない)でしたから、それを公開できやり取りできる相手(葉太)が、その世界において大きな存在になってしまっており、それが「恋」と自認するまでに至ったと考えています。最初は「小説家にいつかなりたい」だったものが、いつしか「小説家になるには学校を辞めるしかない」という判断に変わってしまう(幼稚であるともいえます)ほどでした。しかし結局最後で明かされるように、桜子は「葉太のために小説を書く」という行き方をしていて、それは結局の所、依存から逸脱していないようにも見えます。そんな桜子に励まされる形で再び小説家として生きている葉太も、同じように桜子に依存している、共依存の関係であると思っています。これは非常に危険な状態であるともいえ、果たしてハッピーエンドなのか、それは解釈による所だなというのを示したかったのです。
しかしこの「恋と依存を区別できない」というのは完全に人によると思っていまして、自分をしっかり持たれている方や性質によって全くそうならない人もいると聞きます。そういう意味で、桜子の感情に共感を得るには、そこらへんを描写できている必要があったのですが、私にはそれができていなかった、という結論だと思います。
まず問題点としてこのご説明で共感を頂けるかという点と、それを表現できるかという点は別だと思いますが、少なくとも後者については、書き手としてクリアできていないといけなかったな、と反省しています。
決して、読者や他の作家を突き放す意図はないですね。
むしろ葉太は、寄稿として内面と事実を吐露する形式で書いていますので、にもかかかわらず読み手に伝えられないのであればやはり秋田川葉光(=ゆあん)は三流なのでしょう。
こういった所を真摯にお答えいただけるのが非常にありがたく思います。ご指摘がないと独りよがりになってしまいますから、とても良い振り返りの機会を頂けたと感じました。
読まれるにあたってご負担を強いてしまいました。申し訳ないです。
でも本当にありがとうございました!
葉桜の君にへの応援コメント
ですます調で誰かに語っているのだな
語っているのは秋田先生で間違いなさそうだけれど
こういうのは仕掛けがあるものだぞ、用心用心
そんな意地悪な気持ちで読みましたけれど
なるほど感がありました。
「葉桜の私に」はなぜ私なんだー、
あとで「葉桜の君に」が出てくるからなのだよ、とわかりました。
元恋人、今どうしているのでしょう
海外に行ってしまったのですね。もう関係ないか。
しばらく令嬢、女性が桜子か元恋人かわからないように書いたのですよね、きっと。
原稿のラストはあれでよかったのか
というところまでですかね。
順当に桜子だったわけですけれど。
作者からの返信
コメント&素敵なレビューまでありがとうございます。
早い段階から用心されていたのですね! ご慧眼です。
元恋人の事は具体的に書くと桜子の印象が弱くなってしまうかな、と思いまして削減いたしました。結果、かなりふわっとした感じになっちゃいました……。
▶しばらく令嬢、女性が桜子か元恋人かわからないように書いたのですよね、きっと。
それは意図しておりました。読み進めると、「ああ、桜子か。よかった(?)」となるようにしたかったのです。
文字数が多く負担をおかけして申し訳ありませんでした。
でも本当にありがとうございました!
葉桜の君にへの応援コメント
内省的な筆致というのでしょうか、語り手が自分に起きている心情を確かめながら進めていくスタイルで、重みと、ノスタルジックな時代感のような感触があっていいなと思いました。
最後の展開は、展開としては面白いと思うのですが、「型に嵌めきれてない」感が出てしまうのかな、と思いました。内省的で重みのあった空気が、ここで一気に楽屋落ちのような雰囲気が出てしまい、軽くなるなあ、と。自分ならどうするか考えてみましたが、答えは出ませんでした。悩みどころです。
ともあれ、とても楽しませていただきました。
そして、今回も丁寧な運営、本当にありがとうございます。
作者からの返信
コメント&お星さま、ありがとうございます。
ご指摘の通りだと思います。内省的な表現をしている作風なのに、最後はばんさーいみたいな軽さのある展開になっています。私は展開自体は好きなのですが、作風にあっていない、作風から予想される「ねちっこい感じ」になっておらず、世界観を一気に軽くしてしまう要因だと思っていまして、ちょっと失敗したなとも思っています。これは読者の期待に答えられていないことになると思います。力量が足りませんでした。
その中で楽しんで頂けたということで大変うれしく思っています。
此度もご参加、ありがとうございます!
葉桜の君にへの応援コメント
濃厚。完結お疲れさまでした。最後、なるほど、だからあの言い回し……なのですね。正直ぶっちゃけますと(コメントしなくてもいいことなんですが)、こういう性の部分が出てくる作品は苦手でして、読むかどうかも迷い、それでも気になるので警戒しつつ、薄目でふわあああ……と読んでいきましたが、心にずしずしくるパワーのある作品でした。吸引力がすごい。セピアな雰囲気はすごくわかります。
このコメントも「言わなくていいよなぁ…」とも思ったのですが、ハートだけもな……と思って……すみません。削除してくださってもかまいません……
作者からの返信
コメント&お星さま、ありがとうございます。
性の部分はたしかに人を選びますよね。今作は下ネタとして笑い飛ばせないような重みをもたせてあるので、余計にそうだったと思います。ご負担を強いてしまったなと反省です。その中で完読、誠にありがとうございます。
コメント、大変うれしく思います。読者様がどういう心境で読んでくれたのか、これによってどういう気分になられたのかを知ることは、作者にとって貴重な体験だと思います。今回頂けたのはもちろん残します!!
此度、本当にありがとうございました。
葉桜の君にへの応援コメント
葉太が、太宰のようにならなくてよかったとホッとした半面。女を食い物にする葉太も見てみたかったような。
読了後、相反する二つの感情の間で呆然としました。
最後、二人とも作家で大成したってのは、うまくいきすぎかなーとも思いましたが、夢を諦めず、突き進んだ二人に明るい希望を持たせたかった、作者様の思いをくみとります。
大変おもしろく、勉強になる作品を読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
コメント&お星さまありがとうございます。
お返事までにお時間頂きまして申し訳ありませんでした。
たしかに上手く行き過ぎですよね。ちょっと綺麗な物語を目指しすぎましたかね。私も少し食い物にする葉太を書きたかった所もあります。ただ企画主としてお見せする以上、あんまり凄惨なものはかけないよなって思いまして(笑)。あとは本音としては私のメンタルが持ちませんでした。
汲み取って頂きありがとうございます。
こちらこそ本当にありがとうございました!
葉桜の君に 拾四への応援コメント
> なぜなら、もうひとりの彼女を観測し、この世に誕生させたのは、他ならぬ、私だったのですから。
ちょっとこの考えは、葉太のエゴではないかと思いました。
小説家桜子は誰かに承認してもらわなければ、存在しない……うーん。作家とは何かものすごく高度なことを、突き詰めて考えさせられる。
誰か一人の人の為にかく。そういう動機でもいいし、自分のためにかく。いろんな動機が存在すると思います。
でも、桜子にはその動機を自らの手でつかみ取ってほしかった。
これは、読者のエゴです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
葉太のエゴですね。本人は桜子の想いに答えているつもりなのですが(俗に言うヒーロー状態)、それゆえにちょっと大きくですぎていますよね。自分の中で盛り上がっちゃってます。
ご意見頂き嬉しいです。どう感じられたのかを知れるのはとても貴重ですから!
葉桜の君に 拾壱への応援コメント
葉太が、太宰だったのですね!
