第177話 ハンターランク調整依頼

 アキラがクガマビルの前でキバヤシと待ち合わせをしている。初めてクガマビルを見た時は、都市の防壁と一体化している高層ビルの、その巨大な姿に圧倒されていた。だが流石さすがにもう慣れた。これも成長だ。


 アキラは上機嫌でキバヤシを待っていた。少し話があると連絡されて呼び出されたのだが、その時に飯ぐらいはおごってやると言われて、更に待ち合わせの場所がクガマビルの前だったので、いろいろと期待しているのだ。


 キバヤシが時間通りに現れた。そしてアキラを連れてビルの中に入ると、1階のレストランに一緒に入り、適当な席に座った。


「好きなものを頼んでくれ。どうせ経費で落とすんだ。俺が支払うわけじゃない。高いものから順に頼んでも良いぞ?」


「え? ああ……」


 上機嫌なキバヤシと異なり、アキラの機嫌は大分下がっていた。キバヤシが察して楽しげに笑う。


「何だ、上階の高級店にでも連れて行ってもらえると思っていたのか? そりゃ無理だ。経費で落とすにも限度ってのがある。高ランクのハンターと接待を兼ねて交渉する場合でもないと、そんな予算は下りねえよ。アキラの方が俺におごってくれるって言うのなら、今から場所を変えてもかまわないぞ?」


 アキラは黙ってメニューを開いた。そして少しふて腐れたように高価格帯の料理を探し始めた。キバヤシはそのアキラを見て、やはり楽しげに笑っていた。


 取りあえずの注文を済ませると、アキラから話を切り出す。


「それで、話って何だ?」


「いろいろあるんだが、まずは簡単な事情聴取からにするか」


「事情聴取?」


「先日スラム街で大規模な抗争が発生したのは知っているな? なぜその抗争に参加していたのか。その辺りの事情を話してくれ」


「そもそもどうして俺がその抗争に参加したことになってるんだ?」


 上階の高級店の食事を勝手に期待して、その当てが外れて落胆した所為で、アキラは少々八つ当たり気味にけむに巻こうとしていた。


 派手に暴れて随分殺した自覚もある。ハンターオフィスは行儀の良いハンターを好んでいると知っている。そのハンターの素行からは大分逸脱した行為をやったと理解もしている。だからそれをハンターオフィスの職員であるキバヤシに積極的に話す必要はない。アキラもそういう考えを多少は持っていた。


 キバヤシが情報端末を取り出して少し操作をしてからテーブルの上に置く。アキラはそこに映し出されていた映像を見て顔を引きつらせた。キバヤシが予想通りの反応に笑い出す。


「一応社外秘の映像なんだが、機密レベルは低いし、お前は当事者だからな。構わんだろう」


 キバヤシの情報端末には、黒い人型兵器と交戦しているアキラの姿が映っていた。


「相変わらず無理無茶むちゃ無謀を地で行っているようで何よりだ。これを見た時は大爆笑だったぞ?」


 アキラが軽く頭を抱える。


「これ、どうやって撮影したんだ?」


「さあな。俺も上から資料として渡されただけだからよくは知らん。防壁上部に設置されているっていう望遠カメラで撮影したのかもしれないし、いろんな場所に設置してあるってうわさの隠しカメラに偶然写っていたのかもしれない。まあ、都市もいろいろやってるんだろう」


 アキラは大きくめ息を吐いた後、諦めて事情を話し始めた。


 キバヤシはアキラから一通りの事情を聞きだした後、耐えきれなくなったように笑い声を漏らした。


「そ、その、恋人を助けに行ったってのはまだ分かる。色恋沙汰ってのは人を動かすもんだ。特にお前みたいなとしなら頑張っちゃうやつも多いからな。で、でもさ、お前、本当に、たかがスリをぶっ殺すために人型兵器とり合ったのか? お前、頭大丈夫か? いや、これは褒めてるんだぞ? 行動も判断基準も実に俺好みの無理無茶むちゃ無謀ぶりだなってさ」


 アキラが不貞腐ふてくされたように不満を顔に出す。


「俺だって、好き好んでそんな目に遭ったわけじゃない」


「そ、そうだな」


 キバヤシがまた吹き出した。そしてねたように視線を外すアキラを見ると、これ以上機嫌を損ねるとこの後の交渉にも差し支えると判断して、何とか落ち着きを取り戻そうと努力した。


「まあ、事情は分かった。俺としてはお前の立場を尊重するよ。大変だったな。……そんなに怒るなって。ほら、ハンターオフィスもハンターの倫理向上に力を入れている以上、強化服を着た程度で人型兵器と交戦して勝つほどのハンターが、金次第で虐殺並みの対人戦闘もいとわないってのは問題なんだよ。ただ、どうしても対人戦闘の才能が目立って高い所為で、普通のハンター稼業では思うように稼げないってやつもいる。そういうやつに治安維持に役立つ仕事を優先的に割り振って、治安を乱すような機会から遠ざけるのも仕事なのさ」


