第32話 再現 十

  ※ ※ ※ ※

今日は君に報告があるんだ。

僕、恵麻さんと今日初めてデートをしたよ。

恵麻さんはとってもいい人で、君と少し似た所もあるのかな?

 …それにしても、君とおんなじようなことを恵麻さんが言った時はびっくりしたよ。これは、偶然の一致?それとも必然?もしかして、向こうの世界から君がやって来て、恵麻さんに乗り移ってあんなことを言わせたの?

 …そんなわけないよね。ごめん変なこと言って。

 もちろん僕は君のことが今でも好きだ。でも、僕は未来に進まないといけないのかな…?

 だから僕はもう少し恵麻さんと向き合ってみるよ。

 ごめんね、理沙。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る