この葉太と桜子の関係、斜陽のモデルの女性との関係にそっくりです。
この桜子とのやりとりをネタに、女子高生が主人公のお話しを葉太がかいて、再ブレークなんてことになったら、この葉太は人間的にはクズいがいなにものでもない。でも、作家としては正しい。
あー私の予想が外れてますように。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
実は「斜陽」、読んだことがないのです……(恥かも
ですが純文学調を目指していたので、近しい設定となっていたようで、これは嬉しいです。
作家としては題材があれば何にでも利用しろっていう貪欲さはたしかに正しいかもしれませんね。人としては疑問が残るところですが(笑)芸術家とはかくも悲しい生き物なのですね……
編集済
葉桜の君に 七への応援コメント
女子高生を神聖視する、大人の身勝手さをぶっ壊しにきたのですね桜子は! 最高です。そして、やっぱり葉太をいたぶっている(笑) いいぞ、もっとやれ!
作家姫野カオルコさんも、散々書いておられます。少女は一番醜い年代であると。
男子が女子にエロ本を見せ、その反応を見て喜ぶ。その数百倍高度で知的なやり方だけど、やってることはいっしょ。
でも、女子がそんなことしないっていう先入観は誰がつくったのか。それは男です。男がつくりあげた、ジェンダー観を桜子にぶっ壊してほしい。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
いいぞ!もっとやれ!
少女は一番醜い年代。いいですね、痺れます。
男が作り上げたジェンダー感、かなりありますよね!
「女の子らしく」「女々しい」なんてのはその典型のワードだと思います。
逆に男性の「男らしくない」「いくじがない」というのは、男自身も作っている所が相当にありますよね。
あれ、意外とレッテル貼るのって男の方が好きだったりして。
葉桜の君にへの応援コメント
こんにちは。いいの すけこです。
なかなかの文字数だから読むのが大変そう……と思っていたのに、読了してみれば時間を感じさせなかったです。
没入感がすごい。
純文学調の文体だからでしょうか?
現代小説を読んでいるはずなのに、ちょっと違う時代や世界に引っ張りこまれたような、不思議な感覚に浸りながら読んでいました(わかりにくい感想ですみません)。
心臓持ってかれた感じで読んでいたので、クライマックスなんかはもうハラハラして。
良質の作品を読んでいる時の緊張感がずっとあったので、ラストで本当にほっと一息つけました。
希望のあるラストで良かったです。
とても素晴らしい作品でした!
作者からの返信
最後までお読み頂き、☆までもありがとうございます。
結構な文字数で「うおっ……」って身構えますよね。私も他者様のを見るとそう思います。やはり文字数が多すぎるのは良くありませんよね。
それでも没入感が得られたということで、そこは大変うれしく思います。感じられた「時間錯誤感」も、ちょっと意識した所なので、とても嬉しいです。特に時代は限定していないのですが、私の脳内ではかなり昭和感ありました。セピア色です。そういう意味で、スマホやメールなどの最新ワードは登場させないようにしてみました。
とても嬉しい感想で、心が震えております。
此度、本当にありがとうございました!
編集済
葉桜の君に 四への応援コメント
少女という限られた期間の女の特徴を、見せつけられた思いです。
純心さと冷酷さをあわせもっているのが、少女だと思います。あと潔癖さも。
こどものように笑った後、この桜子は葉太をいたぶってますよね。
いいですねえ。太宰の小説に出てきそうな少女です。
あと表現で気になったというか、わかりずらい個所が。
>しかし、その顔ははっきりとは見えません。あまりにも近すぎるということと、ちょうどその頭が影になって、陽光をその背にした私の視界では、それを認識することができなかったのです。
ここ陽光は、葉太の顔を照らしてるのですよね。陽光を背にしているのは桜子ですか?でも、「陽光をその背にした私の視界」とくると、葉太の背に陽光があるように私は感じてしまいました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
少女のその深みというか危うい所が、魅力なのでしょうね。青春小説しかり、ラノベしかり、その潜在的な魅力があるからこそ、女子高生という世代がフィーチャーされるんだろうなぁと。
▶太宰の小説に出てきそうな少女です。
超嬉しいです!!!
ご指摘もありがとうございます。
やっぱりわかりにくいですよね、そこ……。
『葉太目線で、太陽の中に桜子の頭が入り込んでしまって「後光がさしている」ような状態となり、輪郭部との明暗差がひどすぎて、顔が真っ黒でわからない、逆光みたいな状態』をなんとか描こうとして、失敗しているパターンですね(笑)
伝わらない時点でイケてないし、今端的に書こうとして書けてないので、ちょっとこの部分は研究が必要そうです。良い表現を探してみたいと思います!
葉桜の君にへの応援コメント
さてもさても小説家とは因果なものですね。
生意気なことをちょっとだけ。
伝えたいことは理解できるのですが、登場人物がゆあん様のセリフをしゃべらされているような感じを受けました。葉太と桜子の向こうに黒子のゆあん様が見えると言ったらいいのでしょうか。
作者からの返信
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
いえ、ズバリなご指摘だと思います。
個人的には「物語に喋らさせない」ことも目標にしていましたが、逆に没入しすぎて、私が喋ってる感は出てしまっているのかも知れません。今は気持ちが入りすぎているので違和を発見しにくいですが、少し立ってから俯瞰して見てみたいと思います。きっと「あちゃー……これは痛い……、やっちまった」となる気がしています。
こういう感覚的な部分は、執筆者は気付かない所で、かつ読者に悟られると大分恥ずかしいというかまずい事だと思うので、ご指摘頂いた事は本当に嬉しく思います。ありがとうございます!
是非に、今後とも宜しくお願いいたします。
葉桜の君にへの応援コメント
いい感じで爽やかに終わりました。素晴らしいです。過去の恋人との話をごく薄めて、もっぱら葉太と桜子の現在の関係に重点を置いた純愛物語になっていますね。
作中にもある通り桜と葉桜の境なんて曖昧なもんです。それは見た目の違いでしかない。桜自身は自分の見た目を気にしていない。作家の作風なんてものも利便区別のために周囲が勝手にそう決めつけているだけだなあ、と思いました。桜子(に限らず誰にでもあるものですが)の二面性もしかり。
つまり何が言いたいかというと、重厚な筆致で葉太と桜子を綿密に描写した格調高い純文学を書くのがゆあんさんの作風だ、というのは勝手に周囲が決めているだけ、Tバック勝負下着で回転受け身系のノンストップナンセンスストーリーを書くゆあんさんもまたゆあんさんでしかありえない、そういうことなんだろうな、と思ったわけです。
個人的には公園の老桜が超高ポイントでした。公開済み葉桜作品の中で老桜が明示で出たのはこれまで私だけだったんですが、やっと追従してくれる人が出て来てくれた、と安心しました。夜桜はまだ出ませんけどね。
ところで最後に出てきた「白梅の帽子」という表現ですが、「白梅色」の帽子のことでしょうか?桜の描写もりだくさんのところにひょいと梅が出て来てびっくりしたのですが、具体的な色のイメージ浮かびません。淡い梅色っぽいのを想定されたと思うのですが、それは紅梅の色です。白梅ってほとんど白なんです。普通に白い帽子とかじゃだめなんでしょうか。ないしはごく淡い桜色とか。
作者からの返信
コメント&お星さま、ありがとうございます!
私の古傷である中二病が生み出した作品にも言及して頂いてありがとうございます!
