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私のこと思い出せるでしょう




と押しつけられたボディークリームは


別れを決めた日からやけに香り立つ


これはきっと呪い


まんまとあなたにはめられたんだ


減りゆくクリームを見つめる視線には


いつしか熱がこもり


愛しさが日に日に増して仕方がない


今更こんな気持ち抱えても


何にもならないのにね


それが分かっているからこその


この愛しさなのか


私はいつだって安全なところから


小石を投げているだけ


いっそのこと


体ごと飛び込めてしまえたら


何かが変わっていたんだろうか

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