第3話 紅の華はどこまでも転がる

転「んー、おはよ」


起きて下に降りる転





そこには朝食を頂いている神之助の姿があった



神之助「おはよう、遅刻すんなよ、ア,オカアサンオカワリ」





転「サーッ」



青ざめる転






転「な、なんでてめーがうちにいるんだよかみせん!!!!!!」





転の母「実はいろいろあって家で居候することになったの」




神之助「そういうことだ!!なっはっはっ!!」





転「どういうことだよ!!



あーもういらいらすんなあ!!」





転は朝食もとらず出てしまった!!







転「なんなんだよあいつほんと……」




イライラしながら歩く転



しかし目の前に…………家にまだいたはずの神之助がいたのだ





神之助「まぁまあ、たまには一緒に誰かと学校行こうぜ」




転「うわああああああああ!!!!!!なんでいんだよ!!!!!!!!」






神之助「お前が歩いて付く1分後を天から見据えたって感じかなあ」




転「(何言ってんだこいつ!!)」




そんな神之助を無視して歩く転




神之助「あっ!そんな急いで歩いたら……」






石「つまずき」




転「あっ」









ごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろ





転「わあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」




滅茶苦茶転がった!!






神之助「ってどこまで転がるんだ-!!」





しかも学校通りすぎちゃった!!





そこに神之助の後ろについていた青髪の少女が




青髪の少女「転ぶんです」



神之助「はい?」




青髪の少女「その名の通り転ちゃんはよく転んで転がるんです!! 酷いときは国境を越えます!!」




神之助「なんじゃそりゃあああ!!!!」






考え考え続ける神之助




そこに宇意名が現れて




宇意名「嫌だなあ、見据えばいいじゃないですか」




神之助「えっ」





ヴィーナ「天から見ちゃえばいいじゃないですか」




神之助「!?」



神之助は震えた


「何故彼女がそんなことを知っているのかと」




しかし神之助に迷ってる時間はなかった





精神を集中させて……







神之助「開眼」




胸から第三の目が現れたのだ!!





青髪の少女「ジラーチか!!!!!!」



青髪の少女には状況が理解できてなかった





第三の目は天に光を指し神之助はその光に導かれ天に登ってっいった!!






青髪の少女「…………はたから見たら空にヘソビーム撃ってるようにしか見えん!!!!!!」




え?突っ込みそこ?







一方の転は








な、なんとアフリカまで転がってきていた-!!!!!!!






転「ああああああああ!!!!!!



ダメだ!!その先崖!!崖!!落ちる!!落ちるうううううううう!!!!!!」





しかし転がる転の横に追い付くように宇意名が走ってきたのだ!!




宇意名「嫌だなあ、あなたにはバディがいるじゃないですか!!」





転「うわあ!お前なんでここ……ってバディって誰!?」



すると二人の影が転の前に突然現れる!!






ボンソン「ヘーイ!!助けに来たぜ転-!!!!!!!」




ジョンベルノ「バディのピンチに助けに来るのが最高のバディってもんだゼHAHAHA!!!!!!」





転「…………誰だああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」





全く知らん人達キタアああああああああ!!!!!!





しかも二人ともボーリングのピンの如く転に跳ねられた!!!!!!




転「えええええええ!!!!!!!?よえええええええええええ!!!!!!?( ; ゜Д゜)」




すると天から偉そうなポーズで腕組んでる神之助が!!





神之助「大丈夫か!?」




転「かみせん!?なんでここに!!」






神之助「第三の目に導かれてきた!!!!


いや!!ヘソビームじゃないよ!?ほんとに!!別にヘソビームじゃないんだからね!」




転「はあ!?ってかなんでツンデレはいってんだ!!」




天の光が転達の周りを囲み結界を作る!!






神之助「よし、このまま元の場所に戻るぞ!!」






二人は光に導かれ天へと昇る





転「ほんと何なんだよお前、それに……」




宇意名の方に視線を向ける






宇意名はくすっと笑い






宇意名「ヤンキーゴーホーム(ウザ顔)」





転「いや……お前が一番なんなんだよおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!(うぜえええええぇ)」





そんな叫びと同時に神之助達は元の場所に戻っていった













校門前




今度はちゃんと神之助も一緒だ






転「……なあ、さっきのなんだったんだよ」


神之助「ん?まさかの記憶残る方かお前……厄介だな」



いろいろと悩んだ神之助だが言う決意をした







神之助「……あー、実は俺











マジモンの神様……なんだよね」






転「は?」















転「はああああああああ!!!!!!?


そんなわけあるかああああああ!!!!!!」






神之助「ふむ、やはり信じてもらえないか




ならこれならどうだ?」




転「な、なんだよ…………」










神之助「お前が昨日風呂から上がって下着を変える時間帯をたまたま第三の目が見据えてしまった



そしてお前のはいてるパンツと付けてるブラの色はピンクだ」






転「………………」







転「………………カーッ//////////」





転の出来事が全てビンゴしていた!!



たまたま第三の目が開いてしまった神之助はたまたま見てしまったのだ!!たまたま!!



たまたま!!










転「死ねええええええ!!!!!殺す!!!!!!!!」





神之助「うわあ!?また転がって追いかけようとすんなー!!!!」






それを見ていた紫髪の少女「…………神様?」









宇意名「おしまいです!!」









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