老桜はインスピレーションを頂きました。確かに若い桜と歴史のある桜では貫禄が違うよな、という風に思いまして。本人たちの五年間はとても早くかつ激動でしたけど、桜は変わらずそこにあるよね的な雰囲気で採用いたしました。
白梅、やっぱり無理がありますよね。やや黄ばんだ白を表現したかったんですが、無理やり感がありますよね。ひっかかりすぎる要因だと思うので、思いきって普通に白とかそんな表現に訂正しようと思います。
ご指摘ありがとうございます。
文字数が多くご負担を掛けてしまいました。此度、ありがとうございました!
葉桜の君に 拾四への応援コメント
おおお、素晴らしい。男の生きざま見せてくれましたね、葉太先生。
桜子、自信がすごすぎます。「必ず小説家として帰ってくる」ですか。
これは「売れる小説家」という意味ではないから言えるのですね。
誰も読んでくれなくても葉太一人が読んでくれればよい。葉太一人だけのために物語を書く、そういう宣言なんですね。極論すれば書籍化作家になる必要すらない、ということですか。なるほどですね。深い。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
小説家に憧れる人からすれば、「なんつう傲慢な発言だ!」と思えますよね。私も思います。
この時の桜子がどの程度のスケールで言っているのかはわからないですが、高校生ですから、根拠のない自信を元に(加えて葉太と言葉を交わしてテンションあがった)言い切っている可能性もあるかなと思っています。
でもご指摘の通り、根幹は「私が書く理由はあなた」ということなのだと思います。
葉桜の君にへの応援コメント
小説に限らず、人がなにかを成そうとするとき、その意味を他者にあずけてしまうのは幸せなことであり、はてしない地獄でもある。あらためて、そんなことを思いました(役者時代、地獄におちいりましたw)
なにはともあれ、透明な空気感と重厚な物語。二人の未来を応援したくなるラストもよかったです。完結お疲れさまでした!
作者からの返信
コメント&素敵なレビュー、本当にありがとうございます。
野々ちえ様は役者様だったのですね。私も音楽家として、そのお気持ち、通づるものがあります。預けてしまえた時の人の強さは計り知れないですが、失った時が悲惨ですよね。廃人同然になった人を幾度も見ました。私もその一人です←
此度、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
今後とも是非によろしくお願いいたします。
葉桜の君にへの応援コメント
これは重厚な傑作が誕生しましたね♪
おみそれしました☆
企画主様がガチで優勝を狙いにくるのは、ちょっと大人げない気もしますが。
それにしても、途中で弱音を吐いてた方は、みんな傑作を書き上げてしまうのですね。
それはまあそれとして。
完結お疲れさまでした。
作者からの返信
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
最後の展開、ご満足頂けましたでしょうか。
最終回は割と最初の方に決まっていたので、こういう形でまとまったのですが、皆様を納得させられる最後が描けたかというと、不安が残っています。
それでも最後までお読み頂けたことがとてもうれしく思います。
あ、優勝は狙いに行っていないですよ(笑)
今の私にできる全力では、挑ませて頂きました。
此度、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
葉桜の君にへの応援コメント
険しいと知っていて、それでも最後は作家の道を歩むことを決めましたか。
教師失格だと言っていた葉太ですけど、桜子にとって掛け替えの無い恩師ですよ。
全体を通して思ったのは、話が濃厚!
桜子の悩み、一言で表すと『小説家の道に進むかどうか悩んでいる』なのに、言い様の無い迫力があって、毎回物語に飲まれていきました。
桜子や葉太の選んだ道が、この先も続いていきますように。
作者からの返信
最後までのご拝読&★、大変ありがとうございました。
私自身、葉太のこの応援は教師としてはどうなのかと少し疑問には思ってはいたのですが、そうおっしゃって頂けてとてもうれしく思います。この結末は間違っていなかったんだなと、心が落ち着きました。
此度、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
葉桜の君に 拾参への応援コメント
とても面白いです。葉太先生が自分勝手なのが素晴らしい。そして桜子の読めなさ加減も良いです。予定調和ではないストーリーを作り、それをいつもと違う筆致で描く。執筆に苦労されているのも納得です。
現時点では私、最後の最後で葉太は桜子に叩きのめされるのかなと、ちょっと期待してしまっています。どうなるか楽しみです。
>安置
知らない使い方でした。辞書を引いてもちょっとピンとこずで、私にはこういうことは珍しいです。
>当の桜本人には関係がないこと。
「本人」となっているのにやや違和感でした。
引き続き頑張ってください。
作者からの返信
いつも応援コメントありがとうございます。
最終話まで更新いたしましたので、お付き合い頂ければと思います。
執筆はそうですね、やはり相当に苦労してますが、成長に結びつくと信じてチャレンジしております。がんばるんばです。
安置▶安堵の誤字でした。
>当の桜本人には関係がないこと。
「本人」となっているのにやや違和感でした。
ここは修正いたします。
いつもご指摘ありがとうございます!
葉桜の君に 拾参への応援コメント
一流大学への進学希望。教師という立場から見れば喜ばしいものではありますけど、彼女の作品を、才能を、心の叫びを知る者としては、本当にこれで良いのかと思ってしまいますね。
これは春川桜子の物語なのだから、結末はちゃんと自分で決めるべき……というのが正しいあり方なのだとは思います。
しかし、彼女の心の奥を知ってしまっている葉太。ここで何もしないなんて選択肢は、ありませんよね。
葉太は彼女の物語に、どんな結末を用意するのでしょう?
作者からの返信
いつもコメント応援ありがとうございます。
本当にそうですよね。自分の推薦枠で一流大学進学者が出たとなれば、それは教師にとっても誉れでしょうし……。
結末にご期待頂ければと思います。
編集済
葉桜の君に 拾参への応援コメント
『決めきれないとだと』→『決めきれないのだと』
>そして、それを決めきれないとだとしたら。
>しかし私は、喪失感に苛まれていたのです。
>春川桜子という作家に、すっかり惚れ込んでいたのです。
『失望した』なんて思ってたくせに!
でも、桜子ちゃんの書いた小説は、ホントに凄そうね。
文学的素養を持つ桜子ちゃんのような人間は、高校生にして『小説を書く人(大人)』には決して書けない次元の物語を紡ぎだすのでしょう。
ゆあん様、あるいは他の方でも、このゆあん様桜子ちゃんの書いた小説『葉桜の私』の執筆(再現)に挑戦してくれないかしら?
とか安易に投げちゃったけれど、これは『小説新人賞を受賞するクオリティの作品』を、『春川桜子ちゃんの覆面作家として春川桜子ちゃんになりきって書かなければならない』という、難易度S級のものになってしまいますね。
自作で公募の小説新人賞を受賞する方が、よっぽど簡単そう。
>ですが、もしその一方を選ばなければならないとしたら?
そして、それを決めきれないとだとしたら。
それを誰かに決めて欲しいのだとしたら。
物語の結末を決めるのは、彼女自身でないとしたら――。
いったい誰がそれを決めるのか。
もっとも彼女を「観測」しているのは――
桜子ちゃん、凄い技を放っていたのですね?
葉太先生に、決定権を与えて逃れられないようにしていたとは!
自分以外の人間に、進路の、人生の決定権を与え、その決定に従うつもりだとは。
それは破滅的な生き方に見え、一方で覚悟を決め貫き通すという強い決意をも感じるのです。
でも桜子ちゃんの本心は、大学進学を望んでいない。現状は、望んでいない道を本人に歩ませる選択をしていることになりますね。
なんという重厚感のある物語運びなの?
