第5話 ただのヤバいやつでは?

1社目が当時一部上場を控えていたシャンパン建材株式会社という会社だ。

一次面接からかなり飛ばした。いかに自分は運がいいやつで、運がよかった逸話を大袈裟に話したことまでは、まだよかったかもしれないが、今も運が良くて、今後も運がいいんですよと言い切ってしまったのだ。

話しているときは、気持ちがよかったんだけれど、帰りの電車に乗ってから、恐怖感が沸いてきた。ただのヤバいやつでは?という疑問が……そんな状態で、携帯のバイブがなり、出てみるとさっきの面接官だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る