「ああ、そう。それで俺に警備の仕事でも割り振りに来たのか?」


「そう言うなって。ほら、料理も来たんだ。落ち着けよ。飯にしようぜ」


 キバヤシが運ばれてきた料理に手を付ける。アキラも少し不貞腐ふてくされたまま料理に手を伸ばした。


 食事が進むとアキラの機嫌も改善した。上階の高級店ほどではないがそれなりに高額な料理は味の方も上質で、美味おいしい料理が胃に運ばれていくたびにアキラの機嫌を上昇させていった。


 キバヤシが機を見計らって次の話題に移る。


「結構腹に入れたし、そろそろ本題に入るか」


「さっきの話が本題じゃないのか?」


「違う。関連がないとは言わないけどな。本題はお前への依頼の斡旋あっせんだ。斡旋あっせんと言っても、悪いがほぼ強制だと思ってくれ。他所の都市に引っ越す予定でもない限り、断らない方が良い」


 アキラがあからさまに顔をしかめて警戒する。キバヤシは場を和ませるように苦笑する。


「そう警戒するな。俺はお前を気に入っている。変な話を持ちかける気はないし、強制と言っても大抵のハンターなら喜ぶ内容だ。何しろハンターランク調整用の依頼だからな。要はランク上げだ」


「ランク上げ?」


「そうだ。……一応確認するが、自分のハンターランクぐらい把握しているよな?」


「えっと……」


 アキラが自分の記憶を頼りに答えようとする前に、アルファが口を挟む。


『30よ』


『あれ? 29じゃなかったっけ?』


『この前シズカの店に遺物を持ち込んだでしょう? あれで上がったわ』


『そうだったのか』


 アキラが改めてしっかり答える。


「30だ」


 キバヤシは微妙な間を空けたアキラの返答に軽いあきれを見せた。


「お前な、自分のハンターランクを即答できないハンターなんてそうはいないぞ。本当にその辺をどうでもいいと思っているんだな。ランク詐欺にもなるわけだ」


「別に俺のハンターランクなんてどうでも良いじゃないか」


「どうでも良くないからこうして態々わざわざハンターランク調整用の依頼を持ちかけているんだよ。この際だ。その辺の話もついでに話してやるから、ちゃんと聞いておけ」


 キバヤシは少し不満げな様子を見せるアキラに今回の依頼の背景説明を兼ねていろいろ話し始めた。


 東部のハンターはハンターランクでその実力を評価されている。勿論もちろん同じハンターランクでも実力差はある。経験の差。装備の差。得意不得意の差。それらを全て加味した実力を統一した数値で正確に評価するのは困難だが、それでも同程度のハンターランクならば総合的な実力が大体同じになるように、限度はあるものの四苦八苦して調整している。


 これは主にハンターを雇うがわの都合だ。警備や護衛の依頼などで、モンスターの脅威度などに応じた人材をそろえたり報酬額を決めたりする場合に、ハンターランクで算出するといろいろと都合が良いからだ。


 他にも各都市の流動的で大雑把おおざっぱな戦力の換算や、地域や遺跡の危険度の算出、私設軍への人材取り込みの基準など、ハンターランクは様々な用件でその基準として使用されている。ハンターランク制度は多数のハンターを抱えている東部の、その東部を統治している統企連の統治機構として存在しているハンターオフィスを支える重要な要素なのだ。


 しかし東部にはまれにそのハンターランクから想定する実力から著しく逸脱した実力の持ち主がいる。その人物を放置し続けると場合によっては評価システムに悪影響が出てしまい、最悪の場合、ハンターランク制度の崩壊につながりかねない。


 ハンターランクの数字には非常に高い価値がある。その数値を算出し、評価し、決定する権限をハンターオフィスが持っている。それがハンターオフィスの強みであり、危険で広大な東部にいるハンター達を管理運営する重要な手段なのだ。


「そういう訳で、お前みたいなランク詐欺ハンターには早急に実力に相応ふさわしいランクまで上がってほしいんだよ。そうは言っても、こっちで勝手に上げておきますとはいかないんだ。だから実力相応の依頼を斡旋あっせんして調整するんだよ。分かったか?」


