お恵みを! かみせん
あはれなり
第1話 ようこそ神様先生
緑髪の少女「ふんふんふふーん♪」
春、神聖なる季節
舞い散る桜吹雪に心躍りつい歌いたくなっちゃう ♪
緑髪の少女「サックラモチ~♪サックラモチ~♪近所のおばちゃん、おじちゃんの~サックラモチ喰った~ってあら?」
何やら不良に囲まれている赤い髪の少女がいます
赤い髪の少女「おいなんだてめーら!!あたしに何か用かよ!!」
口が悪いです。
不良1「どうもこうもねーよ!!!!
てめー俺の大切な子分達をボコボコにしたそうじゃねーか!!!!!」
不良2「お陰でなげー期間の骨折だぞ!!骨折!!」
うわあ……息が臭そうな殿方達です
赤い髪の少女「それは!!てめーらの子分達が先に喧嘩売ってきたんだろうが!!!!!
第一てめーら息くせーんだよ!! むさい男共!!!!!!」
あっ、言っちゃいましたね
不良1「んだとお!!」
不良2「やっちまえー!!!!」
赤い髪の少女「くっ」
あっなにこのお決まり展開、仕方ないですね
助けを呼び…………
?「っとお!!そこまでだ!!」
…………今何かが通った?
あっ!!不良に殴られてるのは!!
赤い髪の女の子じゃなくて…………
青年「いってええええ!!!!」
赤い髪の少女「なっ!?」
不良1「だ、誰だてめえ!!」
青年「どんな理由であれ、女に暴力を振るうのはどうなんだ」
謎の男が手をかざすと…………
不良「え?いやあああああああああああ!!!!!! 」
ブラックホール!!
ブラックホール!!
ブラックホール!!
エボリューション!!!!!!!?
赤い髪の少女「あっ……なにやったんだよお前…………」
青年「ん? いや別に大したこと無いさ
ただ2度と悪さできないようにブラックホールに閉じ込めただけだから」
赤い髪の少女「ああなるほど…………」
赤い髪の少女「…………ってさらっとやべーこといってんじゃねーよ!!!!!
つかなんなんだよてめー!!!!!何者なんだよ!!」
青年「ん?俺か?俺はなあ
……、ふっ、困ってる女の子がいたら飛んでくる騎士(ナイト)かな」
赤い髪の少女「うぜーし殴っていいか?」
ゴーウィ!!ゴーウィ!!ゴーウィ!!ゴーウィ!!
青年「おっと!!そろそろヤバイな!!」
赤い髪の少女「え、なにその携帯の音」
青年「じゃあなレディ、困ったらまた呼べよ」
赤い髪の少女「誰も読んでねーよ!!!!」
そう言ってあの人は去っていきました。
赤い髪の少女「全く……なんなんだよ
っていけね!!学校!!」
…………いえ
彼は相変わらずですね by緑髪の少女
そしてここは「ひっくり返し太郎校」
1年つるりん組
どうやら今日からこのクラスを担当する新しい教師が来るらしい
がらがらがらがら(ドアを開ける音)
さっきの青年「今日からこのクラスの教師になる 天見物神之助(てんみぶつしんのすけ)だ、
皆宜しく頼むぞ」
赤い髪の少女「…………あ?
ああああああああああああ!!!!!!てめえ!!さっきの変態!!!!!」
紫髪の少女「知り合い?」
赤い髪の少女「そんなんじゃねーよ、さっき話したあたしが囲まれてるときに間入ってきたやべーやつだよ!!」
神之助「あ?お前さっきの
そっか、このクラスの生徒だったか
出席番号一番 紅華転(べにかころび)」
転「お前が担任なんてついてねーよお」
神之助「さて、はじめてやって来てなんだが生徒諸君…………」
神之助「お前ら全員、俺の信者になれ!!!!!!!!!」
生徒達「…………」
生徒達「(何言ってんだこの人……)」
そんな中、緑髪の少女(てかお前もお前でこのクラスの生徒かよ)が立ち
緑髪の少女「…………神之助、神……神様」
青髪の少女「ど、どうしたの?」
緑髪の少女「神様先生です!!!!!!!!」
神之助「…………へ?」
緑髪の少女「やはり神は私達を見捨てなかった!! さあ皆さん!! 一緒に
この方を崇拝しましょう!!
神様先生!!!!!!
神様先生!!!!!!
神様先生!!!!!!」
生徒達「…………か
神様先生!!!!!!
神様先生!!!!!!
神様先生!!!!!!」
神之助「………………む、」
神之助「昔のトラウマ思い出すからやめろおおおおおおおお!!!!!
出席番号六番 宇意名(ういな)・セイントマリエ!!!!!!」
宇意名「神様に桜餅を捧げればきっと後利益が貰えます!!
さあ皆も捧げて!!」
神之助「埋もれる!! 桜餅に埋もれるうううううううう!!!!!!」
完
転「って……桜餅オチってなんだよおおおおお!!!!!!」
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