他の方で、重いテーマを扱った作品は いくつも拝読しましたが(たとえば、野々ちえ様作品は『重いテーマ』を『軽い筆致』で読ませています)、このような重厚感の作品は初めてです。
これは傑作が生まれる予感大。華麗なジャンプを見せて、あとは着地を決めるだけ。いけるか、最高得点☆
作者からの返信
コメント応援、ありがとうございます。
確かに! 春子が書いた作品の再現は、私自身も見てみたいです。
でもあれを誰かにお願いするには……
共感できる相手が少ないからこそ、その対象となった葉太には重い選択がかせられてしまいました。今後どうなるのでしょうか。
ご期待にそえるかわかりませんが、頑張りたいと思います!
編集済
葉桜の君に 拾弐への応援コメント
『感の良い』→『勘の良い』
>感の良い彼女です、思うところがあれば、自分で答えを導き出すことはできたでしょう。
>「小説家になっても、私といても、あなたの孤独はなくならない」
葉太の こうげき
桜子に 35のダメージを 与えた
>「――一人前の『小説を書く人』になっている、とでも言いたいのですか。今の先生のように」
桜子の こうげき かいしんのいちげき!
葉太に 486のダメージを 与えた
葉太を やっつけた
桜子は 経験値720 391ゴールドを 手に入れた
この攻防は面白い♪ 桜子ちゃんの圧勝でしたね。
葉太先生、このまま引き下がってはダメですよ? 捲土重来を期待します☆
葉太先生、頑張れーっ📣
作者からの返信
いつも応援、本当にありがとうございます!
ご指摘、早速修正いたしました。
この攻防は、特に桜子が怯んでいないことが特徴ですよね。
私が仮に教師だったら、こんな性能を持っている生徒とは対峙したくないです(笑)
葉桜の君に 拾弐への応援コメント
妥協的に教師という職業におさまっている。それが悪いとは思いませんけど、今の先生では小説家を目指す桜子に送る言葉が見つけられないのも、無理はないのかも。
桜子の抱えている悩みの答えは、自身がたどり着けなかったものの答えでもあるのですから。
桜子からぶつけられた言葉は、心にに響いたでしょうね。
読んでいるこっちの無願いたくなるくらい、痛みと叫びに満ちた言葉でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですよね。夢を諦めてそういう仕事についている人もいるし、何が悪いとか何が良いとかは言えないことですけれど……
贈る言葉が無いですよね。そういう立場の人からすると。
共感して頂けてありがとうございます。最後までお付き合い頂ければ幸いです。
編集済
葉桜の君に 拾壱への応援コメント
ああ、この葉太先生の気持ち分かりますねー。ワクワク感がなくなってしまう、想定の範囲に収まってしまう。私が学生時代に最も軽蔑したことでした。しかし、今の自分はどうでしょう。想定内に収まることを目指して生きてますよねー。歳を取るってこういうことなんですねー。
でも、それをそのまま桜子に言ってもダメなことは葉太も分かってて話してますね。「どうせ君には理解できないだろうけど」って言葉が隠れてますからねー。
で、秋田川葉光ってなんだ?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
葉太の気持ちに共感頂いてありがとうございます。
私も同じですね。器用にいきることができるようになった、と考えるべきなのでしょうか。
秋田川葉光は葉太のペンネームです。初出ですが、葉太が文学に明るいことだけは示唆されていたので、ここで確定した感じです。
葉桜の君に 拾壱への応援コメント
>予想通り。彼女の言葉が、私の想定の範囲を超えないこと。
それは酷く私を落胆させるものでした。憤りすら、感じさせました。
葉太先生は勝手に、桜子ちゃんを過大評価しては失望してますね〜。優れたところも未熟な部分も、総てひっくるめて春川桜子ちゃんなんだと思います。ありのままの彼女を見てあげて?
>「小説家になるにも、教養は必要です。君はまだ若い。これから多くのことを、在学中にも、そして進学先でも、もっと言えば社会にでてからでも学ばなくてはなりません。そうして得たものは、必ず小説にも生きてきます。無駄ではありません」
私は意図的に、教育者としての言葉を述べました。まるで用意された台詞を読み上げるように、それは自分でも驚くほど淀みなく出てきました。
これは正論ですね。おっしゃる内容は私も全くの同意見です。けれども……。
正論というのは、人の心にまったく響かないんですよね〜?
私はむしろ、葉太先生にがっかりしました。桜子ちゃんに対して落胆しておいて、自分のおっしゃることは、どこにでもいる凡庸ないち教師のそれではないですか?
このセリフは秋田葉太である必要がない。先生だったら誰でも言える。モブキャラの先生Aとか先生Bにだって言えますよね?
もちろん、ゆあん様がわかって書いてらっしゃるのは存じ上げておりますよん☆
最後に衝撃的な新事実が判明!
これまでも、それとなく仄めかされていましたが、これではっきりと顕在化しましたね。
桜子ちゃんのターン、そして、その後に続く葉太先生のターンに期待∞(無限大)です❤
作者からの返信
コメントありがとうございます。
しかしいつも驚かされるのですが、ゆきちゃんさんは実に読み込みが深いですね。素晴らしいと思います。
この葉太もまさしくそうで、台詞がスラスラ出てきたのも、体裁として用意されたある意味で定番のフレーズだったからで、自分で反芻しながら喋っていないからなんですよね。彼女に対する絶望から無意識的に距離を置いたことがきっかけで「教師っぽく接しなければ」と思ってのことですが、ご指摘の通り、「それお前である必要ないから」ということで、一種の逃げですよね。
ココらへんで葉太の浅ましさが浮き彫りになってくると思います。
今作の葉太は皆様の期待に添えない人物像だと思います……
ですから内面を書いてみたかったんですけれどw
葉桜の君に 拾壱への応援コメント
私も葉太、めんどくさいな……と思ってしまいました。しかし彼の述べることは正論のようでもあり……と読み進めたところでラスト一行です。桜子の大逆転でしょうか。考え方の違う二人のぶつかり合い、結末がどうなるのか気になります(気になって冒頭を読み返してしまいました)。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
めんどうくさいですよね。恐らくオレンジ11さんの中で、「あ、この葉太は大したことない男だな」と思われたと思います。
さて、桜子がどういう行動を起こしたのかは冒頭で語られていますが、
そこに至るまでどういうやり取りがあって、なぜそうしたのかこの後で語りたいと思います。
葉桜の君に 拾壱への応援コメント
自分の想像を超えた存在でないと興が醒める。
面倒くさい感情ですね。
そういう幼さも含んだアンバランスさも含めて桜子を認めていたのだと思っていましたが……。
最後のペンネーム。葉太先生も作家だったんですね。
誤字報告です。
「きっかでしかありません。」⇒「きっかけ」でしょうか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうなんです。めんどうくさい質なんです。
ここで、「葉太は立派な先生だ」という評価が、大きく覆ったと思います。
葉太は作家だったから、桜子と共感できた部分もあるし、
好奇心の対象として見れていたから、熱を持って接することもできていた。
けどふと、冷めてしまったのだと思います。
そんな立派ではない先生が、桜子とどう接していくのかを見守っていただけば嬉しく思います。
葉桜の君に 拾壱への応援コメント
あ、ここすごいわ。
印象的なラスト。
桜子の描写に入ると、世界が鮮やかになる。
それは秋田にとってそうだからなのか、作者さまの計算なのか。
秋田先生は怖くないけど、桜子はスリルを感じるキャラだあw
ゆあんさんはフレーズ評価OKではないのですね? では、引用は避けますけども、桜子が退学したい旨、打ち明けようと、秋田のコート(?)のすそを握るシーン。
桜子の真っ赤にかじかんだ手が思い浮かび、少女のいたいけさを表すのにこれ以上のものはないと感じました。
男性が気になる女子の仕草で、すそを握ってくる、というのがあったと思います(調べました)。
そういった表現を連発されたら、さすがに飽きたと思いますが、ここぞというときにきたので、さすがと思いました。
そして、そのシーンを置いたあとで、「彼女」が「ただの少女」になってしまった、とありますから、うなるほかなく。
前のページで何に、なぜ世界に絶望していたのかが、余計に気になりました。
桜子はそもそも、簡単に絶望する性質だったのかということも気になります。
根性が座ってるのかどうか、ということですね。
そしてなぜ、小説に希望を抱けるのか、それは書いてありました。
かいてありましたけれども、その光は、絶望の闇が濃いほどまばゆく輝くはずではないか、その闇があいまいだったよと付け加えておきます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
企画主でありながら、フレーズ評価OKタグ追加を失念……←
お気遣い頂いたのに申し訳ありません。早速タグ追加。
いたいけな少女でございました。ゆえに、
「あれ、普通の女子高校生だ」という「勝手に」残念がっている。
なぜなら葉太も作家だから、そういう意味で浮世ばなれしているんですよね。好機の対象を一番に考えてしまう身勝手さがあるのです。
まさにご指摘の通りで、絶望の闇が深い方が、光に手を伸ばしたくなる彼女の心境を描きやすく、読者も共感しやすいですよね。
やはりあちらも改稿せねば……
がんばります!
