第九章:混沌会談

オープニング・クロール

ダークネスシ帝国の超巨大スシブレード【アポビオーシス】の撃破は

人類にとって喜ばしい出来事だった。

一方的に起こされる虐殺が起こり得なくなったのは誰にとっても喜ばしい。

しかしアポビオーシスの撃破は誰にとっても試練だった。


まずダークネスシ帝国は最終兵器を潰されたのだ

当然ながら内部の動揺は大きい。

【アポビオーシス】の発案者で運用を担当していた

シャリーラ13世の責任問題が追及されシャリーラ13世の退位がちらつき始めた

スシの暗黒卿が大人しくシャリーラ13世の後塵を押し続ける筈も無く

フグを始めとして、 独自の行動を取る者が出始めた。

シャリーラ13世の治世に暗雲が立ち始めた。

そして【アポビオーシス】破壊により各国からの反撃も懸念されている。

現状最も苦しいのはダークネスシ帝国だろうか

いうならば針の筵と言った所だろうか。

親方”闇”もまだ静観を続けている、 果たして彼は一体何を考えているのか。


一方、 ファウンデーション教国も頭を悩ませていた。

【アポビオーシス】破壊の後に【アポビオーシス】の護衛に当たっていた

闇寿司ブレーダーが飛散し揉め事を起こしているのだ。

ダークネスシ帝国から離反した彼等の行動を読む事は難しく頭を悩ませる

更に魔の悪い事に【アポビオーシス】破壊後にスシブレーダー部隊隊長のバルドが

意識不明の状態に陥ってしまったのだ。

この状態は極めて問題が有ると言える、 寿司の知識を持っているバルドが居なければ

スシブレードの発展に遅れが生じるのだ。

常に進化し続けなければ闇のスシブレーダーには対抗出来ないだろう。

三崎もファウンデーション教国に身を寄せているが彼の技術を真似る事は難しい。

そして三崎も現状に不安と不満を持っているのだ。


更にタイミングが悪い事に

指導者のほぼ全てを居なくなってしまったマナ法国。

そのマナ法国の潤沢な領土を狙い動き出す各国。

この機に乗じて勢力拡大を目論む者達。

現状協力すべきなのに協力出来ない人類のジレンマか。

果たして人類は協力し合えるのか・・・


そして今まで沈黙を守って来た魔王も遂に動き始めるのだった。

魔王軍を裏切ったバリゾーゴンを滅する為の部隊を編制しているとの事。

果たして闇のスシブレーダーに勝つ事が出来るのだろうか?


この世界を制するのは人類か!!

闇のスシブレーダーか!!

それとも魔王か!!

運命はスシブレーダー達だけの物ではない。

この世界に居る全ての者に託されたのだ!!

これから一体どうなるのか!?

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