GOGOGO!!
ドラゴンスシとサイの戦いが始まって1時間後。
まだ激戦は続いていた。
ドラゴン退治に留まらない死闘である。
「・・・・・」
マックスは高い建物の上から双眼鏡でドラゴンスシとサイの戦いを見ていた。
「ボス、 戦況は如何ですか」
「・・・・・・・・・・・」
手を振わせるマックス。
「ボス?」
「出るぞ」
「へ?」
「我々もドラゴンスシの所に向かう!!」
「正気ですか!?」
「あぁ!! もっと近くで戦いを見たい!! 参加したい!!」
「・・・・・でも、 俺達が行く理由には・・・」
「ボス、 大変です!!」
別の部下が飛び込んで来た。
「如何した?」
「下を御覧下さい!!」
下を望遠鏡で覗くと倍率が大き過ぎて地面しか見えない。
裸眼で見る事にしたマックス。
すると大勢の人々が山に向かって行った!!
「これは一体どういう事だ・・・?」
「オーバー・ザ・レインボーの連中が向かっている様です!!
如何しますか!?」
「何で連中が・・・まぁ良い、 我々も山に向かうぞ」
「分かりました!!」
マックス達も山に向かった。
さて何故カラースプレー達が山に向かっているかと言うと・・・
「戦闘音が凄いな・・・」
カラースプレー達のアジトにもドラゴンスシとサイとの戦闘音が響いていた。
「もう結構経ちますね・・・膠着しているという事でしょうか・・・」
「・・・・・じゃあ私達が協力すれば勝てるかもしれない!!」
「おぉ!! じゃあ皆に召集かけて来ます!!」
こんな理由である。
オーバー・ザ・レインボーの数が多過ぎてマックスは察知出来なかったが
スシブレード・バトラーもこの現状を見逃せずに山に向かって行った!!
そしてこの三つの組織に属していないスシブレーダー達も山に様子を見に行った!!
つまり殆どのスシブレーダー達が山に向かって行ったのだった。
廃墟からおでぶちゃんがスシ生命体を撫でながら様子を見る。
「人を想い戦う心・・・それこそが人の強さなにょ・・・」
「すしー?」
「何かが劇的に変わるにょ・・・楽しみにょ・・・」
サイの真摯な思いがこの世界を変える!!
一方その頃、 山では・・・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
片膝をつくサイ。
『いい加減に死んでおけ』
斬られた腕をくっ付けるドラゴンスシ。
再生能力も伊達では無い、 一から全て再生する事は無理でも
斬られた腕を付ければ元に戻る。
「・・・・・ふっ」
『何が可笑しい?』
「私の様な半端者すら殺せていない紛い物のドラゴンのお前がだよ」
『ふん、 その紛い物にすら勝てない半端者が何をぬかすか』
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