星と歌
愛は枯れながら僕の部屋の壁で
埃を被ったままぷらり、と垂れ下がっている
どんな色だったか思い出せないぐらい
色褪せて枯れたまま垂れ下がっている
しまうことも捨てる事も出来ずに
毎日見ないように生活している
だから今は思い出せないんだ
色んな事が
★星が見える夜空を見に行こう
伊古部の真っ暗な海へ
好きだった歌を聴きながら
明るい月を見に行こう
夢は膨らみながらティシャツの中で
汗を吸って酷い臭いをたてている
酷く困っているんだ、イヤらしくて
若者には大迷惑をかけているんだろう
おじさんの臭いって要はこういう
持て余しているって事なのかも
だから今は思い出せないんだ
色んなことすら
☆星が見える夜空を見に行こう
朝日よりも遠くのあかり
好きだった歌を聴きながら
瞬く星を見に行こう
捨ててしまったと勘違いしながら
無くしてしまったと勘違いしながら
こうして生きているけれど
本当はまだ確かに残している
★repeat
☆repeat
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