葉桜の君に 拾への応援コメント
桜子の満たされない想いが、同じ思いをしている人に言葉を伝えたいと突き動かして、心を振るわせられる小説を作り上げているのでしょうね。
しかし桜子には、気を抜いてしまえば壊れてしまうような危うさを感じます。
葉太は彼女の心を、支えることができるでしょうか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
▶しかし桜子には、気を抜いてしまえば壊れてしまうような危うさを感じます。
読み取って頂きありがとうございます。最初はどこまでも余裕で掴みどころのない生き物に見えていたのに、彼女が見えてくると、そういう印象に変わってくる。それが描きたかったので、嬉しい限りです。
葉太の葛藤に引き続きお付き合い頂ければと存じます。
編集済
葉桜の君に 拾への応援コメント
『男子教師』という言葉は初めて拝見しました。ここは普通に、『男性教師』で良くなくなーい?
>女子生徒と男子教師がこそこそとやり取りをしているのは、どうしても良い印象にはなりません。
>私は次第に、彼女の小説を拝読することが、楽しみになっていきました。
私も拝読してみたいです☆
>次第に彼女の心の内を理解できるようになっていました。
これは良いことなのか、悪いことなのか?
>だから、気が付かない訳はありませんでした。彼女の心が、軋んでいることに。
このことに気付いた葉太先生は、どう思ってるんだろ?
桜子ちゃんの心が軋んでいるのを楽しんでいるんだとしたら、葉太先生はただの鬼畜です★
だとしたら、どのような感情を持っているのかな?
敢えて、ここで続きにするとは、ゆあん様は焦らしプレイの名手ですな♡
>彼女が世界に合わないのではない。世界が、彼女に置き去りにされているのです。
ここ、葉太先生は桜子ちゃんを過大評価し過ぎな気がします。
高校生くらいの女の子に置いていかれるほど、世界は薄っぺらではないのでは?
世の中もっと層が厚いよ? 凄い人いっぱいいるよ?
一例を上げると、小学生で『量子力学』の教科書を書いた人がいます。
それだけでも凄いのですが、この本は既存の量子力学の教科書の不備をついて書かれています。
すなわち、一般向けに『量子力学』を説明した本と大学で学ぶ『量子力学』の教科書では内容的な乖離が著しい。彼はそこを埋めるべく、教科書を書いたのです。
はっきり言って彼の学力は一般の大学生のそれを遥かに凌駕します。たぶん私の一億倍は賢い。
そんな彼でも、中学高校と真面目に通って大学行くんでしょうね。
『12歳の少年が書いた量子力学の教科書』 近藤龍一著(Kindleでも買えるようですが、理数系によほど自信がある人以外は買ってはダメです⚠ 『ブルーバックス』か『ニュートンムック』くらいにしておこう)
また、将棋の藤井聡太七段は、近藤少年に匹敵する天才ですが、真面目に高校に通っています(高校に行かずに将棋に打ち込んでいれば、もっと凄い記録を打ち立てた可能性もあります。なお彼の2019年度対局料は2108万円で第9位となっています。高校通わず、将棋に打ち込んでいたら収入が倍増してたかもしれません。それを承知で彼は高校に通っているのです。成熟してるなと思いませんか?)
私はむしろ、桜子ちゃんは未熟だと思っています。高校生活に合わせるのですらストレスを感じているのに、社会に出て大丈夫なの? と。素晴らしい小説を書けたところで立派な社会人になれる訳ではありませんからね?
その辺のところ、葉太先生がどうケアしていくのか?
最終的に桜子ちゃんは、高校中退という道を選ぶことが冒頭で既に示されました。
その決断が純粋に『桜子ちゃん、頑張って!』と応援出来るモノなのか、『高校くらい出ときゃ良いのに』と思わざるを得ないものなのか?
現時点での私は、後者に与(くみ)します。一年やそこら早くスタートするメリットよりも、デメリットの方が多いのではないかなと。
ここのところ、ゆあん様の力量が問われるでしょう。
率直に言って、ラストは純粋に『桜子ちゃん、頑張って☆』と応援したいです。
納得の出来るラストに是非仕立て上げて下さい(ハードル爆上げ💣)。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
さすがのご慧眼ですね! いつも驚かれます。
確かにここはあまりにも過大評価しているし、大げさすぎる評価です。
つまりそれほど、今の葉太の日常に春川桜子は大きな割合を締めてしまっているのですね。それに葉太が気がついていないことが、ここでいう問題なのです。
またこの表現は、ご指摘の通りで、俯瞰すると「そんなん彼女がずれてんでしょ。その程度のこと合わせられなかったらこの先どうすんのよ」って話なんですけど、彼女を贔屓目にみた存在が彼女を主語にして語ろうとした時の表現です。
ですからご指摘は完全にそのとおりで、後半で述べられていることもまさにその通りです。
▶素晴らしい小説を書けたところで立派な社会人になれる訳ではありませんからね?
ここです!