「分かったような、分からないような……」


「良いから受けておけ。それともハンターランクを上げてはいけない理由でもあるのか?」


「いや、どっちかと言えば、報酬としてハンターランクが上がるよりは金が欲しいってのが理由だな」


 キバヤシがあきれながらも納得した様子を見せる。


「ああ、お前はそっちのタイプか。普通はハンターランクが上がれば金も稼ぎやすくなるんだが、その辺の実感が薄かったり、その知識が足りなかったりするハンターにありがちなパターンだな。お前は基本ソロで活動している上に、ハンター稼業が遺物収集に思いっきり偏っているらしいからな。その所為か」


「そういうものなのか?」


「普通チームを組むにしても、仲間集めや上下関係、報酬の分配比率でハンターランクが物を言うことは多い。高額高難度の依頼を受ける場合でも、ハンターランクが低ければ基本的に門前払いだ。だから成り上がるためにハンターランクを死ぬ気で上げるやつも多い。高ランクのハンターなら企業がスポンサーに付くこともある。その手のスカウトに目を付けてもらうためにも、ハンターランクの数字が重要なんだよ」


 キバヤシがアキラの様子を確認する。それなりに納得した様子を見せているが、ランク上げに興味を示したようには見えなかった。


「億単位の金が口座を出入りするハンターなら、普通はハンターランクの方にも気を使うんだけどな。興味なしか?」


「そう言われてもな。それにその手の依頼って、ハンターランクの上昇が報酬だからって、金の方はさっぱりなんだろう? ハンターランクを上げればモンスターが逃げていくわけでもないしな。正直、気乗りしない」


「悪いが気乗りしようがしなかろうが依頼は受けてもらう。じゃあ今からその内容について交渉だ。なるべく要望に添った内容にするから、言うだけ言ってみてくれ。無理無茶むちゃ無謀を詰め合わせれば、金の方もたっぷり期待できる依頼内容にしてやるぞ?」


「嫌だ。何度も言っているけど、好き好んで無理無茶むちゃ無謀をやってるわけじゃないんだ」


 キバヤシが本当に嫌そうな表情を浮かべているアキラを見て楽しげに笑う。


「それなら偶発的な事態が発生した場合に報酬が跳ね上がる内容にした上で、弾薬等も気兼ねなく使えるようにしておくか。お前のことだ。何が起こっても不思議はないからな」


 アキラは反論を諦めた。何を言っても説得力に欠けることは自分でもよく分かっているからだ。


 その後、アキラはキバヤシと依頼内容についての交渉を粘り強く続けた。ようやく交渉が終わった頃には既に日が落ちていた。




 アキラが風呂に入りながらキバヤシとの交渉内容を思い返してうなっている。


「アルファ。今更だけどさ、依頼の内容ってあれで良かったと思うか?」


『逆に聞くけれど、アキラは何が問題だと思うの?』


「いや、正直よく分からない」


 アキラは自分なりによく考えて条件を詰めたと思っている。しかし穴があったとしてもそれに気付けるだけの交渉能力がないことも理解しているのだ。


『それなら後は終わった後に問題点を洗い出すしかないわね。これも経験よ。私としては、今回も弾薬費等の経費を向こうが負担する形式にできたのは高く評価したいわ』


「あー、地下街ではそれですごく助かったからな」


 アキラは本来の実力なら絶対に手に余る相手との戦力差を、CWH対物突撃銃の専用弾を惜しげもなく消費して強引に覆した記憶を思い出していた。ヤラタサソリの群れも、遺物襲撃犯達も、本来のアキラの装備ならアルファのサポートがあっても倒すのは無理だった。それを覆した意味は大きい。


「今考えれば相当無茶苦茶むちゃくちゃなことをしていたな。戦力差を金で押し潰したようなもんだ。しかも他人の金で」


『今回もその利点を有効に活用しましょう。高価な弾丸を山ほど消費して安全を買ってしまいましょう。しかも他人の金で』


 楽しげに笑うアルファに、アキラも軽く笑って返す。


「他人の金だからって、DVTSミニガンでCWH対物突撃銃の専用弾を連射とかしたら、いろいろとすごいことになりそうだな」


『良い考えね。是非やりましょう』


「……いや、無理だろう? あの専用弾はDVTSミニガンじゃ使えないって」


 アキラが不思議そうな表情を浮かべていると、アルファが得意げに微笑ほほえんだ。


『同程度に強力で高価な弾丸を、その連射に耐えうる銃で使用する分には全く問題ないわ。ちょうど新しい銃を選んでいる最中だったでしょう? その性能を条件にして絞れば良いのよ』


 アキラの視界に以前のように多数の多機能銃が拡張表示された。そこから条件に一致しない製品が消えていく。


「大分減ったな」


『残りは頑張って選びなさい』


「分かった」


 アキラが湯にかりながら選別作業を続けていく。アルファはいつものようにそば微笑ほほえんでいた。




 翌日、アキラはシズカに事情を話して協力を願い出た。悩み抜いた上に選んだ多機能銃の注文を済ませて、同時にその銃で使用する弾薬類の確保もお願いする。シズカの店でその弾薬類を取り扱っている保証もなく、取り扱っていたとしても自分だけで大量に購入してしまえば迷惑になる可能性がある。そう考えて早めに頼みに来たのだ。


