第22話 さあ、纏めよう我らの名を!



私の名前は大原小欄(おおはらこらん)


今日、この学校に転入してきた



前の学校では真面目すぎとか、つまんない奴とか言われてからかわれ上手く馴染めなかったけど…………大丈夫!!きっと新しい学校では真面目なことが悪いことじゃないってわかってくれるし、やり直せるわよね!!




そんな思いを胸に学校に向かう最中




後ろから何やらごろごろごろごろ音がしてきました。




小欄「ん?」







転「うわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!



誰か止めてくれええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




小欄「ヒッ!? 」




女の子が物凄いスピードで後ろから転がってきたのです





紅華転:どこまでも転がるローリングヤンキー少女






転「おげえええええええ!!!!!」




その勢いのまま学校の中に入っていきました。




小欄「💧」




私も学校の中に入ろうとした時です。




?「あれ?見ない顔だね」




小欄「え!? え!? どこ!?」




?「ここここ!!」





小欄「? わっ!?」





声がした上の方を向くと小柄な女の子が木ノ上に乗っかっていました!!





抹子「噂の転入生かな?



お祝いに獲れたてのディッキンソニアをあげよう!!」





小欄「い、いいから!! 古代生物上から落とさないで!!!!💦💦💦💦」






茶野抹子:アホの子野生児








慌てて学校の中へ



手続きをすませ私の入るクラスは1年つるりん組です。





つるりん組のドアの前に立つ小欄





小欄「(よし!! ここでやり直すんだ!!




いざ!! )」






ドアを開けた瞬間







ヒュンッ






グサッ!!





小型ナイフが物凄いスピードで小欄の横を通り抜いていった!!!!!!





小欄「あ、ああああああああ(ガクガクブルブル)」





風流「…………先生じゃなかったか」



小欄「い、いきなりなにするのよ!!!!!!」






辻斬風流:純愛切断フェチ少女





それを見ていた小雪が慌てる慌てる





小雪「は、はわわわわわ~!!!!!!


風流さんのナイフが見知らぬ方の横を~!!!!!!


はわわ~!!!!!!はわわわ!!!!!!💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦」





小欄「な、なに!?地震!?」




瑠璃香「その子が慌てる度に災害が起こるのよ」





小欄「どういう体の仕組みしてんのよ!!」





小雪「はわわわ!!!!!!大変です!!!!!はわわわ!!!!!!はわわわ~!!!!!!💦💦💦💦💦💦」




ゴゴゴゴゴゴ…………





小欄「だ、大丈夫だから落ち着いて~!!!!!!💦💦💦💦」






白河小雪:パニック災害少女





小雪が落ち着いたところで空いてる席を1つ見つける小欄





小欄「ああ、ここが私の席ね



よいしょっと」





?「ぎゃふん」





小欄「…………ん?気のせいかな


何か声がした気がしたけど」





霊菜「じー」



小欄を横から見つめる霊菜






小欄「な、なに?」




霊菜「…………申し訳無いけど、そこもう生徒1人いるのよ」




小欄「ん?欠席とか?」




霊菜「いいえ」





霊菜が指差すと同時に現れる





霊菜「幽霊が」




小欄の下敷きになってる魅龍が





魅龍「霊菜~だずげで~」






小欄「………………いやあああああああ!!!!!!」





紫陽花霊菜:霊感少女

旭魂魅龍:マジもんのロリばばあ幽霊





頭が段々とパニックになってくる小欄





小欄「なんなの!?



なんなの!?このクラス!!




本物の幽霊いたり!!ナイフ投げてくる女の子がいたり!!古代生物空から落としてくる女の子がいたり!!なんなのよおおおおおもう!!!!!」




小欄は大人しく座っている菊野を見て怒鳴ってしまう




小欄「なんであなたはいかにも普通そうなのに絶えられてんの!!!!」





菊野「え?そうですね…………」






菊野は笑顔を見せながら






菊野「皆さん個性があってクラスが賑やかでいいと思いますよ?(ニコッ)」




小欄「優しさの方向性が間違えてるから!!!!!!」





通橋菊野:普通ピュア少女




今度はタカシに向かって




小欄「なんであなたはおどおどしてる表情してんのに絶えられてんの!!!!」





タカシ「ぼ、ぼくですか!?


