絶影メロン

フォビドォン・フルーツ、 元々はヤミ・マスターだったが

ヤミ・マスター同士の殺し合いの末に闇の力を高めて

スシの暗黒卿になったスシブレーダーである。

メロンに乗って高速移動しながらの剣術は眼を見張る物が有った。

そんな彼がスシの暗黒卿になった時に何が起こるか。


答えは大虐殺である。


フォビドォン・フルーツが戦線に出て来た時点で崩壊。

圧倒的なスピードで次々と兵の首が刎ねられる!!

ファウンデーション教国のスシブレーダーとレーアが出て来たが・・・


結果として膠着状態である。

スシブレーダー部隊とレーアが一纏めになってフォビドォン・フルーツに

スシブレードや銃弾を撃つのが精一杯の状況になっている。

そんな彼等の攻撃を高速移動で回避するフォビドォン・フルーツ。

一纏めになっている彼等を取り囲みながら高速移動している形になっている。


「ふっ!! その程度かぁ!!」

「くっ・・・以前よりも早過ぎる!!」


フォビドォン・フルーツの影を追う事すら出来ない・・・

まさに風の如くに・・・万事休すか・・・。


「方法は有る・・・」


ウェッジが立ち上がる。

彼のイクラリオン、 イクラリオン・カスタムQは既に破壊されており

彼に出来る事は無い筈。


「何をする気だ?」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ウェッジがフォビドォン・フルーツに突撃しようとする。


「待て」


ゾーバに肩を掴まれ倒れる。


「なにすん」


ウェッジは顎から出血した。


「ちっ、 掠っただけか」


フォビドォン・フルーツの剣の攻撃である。


「そんな破れかぶれで倒せるならとっくの昔に奴は死んでいる

奴には実力がある・・・」


ゾーバが冷静に分析にする。


「ならどうすれば・・・」

「それは・・・伏せろ!!」


ゾーバがウェッジに覆いかぶさる様に倒れる。

ゾーバが居た所にメロンが飛んで来た!!

メロンを射出して来たのだ!!


「ぐはっ!!」


避け損ねたラルフがメロンと激突し倒れる。


「大丈夫かラルフ!!」

「・・・くっ・・・おおおおおお!!」


ラルフが転がったメロンに覆いかぶさる。


「ラルっ」


ぼん!! とメロンが弾けた。

闇の力による爆発である、 実質爆弾の様な感じである。

辛うじてラルフの決死の行いで皆の命は助かった、 しかし・・・


「ラルフ・・・」


ラルフは腹が抉れて即死だった。


「泣いてる暇は無い!! 敵を見ろ!!」


ゾーバが激を飛ばす!!


「うおおおおおおおおおおお!!」


スシブレードを射出する一同であった。

涙を堪えながら絶叫をあげていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る