 シズカが心配そうな表情を浮かべている。


「事情は分かったし、協力もするけれど、大丈夫なの? 幾ら消耗品の代金は向こう持ちだからと言っても、これだけそろえれば相当な金額になるわ。下手をすると喧嘩けんかを売っていると思われるわよ?」


 アキラが真面目な表情で答える。


「一応交渉を担当したキバヤシって人から同意は取ってあります。……正直な話をすると、額が多すぎてこの決済が通らなかったら、それを理由にしてこの依頼そのものが流れないかなって、ちょっと思っています。注文後に何かあっても、依頼の準備期間中には使用せずに取っておけば、そこまで大きな問題にもならないと思っています」


「一応考えてはいるのね。分かったわ。じゃあ、先に消耗品の発注処理を前払いで済ませるわね」


 シズカが手続きを始める。前回の時と同じく、依頼の識別コードを添えて会計処理を行えば代金が前払いされる形式だ。決済額の所為で処理が止まる場合もある。普通なら問題なく終わってほしい処理なのだが、今回に限っては問題が起こってほしいと軽く願っていた。しかし会計処理は滞りなく終了した。


「通ったわ。お客様の支払能力に何ら問題のないことは、お店としてはとても喜ばしいことなんだけれど」


 苦笑いを浮かべるシズカに、アキラも苦笑を返す。


「では装備品の方もお願いします。流石さすがに消耗品ではないので別会計で。何かの手違いで消耗品扱いになったとしても、それが消耗品で通る場所になんて絶対行きたくないですけどね」


「まあ、そんな依頼は最前線で活動しているハンターでもなければ無理ね」


 シズカが続けて手続きを済ませる。アキラの口座からの引き落としも問題なく終わった。


「お買上げありがとう御座いました。届いたらすぐに連絡するから取りに来てね。弾薬類と一緒に渡せるようにするわ」


「分かりました」


 いつも通りの様子でそう答えたアキラを、シズカが少し真面目な表情でじっと見ていた。アキラが不思議そうにしていると、シズカがカウンターから出てアキラの前に行き、そのままアキラを軽く抱き締めた。


 アキラは少し驚いたもののそのまま黙って抱き締められている。シズカがアキラの頭を軽く優しくでる。


「……大変だと思うけど、頑張りなさい。でも無理はしないこと。ちゃんと帰ってきなさい。分かった?」


 アキラが少しうれしそうに笑う。


「はい」


「良し」


 シズカがアキラを離した。少し気恥ずかしい空気が漂う中で、アキラとシズカはその空気を軽く誤魔化ごまかすように笑っていた。




 シズカが再び心配そうな表情を浮かべている。既にアキラは帰った後で、店内にいるのはシズカだけだ。


 シズカの表情を曇らせているのは自身の勘だった。


 アキラは前にも弾薬等の消耗品の代金を依頼側が負担する内容で依頼を受けていた。そして大金を稼いで装備一式を新調した。そこまではシズカも一緒に喜べる内容だ。


 しかしアキラはその代償としてそれまでの装備を全て失うほどの危険な目に遭っている。強化服まで駄目にした上に、体の方も何らかの治療を受けている。間違いなく非常に危険な状況に陥っていたのだ。それぐらいはシズカも気付いていた。


 アキラが今回受けたのはハンターランク調整用の依頼。都市側が態々わざわざ用意したランク上げ用の依頼だ。断れない類いの依頼とはいえ、前回の時とは大分状況が異なっている。軽んじられていた実力が何らかの契機で認められた結果だとしたらそれ自体は喜ばしい。好意的に解釈すれば有望なハンターを接待するための依頼であり、危険はないようにも思える。


 それに一応無理をしないようにくぎも刺した。あの態度ならアキラが意図的に無茶むちゃをする可能性も減ったはずだ。アキラもどちらかと言えば嫌々依頼を受けた様子だ。ハンターランクを稼ぐために張り切って無茶むちゃをすることはないはずだ。シズカはそう判断していた。


 シズカはそれらのことを思い浮かべて不安を和らげようとしていた。そして願う。不安は杞憂きゆうであり、何事もなく終わることを。シズカにも生活があり、大切な店がある。身銭を切って、経営を傾けてまでアキラを支援することなどできないのだ。願うだけならただだ。だからシズカはアキラの身を案じて願い、自身の勘から目をらした。


 その願いはかなわない。シズカの勘はそう告げていた。

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