だ、だって…………」








タカシ「僕…………タカシですから」





小欄「表現の自由あるからー!!!!全国のタカシさんにも表現の自由あるからー!!!!」






タカシ:タカシはタカシでしょ?多分




そこでずっと黙っていた瑠璃香が机をドン!!と叩き!!






瑠璃香「ああもう五月蝿いのよあなた!!!!」




小欄「ひっ!?な、なによ!!」





すると小欄の方に行き彼女の喉元に槍を




瑠璃香「皆我慢してるんだから我慢しなさいよ…………騒がしくしてクラスの風紀を乱さないでくれる?



でないと……委員長として制裁を喰らわすわよ…………?」




小欄「ご……ごめんなさ……(これが委員長……?)」





海咲瑠璃香:猟奇委員長






宇意名「あっ!ようやく先生が来ました!!」





小欄「え?



ちょっと!!担任がこんな生徒達ほったらかして何処へ…………」






光と共に



天から




せーんせー♪






小欄「う、上から降ってきた!?」






神乃助「皆遅れてすまん!!


神様会議で遅くなってしまった!!」





小欄「(なにいってんだこの人!?)」






宇意名「神乃助先生は本物の神様なんです!!」





小欄「…………はい?」





転「いつの間にか神様の力取り戻したマジもんのかみせんなんだよ」






小欄「かみせん!?神様!?取り戻した!? なにいってんの!?」






天見物神乃助:本物の神様教師





小欄の前に来る神乃助




神乃助「そっか、きみが噂に聞いてた転入生か」




小欄「…………💧」





神乃助「びっくりしたろう、悪いな、このクラス全員人として軸がぶれている人間で構成された




いわゆるブレブレクラスなんだ!!」







小欄「(………………おおおおおおおおん!!!!!!)」




叫びにならない声で号泣する小欄





神乃助「しかし神界から君を見ていたけど…………こうも全員から被害を喰らうとは」






そして神乃助が放った一言










神乃助「君には………………





被害者役の素質がある!!!!!!!」






小欄「ひ、被害者役!?」




小欄の心を何かがぐさっと貫いていった






小欄「被害者役!!





まともにやり直せると思ったら






被害者役!!」





反抗する小欄





小欄「私は被害者役じゃない!!!!




まともに真面目に学生を起こりたい普通の生徒よ!!!!!!」






神乃助「フッ、だからこそだ」




小欄「え!?」







神乃助「君がまともで真面目であるからこそ被害にあったときに目立つ




寧ろ君がまともすぎるから










被害者役に向いてしまうんだああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」






ガーン!!!!!!



ガーン!!!!!!




ガーン!!!!!!






落ち込み小欄





小欄「そんな……私がまともなのがいけないの……?」




そんな小欄の手を優しく握る宇意名





宇意名「大丈夫!!まともなあなたが活躍できる場所、あるわ!!」




小欄「…………へ?」





すると宇意名の瞳が大きく開き!!謎の空間が!!




小欄「ひっ!?」





宇意名「飛び込みます!!」



小欄「ちょちょちょちょっと!?」





行き着いた二人の先は!!













カンブリア紀





小欄「………………なによここー!!!!」






宇意名「カンブリアの皆さん!!



ああ、大いなる人生の先輩の皆さん!!聞いてください!!




まともな女の子を連れてきたからもう大丈夫!!!!」





小欄「なに言ってるのこの子!!!!!!」






宇意名「きっとまともな彼女ならばあなた達を絶滅の危機から回避してくれます!!




ああ、まともに感謝!!



生きれる事に感謝!!




母なるカンブリアの全ての生命に!!海に!!感謝!!!!!!!!」







小欄「いやあああああああああああああ!!!!!!おうちがえじでえええええ!!!!!!」







宇意名・ス・セイントマリア:電波不思議少女








神乃助「…………今日の事で不登校にならなければいいけど💧」










































































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