ネタバレになるのであまり言えないのですが、ここが本質だと思っています。
その上で、教師として、男として、春川桜子に葉太はどう接していくのか、という所を、お楽しみ頂ければと存じます。
しかしハードルあがったなー……笑
編集済
編集済
葉桜の君に 拾への応援コメント
思春期の悩みばかりでなく、いろいろあったのだな……それが糧になるから、小説家なのかもしれない。
*追記。たまには実になるようなことを言ってみたい気持ちがしたので再訪です。
>春川桜子は、世界に絶望している。
こちら、印象的な一行ですね。
次の文は改行して、改めて書き連ねて(?妙な言い方。堪忍!)あるからには、これは強調なのでしょう。するとです。
読者は(わたくしは)ここが肝心だ! と思って続きを拝読いたします。
すると、なんだか文章がきりりとしていない、と感じます。
なぜでしょう。
なんだか、集中が乱れる。
それは書き手の仕業なのか? 違います。
ちがいますけれども、ここでぐっとひきつけていただかないと、作品として締まりがなく見えるのです。
具体的な方法論を示すことはかないませんが、声に出して読むなどして、リズムを整えられてはいかがでしょうか。
読者に(わたくしに)なぜ、桜子はこうまで絶望しているのか!? ああ、なんということだ! と――訴えかけてくれないかなと。
あまり、情に訴えようとすると、醒める方もあるでしょう。わたくしもそうですが、であればこそ。
真に、本当に、鬼気迫る事態を「絶望」という単語に込めてくれはしないかと期待するのです。ちなみにわたくしは絶望を書くときはその単語を使いません。
秋田先生は、桜子が他人だから、外から見てしまうからそう言い表してしまうのではないの? 内面を観ていて、そこまで平凡な感想を抱くのか、ありきたりな単語で埋め尽くして、それで納得せよというのはあまりに残酷に切り捨てているようでもあるし、乱暴だと感じます。
内面同士でつながってる間柄のはずなのに、他人はいついつまでも他人なのでしょうかね。
長くなりました。
反論を待つ……。
*追記。
苦戦なすっていたのか。いや
ゆあんさんにもそんなことがあるのですね。
どなたかがハードルを上げてるせいではないでしょう。
それだけの手間と労力をさくだけの価値のある、意欲作であるからでしょう。
一晩でUPしてしまうわたくしには知る術もありませんが、これまでになんども驚かされた桜子たちですから、それだけ様々な苦心をされてきたと思います。
さて、再再訪の理由ですが。
ゆあんさんを少し楽にしてさしあげたい。わたくしはね、
複雑な物事を簡単にするのが得意なんですよ。
でね、一つ二つ、思うところを述べさせていただいて、どうするかは
ゆあんさんにおまかせ、ということにしたい。
1つ、秋田が桜子を理解していく過程で、「全て」を知る必要はまだない。
2つ、桜子の中にある絶望が得体のしれない、ミステリアスなものであればあるほど、秋田を、読者をひきつける要因になりえる。
のではないかと、考えました。
要するに読者にも、秋田にも謎は謎として残しておいていいのではないかと。
桜子のブラックホールのような吸引力に秋田は参っているのでしょう? ならば、その桜子に畏怖を覚えてもおかしくないのでは? なぜこうもひきつけられるのかと、悩ましく感じても変ではありません、とあえて言い切ります。
わかりやすいから。
ゆあんさんが、わかりやすい方を選ぶかどうかはお任せします。
ある方は「わかりやすい=幼稚」ってこともある、とおっしゃってましたし。
小説は、作家にとっての戦場であると思うのですよ。
ですから、戦ってここまでこられた
ゆあんさんに、容易に水を飲ませてはさしあげられない。
一口飲んだら、力尽きてダウンしかねないと受け止めました。
むずかしい方の考え方も提案しておきます。
1つ、秋田は桜子にひそかな嫉妬の感情を隠している。
2つ、秋田は桜子にひそかな怒りの感情を抱いている。
3つ、秋田は、プレイボーイだ(爆)。
のようなことがあれば、秋田は無意識か、故意にか、桜子の人格を見損なう可能性があります。
歪んだ目で見れば人は簡単に物事や人を見誤る。
本当は理解してもいないものを、「すべて見切った」と勘違いすることもあるわけです。
それをこの回で表現することは、むずかしいです。
読者がそれを認識する前に話が進んでいる可能性があります。
ですから、これはIFのお話。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご返信遅れて申し訳ありません。
いや、実に鋭いご指摘だと思います。
リズムしかり、このあたりはまさに物語の中核に絡んでくる部分であり、重要な所です。葉太が、春川桜子という人物の像をつかみ、理解していくという過程なので、おっしゃる通りだと思います。
おそらく抱かれた部分は、そこを深く掘り進める上での、私の集中力がたりなかったことが原因にあると思っています。
もっと深く集中して没入できる頃に、この回に後半は改稿する必要があると感じています。実際更新までに日数が空いたのもここに苦戦したのが原因だったので……。
ちょっと色々考えてみます。その上で、タイミングを見てやります。
ここでドロップする読者がいるかもしれないですしね、そんなもったいないことは避けたい!
ご指摘、感謝いたします。
葉桜の君に 九への応援コメント
あいさつ文の作者が秋田だということを知らずに桜子は、あの小説を秋田に託したというように読めるのですが、それだとおかしくありませんか?
それとも、入学式の時は知らなかったけれども、後からそれを知ったんでしょうか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
現時点では知らない設定ではあります。
現代文でかつ担任である葉太は、彼女にとっては比較的接触の多かった相手でもあり、「数ある先生の中では」一番信用ができたので、小説の相談をしただけなのです。
ですがここで、あの挨拶文の作り手が葉太だと知り、作家としてのシンパシーみたいな物を双方に感じたのですね。小説を読んでもらって現代文の先生から添削を貰えればいいやくらいの期待でいたわけですが、抱えていた不安を指摘されたことも含めて、これをきっかけに、彼女は自身の夢を語り、本格的な指導をお願いした、という感じです。
ここで初めて彼女が本心をさらけ出したことで、葉太は初めて、彼女という人間を知ることができた、という幕引きにしております。
わかりにくい感じですかね……。
少なくとも説明しないと伝わらないようでは私の技量はまだまだです。
このあたりがちゃんと伝わるように改稿してみたいと思います。
葉桜の君に 九への応援コメント
いよいよ二人で作品を仕上げていくのでしょうか。まだ先が読めません(私は作者に翻弄されるタイプの読者です)。
この辺り、もうちょっと整理できるかな? と思いました。単語の重複が多いような。
>残業を終えて夕暮れの公園に向かえば、桜の木の下に、彼女はいました。残業は意識的にしたものではありませんでしたが、すでに夕暮れ時でしたから、
>そのあまりの眩しさに、目が眩んだのです。
(これはこれで良いのかなと思いましたが一応です)
重箱の隅をつつくような感じですみません。文芸調だと気になりやすいのかも知れません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご指摘の通りですね。重複表現ばかりだ……。指摘されるまで気が付かないものです。
いえ、実にありがたいご指摘で、この手の文芸調はやはりきめ細やかさがあってこその没入感とか表現だと思うので。将来読まれる方が「?」と思われるところは極力削減したいですから。いつも、ありがとうございます。
編集済
葉桜の君に 九への応援コメント
『いましました』→『しまいました』
>「結果、ぶさいくな文になっていまいましたけど」
『彼女その背中』→『彼女のその背中』
>私はずっと感じていたことを、彼女その背中に向けて、告げました。
ふと、思ったのですが。
葉太先生、今更ですか? 小説を渡された時点で、少なくともそれを読み終えた時点で、桜子ちゃんの小説家を志す想いは明白ではありませんでしたか?
人をからかうために書かれた『なんちゃって小説』でなかったことは、一目瞭然に見えたのですけれど。
桜子ちゃん、長い間放っておかれて、可哀想に★
なんですか。放置プレイですか?
葉太先生は放置プレイを嗜むドSティーチャーだったのでございますね。
遅きに失する感はありますが、あらん限りのチカラで桜子ちゃんの助けになってあげて下さい☆
作者からの返信
ご指摘感謝いたします! さっそく修正!
後に語るつもりなのですが、葉太先生は「小説を書きたい人」と、「小説家(プロ)になりたい」とは別のことだと考えている人なのです。
って、ヒント出しすぎですかね。
放置プレイですよね、本当に!
