第十章:大海戦

オープニング・クロール

会談が行われてから2ヶ月後、 ダークネスシ帝国で内乱が勃発したと言う情報が流れる。

モグサール共和国、 ゴック国、 MD、 そしてファウンデーション教国の連合軍は

ダークネスシ帝国に攻勢をかける、 しかしダークネスシ帝国の反撃は予想以上に激しかった。

それもその筈、 内乱は終結しかかっていたのだ!!

その理由は圧倒的戦力の質の差!!


ダークネスシ帝国は戦力の底上げをする為に

ソルジャースシ同士で本気の殺し合いをさせて闇を深めてヤミ・アプレンティスに

そしてヤミ・アプレンティス同士で本気の殺し合いをさせてヤミ・マスターに

そしてヤミ・マスター同士を戦わせスシの暗黒卿に出世させると言う

とんでもない方法を取って来たのだ!!


ダークネスシ帝国は兵の頭数を減らし質を圧倒的に向上させた!!

希望者のみの殺し合いだった為、 ソルジャースシは半減したが

その半減した数値の半分、 ヤミ・アプレンティスが生まれ

更にヤミ・アプレンティス同士での戦いによる数十のヤミ・マスターに出世し

ヤミ・マスターの戦いでたった一人だけとは言えスシの暗黒卿が現れると言う

悪夢の様な事が起きたのだ!!


まさにこの世界ならではの出来事である。

魔王によって脅かされ続ける世界、 そんな世界では力こそ全てと言う考え方になり易い

ならば闇寿司も是とされ力を求める為に闇寿司に陥る者も多い。


事実、 闇のスシブレーダーとなりソルジャースシとなる者も後を絶たない。

力だけ得て逃げ出す臆病者も少なくは無い

しかし逃げ出した後に力無き者を虐げ力無き者がまた力を得る為に闇寿司に・・・

この無限連鎖の地獄絵図、 闇寿司の理想世界

力有る者の回転寿司チェーンに等しい状況が生まれている。


だがそれこそが闇寿司の弱点である。

闇寿司は力こそが全て、 ならば成り上がる為に上を殺そうと

思う者が出ても可笑しく無いのである。

そしてその成り上がりたがりの内の一人が連合軍にコンタクトを取って来た。


ダークネスシ帝国の魚介類を賄っている漁場の場所への手引きを行う

しかしそこにはスシの暗黒卿【ダースシ・オーモリ】とスシトルーパーが存在する

撃破の為の戦力を求む、 と。


ダークネスシ帝国のスシは肉も多い、 しかし魚介は未だにスシの本流。

漁場を叩けばダークネスシ帝国の戦力は確実に低下する。


モグサール共和国、 ゴック国、 MDの三国軍でダークネスシ帝国を食い止める間に

ファウンデーション教国のスシブレーダー部隊が

ダークネスシ帝国の漁場である【海】に向かうのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る