第15話 ノーマル・イズ・ビューティフォー


朝のホームルーム


神乃助「今日は人として軸がぶれているお前らにお説教をする」



生徒達「…………?」





神乃助「入っていいぞ」


?「は、はい!💦」



すると教室に入って来たのはどこにでもいそうな見た目のごく普通な女の子




菊之「通橋菊之(つうはしきくの)です、宜しくお願いします」




転「なんか普通そうな奴が入ってきたなあ」




神乃助「………………」




その言葉に反応する神乃助



神乃助「…………それだよ」



転「あ?」




神乃助「お前らに足りないもの、彼女はそれを持っている」




霊菜「なによそれ」





神乃助「それは……」




そして神乃助は大きな声で












神乃助「[普通]だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」





生徒達「……………………」






転「前回のオチをまじで持ってきやがったなおい!!!!!!!!」




瑠璃香「大体何よ!私達は普通じゃないっていうの!?」




神乃助「………………」







神乃助「人を袋詰めにする一番ヤバイ人に言われてもねえ」






ズガビーン!!




瑠璃香の心に衝撃が走った





瑠璃香「やばくないわよね!?


私やばくないわよね!?」




いやヤバイだろ







神乃助「普通をなめるなよ!?



ぶっちゃけると普通キャラってのはなあ



めっちゃ優遇されるんだぞ!!!!」






菊之「あ、いえそんな💦💦」





神乃助は生徒達に指を指し




神乃助「普通がない時点で…………




お前達は全員彼女に負けなんだよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」






ガアアアアアアアアンンンンンン!!!!!!





クラス中に響き渡る絶望の効果音




それを聞いてしまった転達は泣きながら




転「ふ、普通になります!!」


霊菜「私達普通になりますから!!」



瑠璃香「どうか人気がないとか言わないでくださいー!!!!!!」




誰も言わんわそんなこと、なんて言わない



神乃助「いいだろう





さあ、修行の返しだ!!!!」






かくして、人として軸がぶれている生徒達の普通になるの猛特訓が始まった






そして2週間が過ぎた!!




さあ!修行のせいかをみせておやり!!




take1


神乃助「……朝ごはん、何食べてきましたか?」




菊之「えっと、ご飯とお味噌汁、それにおかめ納豆におかずは卵焼きですね」



転「ウシガエルの唐揚げ」






神乃助と転「(普通だあ~♪)」






take2


神乃助「昨日は何時に寝ましたか?」



菊之「えっと、そうですね、確か昨日は9時です



健康に気を使って大体いつもその時間には寝ていますね」




霊菜「寝ないわ、丁度丑三つ時ぐらいが幽霊達と出会いやすいのだから」






神乃助と霊菜「(普通だ~♪)」






take3


神乃助「このクラスでいじめがあったとします。あなたなら見ぬふりをしますか?それとも助けますか?」




菊之「後者ですね、いかなるときでもいじめはよくありません! 」




瑠璃香「見ぬふりをしつつ、委員長らしく放課後呼び出して自慢のランスで串刺し、血渋き、血みどろドロドロ



いじめられる者の苦痛を痛みをいじめる側も味わうがいいいい!!!!!!」




神乃助と瑠璃香「(普通♪普通♪)」






take4・5



神乃助「怪獣が現れた」



菊之「話し合って和解しましょう」



抹子「狩る!!!!!!!!」



小雪「はわわわ!!!!!!慌てて逃げちゃいます!!(その度起こる災害)」







神乃助「………………」










神乃助「…………普通ですよ?



普通だよな?」







転「つか神の力失って普通の人間になったやつが普通がなんだのかんだの偉そうに言うな」





神乃助「……………………」










神乃助「せやな」





終わり(なんだこの終わり方)









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