この間の桜子の悶々とした日常を描くのも面白いかもしれません。
編集済
葉桜の君に 八への応援コメント
>水泳着から溢れ出た水が彼女の体を滴り、股の間の柔らかな部分で水滴となり、私の足の爪の上で弾けました。
普通は太ももの方に垂れていきませんかね〜? ただ、問題はそこではなく、それを葉太先生が見ていたってことですね。
どこ、見てんの〜っ!
動揺しまくりではありませんか? 教師として与えられた仕事も出来ないようでは、先生失格だと言わざるをえません★
葉太先生には、『めぞん一刻』でも読んで、勉強して頂きたいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「ありがとう水」という言葉が一部の界隈にはあるらしく(後輩くんから聞いたんです!私が詳しいわけじゃないんです!)、その人の体型によってなんでしょうが、大変ありがたい……いや、なんでもないです。
めぞん一刻!!! 金字塔的名作じゃあないですか!
先生は読むべきですね。桜子のことを言う前に、自身の内向的すぎる部分とも向き合ってほしいものです。
葉桜の君に 七への応援コメント
拝読させて頂きました。
葉太の心情を考えると、前回の『海のキラリ』の際、わたしが魔女っ子ゆきちゃんの作品を読んだ時、ふざけた──ゲホゲホッ!、作品に合わせたコメントをするか、企画に合わせた真面目なコメントをするかで超悩んだのと同じかと……。
えっ!違う……(ヾ(´・ω・`)
失礼、いたしました。静かに読ませて頂きます。(>_<)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まさにそんな感じですよね。「心理描写がイイね!」「エロくていいね!」と明るく持ち上げるべきなのか、シリアスに受け止めるべきなのか……
多分悩んだと思います。
そして葉太は残念ながらふざけたキャラを演じる能力がない……
今後もお楽しみ頂ければ幸いです。
葉桜の君に 七への応援コメント
この回、抜群に面白かったです!
>例えば、今、消しゴムを落とした女子生徒は、わざと際どい所に落としているのではないかと。
中でも特にここ↑が気に入りました。葉太先生の動揺ぶりがすごいです。
葉太先生がいつの時代の何歳で、誰に対してこの物語を語っているのか、すごく気になります。早く結末を知ってすっきりしたいです。
一点気になったところが。
>あれは、作家という、何かを作り上げる、そういう生み出す側の人間が、同じ土俵に立つ人間との対話を望んだ結果だ――。そう考えるのが普通です。
「同じ土俵」に立っていると葉太が考えるのはやや不自然かしら? と思いました。
「作家という、何かを作り上げる、そういう生み出す側の人間」という表現から、「作家と自分とは異なる人種」だと葉太が考えているように私には感じられたのです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
気に入ってもらってよかった!
個人的に、オレンジ11さんは私の作品の中でも、「主人公が掘り下げ語ってる系」が面白いと言ってくれるように思います。会話文中心よりも、人間性や苦悩が垣間見れる方がお好きだったりされますかか?
そしてご指摘ですが、もうさすがとしか言えないご慧眼です。
もうドンピシャです。なぜそのような表現を葉太がしているのかを、後の展開でお楽しみ頂けばと存じます。
葉桜の君に 伍への応援コメント
>私はその言葉の意味を理解するのに随分と時間を要していたことが、
私「が」、ですかね……?
そして若妻。魔女っ子ゆきちゃんさんとのやり取りを拝読して、そんな理由が……! と驚きました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
文法直します。次の分で、~わかったとつながるので、「私はわかった」なのですが、間が長すぎて文法がおかしく気持ち悪く見えるのだと思います。ここ、自分でもあまりすっきり言っていないなと感じていたので、ちょっと見つめ直してみたいと思います。
若妻ははい、そうなのです。成人向けコンテンツでも「若妻」というタグがあるとかないとか……いえ、私は知らないのですがね!?
編集済
葉桜の君に 四への応援コメント
まったく先が読めず続きが気になります。
>私のとなりへ
ここは「隣」ですかね。少し後に「隣」があるので。
>まるで少女のような笑顔
桜子は高校生=少女だと思うので(何か仕掛けがあれば別ですが)、ちょっと違和感がある表現かも知れません。
>しかし、その顔ははっきりとは見えません。あまりにも近すぎるということと、ちょうどその頭が影になって、陽光をその背にした私の視界では、それを認識することができなかったのです。
>むしろこの公園の面積は、この桜の巨大な根がゆく場を確保するためにあるかのような、そんな気さえするのです。
上記2箇所、印象的でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
▶となりへ
即修正します!
▶まるで少女
勘違いしてました! ご指摘の通りです!
表現が思いつかなかったので、子供のような、に修正しました。直前で彼女が自身で「女性の特権」と大人びた発言をしていることへの、カウンターとしてギリギリセーフ……か際どいです。
印象的箇所もありがとうございます。
前半の部分は、もう少し美しい言い方に出来ないかなぁ、とアイディア募集中です。
編集済
葉桜の君に 弐への応援コメント
文芸風に挑戦なのですね。
丁寧な語り口が返って何か事件が起きるのかなと、そして最後はどうまとめるのかなと、気にさせますね。
>足並み
この使い方をするのですね。足並みを揃える、などのように集団での歩行のみに使われるかと思っていました。気になったので一応……細かいことをすみません。
>事実、その姿を目に追うものは他になく、
入学式の最中とすると、みんなじっと立つか座るかしており、桜子の姿を目で追っているかどうか葉太が断定できるかな……? と思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。そしてお読み頂き嬉しいです。
そうなんです。また新しい手法を取り入れたくて、こねくり回しています。
▶足並み
たしかにおかしいかも。足取り、が正解かもです。
でも足取りだとなんとなく自分のイメージと一致しないので、言葉をたくさん調べて見ます。ご指摘ありがとうございます。
▶事実
ご指摘の通りですね。「自分はめちゃ注目してるのに、周りはそうでも無さそう」という部分を、綺麗に伝えられるように文章整えてみたいと思います。ご指摘感謝です。
葉桜の君に 七への応援コメント
よーたセンセー、DTなんですかぁー?
その程度で動揺しちゃうなんて、面白ーい♪
古来より人々は芸術と称して、エロースを表現してきましたよね💜
例えば絵画などは、天使だ女神だ妖精だといって、どれほど裸の女性を描いてきたのか?
ボッティチェリ氏の『ヴィーナスの誕生』など、貝の上に半裸の女性(女神様)を描いているのだけれど、その貝が女性器を表しているらしい。
エロースぶっ込み過ぎやん! さりげに手ブラ(手をブラジャー代わりにして胸を隠すこと)で、現代人の流行にも対応してるしw
小学校の5、6年生の頃に、父の職場(船、セメント貨物船🚢)に遊びに行ったのですが、父の部屋にはいわゆるエロ本をスクラップしたのであろう裸の女の人の切り抜きがたくさん飾ってあって、どきどきしながらも、じーっと見ちゃいましたね💓 それまでそおゆうモノを見たことなかったから。
女の子だって興味はあるのです。
つーか、小学生の子供が来るんだから、隠せ、隠せ! 今なら児童虐待で通報モノですよ?
>例えば、今、消しゴムを落とした女子生徒は、わざと際どい所に落としているのではないかと。
や〜ん♡ 性職者……あら失礼、聖職者が何を考えているですかぁ? チョー、ウケるんですけれど♪
桜子ちゃんの小説は、ここまで葉太先生を悶え狂わせているので、大性交……ごめん、間違えた。大成功ですね☆
作者からの返信
コメントありがとうございます!
DTではないかも知れません!(笑)
とは言え、ここまで性に対してオープンな、それも内面的に掘り下げていくタイプのの女性とはお付き合いしたことが無かったのかも知れません。
女性の方が早熟ですし、冷静に考えれば、そうでもおかしくないのですけれど、「そこまで考えてなかったし、覚悟してなかった」というのが本音だと思います。
付き合った彼女から「私昔AVにでたことがある」と聞かされるのと、「そのAVを実際に見てしまった」とではインパクトがまるで違うと思うので……。
でもこれで葉太先生も性職者……もとい、聖職者としてしっかりと考えないといけませんね! 葉太の肝に期待しましょう!
葉桜の君に 伍への応援コメント
興味津々で読んでいます。どんな展開が待ってるのか想像できなくてわくわくします。
ところで、他人の文章を指摘できるような国語力はないのですが、文中の「呼び止めるわけにはならない」という表現が引っかかってるのですが。「呼び止めるわけにはいかない」か、「ならない」を使うなら、「呼び止めることにはならない」になりませんか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご指摘、もっともだと思います。修正いたします!
最初は「呼び止めるわけにはいかない」だったのですが、なんとなく俯瞰してみた時に、ちょっと古臭くて日本語として今風ではない表現があってるような感じがして、文法無視でそう改変してしまったのですよね。どう見えるかなーって思っていました。
そして案の定ご指摘を頂きました ←
ご指摘頂いた時点で、読者の意識が変な所にそれてしまうという意味で、良い部分だとは思いませんので、ご指摘のように修正したいと思います。
貴重なご意見、ありがとうございます!
葉桜の君に 伍への応援コメント
おおっ、なんと! 昔の恋人にそっくりとな?
……って、存じ上げておりましたよ〜♪
バレバレ……というか、それ入れないとレギュレーション違反で退場ですからね?
>顎をさすりながら考察する私に、彼女は我が子を諭す若妻のように、しかし悪戯心が見え隠れする少年のような、絶妙な表情で言いました。
艶っぽい表現発見!
『若妻のように』って、学校の先生が受け持ちの生徒に使って良い表現とは思えないのですが? 敢えて、『母親のように』ではなくて、『若妻のように』としてあるんですよね?
しかも、対となる部分が『少年のような』ときた。
『少女のような』で良いはずなのに、なぜ性別を逆転させたのであろうか? 真意が見えない。
はっ! まさか、桜子ちゃんは実は男性で、性別等を偽(いつわ)って入学してきた……って、物語では時々ある展開だけれど、どうなのか?
って、『下手な考え、休むにニタリ(似たり)クジラ🐳』ですね。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
さすがのご慧眼です。
この表現は、葉太の男性としての人間性を出すために、選んでみた言葉です。男性からみた女性表現で、葉太はこの時点で、教師として適切に彼女に向き合えておりません。そのせいで、出てきているワードとなります。
母親と一口に言っても随分年齢層に開きがあります。ここで葉太は、桜子の様子が年齢よりもかなり大人びて艷やかに見えており、母親だがたしかに「女である」という妙齢の女性像(エロティズム)を彼女に感じたのです。その態度や仕草は葉太を子供のように扱うニュアンスが含まれていたのもあります。
しかしその表情には、自身が少年時代に持っていた悪ガキとしての悪戯心が含まれていて、それは少女が誰かにちょっかいを出すものとは性質が異なっていたのです。
この時の彼女は、「若い美人ママ(10代で出産してそうな)が近所の男の子を面倒見良く見ているが、そこにエロさも母性も感じるし、しかし悪戯心にちょっかいを出しているよう(惑わせて楽しんでいる)にも見える」、という状態を、葉太目線で描こうとした結果、でてきてしまったものです。
現時点で葉太は桜子の人格や人物像を特定できておらず混乱しているのもあります。
実はこの部分は桜子の人物像として重要な部分でして、上記のようなニュアンスを正しく、しかし葉太という感性のフィルターを通した表現を模索しています。
何か、アイディアなどありましたらご教示頂ければとても嬉しいです!
葉桜の君に 四への応援コメント
『葉桜を頃を』でよろしいでありましょうか?
『葉桜の頃を』かと思ったのですが?
>葉桜を頃を通り過ぎ、若々しい緑が晴天との見事なコントラストを作る様は、なかなかに気持ちの良いものでした。
主語が……。
いえ、『目を見開いた』のであろうことは容易に理解出来るのですが、ちょっと違和感を感じてしまいました。
>私は驚きのあまりに思わず見開きそうになったのをなんとかこらえて、眉間に皺を寄せて体裁を保ちました。
>「学校に忍び込むため、です」
本当に、キツネかタヌキか妖精ではないでしょうね?
なんだか、人間ではないものに思えてきてしまいます。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。
葉桜の部分については他にご指摘を頂きまして、修正いたしました。お恥ずかしい。
違和感を感じられた部分については、ちょっと修正を検討します。今回は冗長にすることを目標にもしているのですが、こねくり回して文法崩壊している所も多数にあり、ここもその部分かと思います。
大変ありがたいご指摘です。
桜子にそんな印象を持って頂けて、これはこれで作者として嬉しいです。
更新をお待ちいただけますと幸いです。
編集済
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葉桜の君に 弐への応援コメント
ゆあんさん、ゆあんさん。
3~4月には出来上がるクラス生徒の名簿、関係者の秋田先生が、式の前に確認しないなんてことあるんですか?
原稿書いたなら、どこの中学から来ただれが読むのか、知ってそうな感じするけれども。
反論を待つ……。
*ああ、そうか。
そうなのか。
ってー、ここに書いてあることを、本文でちょぴっと入れてくれれば……くそ!
読み取れなかったぜ……。
作者からの返信
さっそくコメントありがとうございます。
ご指摘の側面も確かにあると思います。
しかし葉太は初担任なこともあるのですが、式典に集中していないので、点呼された代表生徒の名前を聞き逃しているのです。原稿は毎年同じものを使っていて、誰が読むかどうか、正直興味の外というか、そんな心の余裕が葉太には無かった、という設定にしています。また、ここでは語られませんが、なぜ自分で仕上げた原稿なのに誰が読むかに興味がなかったのかは、後に葉太の設定が明かされると、少し納得感が得られるかも知れません。
しかし名前を確認し、それが自身のクラスの生徒であるということを、名前だけでなく、人物像と一致させた、という演出でした。
違和感を覚えた読者様がいらっしゃるとうことで、少し修正を検討してみます。ありがとうございます!
編集済
葉桜の君にへの応援コメント
遅れてしまいましたが拝読しました。
純文学に挑戦された文体、かつ文字数も企画参加作品の中では多め、という中で読みにくさを感じませんでした。
読んでいて、どんどん物語に引き込まれていきました……!
文章もそうですが、構成がお上手ですね。
冒頭で、桜子が学校を中退したという結果を示し、そこから、この物語は桜子が学校を中退するまでのお話なんだ、と思わせてからの最終話の展開。
読んでいて「なるほど、そういうことか!」と驚きました。タイトル回収が鮮やかです。
扱われているテーマも、書き手である身としては考えさせられることが多く、何故私は小説を書いているんだろうと改めて考えさせられました。
素敵な作品をありがとうございました。
また、現在新しい企画『雪を溶く熱』がはじまっていますが、この場で『葉桜の君に』の企画運営への感謝を。
素敵な企画とその運営をありがとうございました&お疲れ様でした!