第2話ゲーム情報と友達

『明日発売のEternity the infinite Onlineは最大130億人まで入れる。世界人口と同じじゃないかと思うかもしれないが僕は少なくとも100万人は絶対に来ると思ってるよ。

なんせこの世界は皆が待ってた小説やアニメの世界が繰り広げられてるのだからね。現実世界にも害はないように出来ている心配しないでくれ。

次はゲーム世界での事を話すかな。

ゲームのノンプレイヤーキャラクターNPCについては現実の人間と同じ位の思考能力と個・を持っている。NPC達と交流してるだけで楽しめると思うよ。

ゲームの五感についてはまず痛覚はON OFF が選べる。ONを選んだ場合は現実世界との痛みの差の設定を選べるんだけど最大は120%で最小は1%。

120%を作った理由についてだが…まぁ遊び心ってやつだデメリットではあるがメリットもあるから是非やってみてくれ。ゲームの世界は中世ヨーロッパみたいな感じかな映像を少し流してみよう…


この場所は…ってこれは言っちゃダメだ自分で確かめてみてくれ。

後はどの種族にもその種族限定のスキルがあるんだけどそれは選んだ時のお楽しみに。

大抵は人間界か魔界の2つにスポーンするんだけどランダムを選んだ場合ごく稀に他の世界に飛ばされることがある物語の後編の世界にスポーンする可能性もあるってことさハハハ


まぁ、スポーンする世界でランダムを選んだ者達以外は18個ある世界で序盤は大体はこのふたつだけさ。

後はあちらの世界の時間はこちらの世界の4倍の速さで動いている簡単に言えば現実世界の1日はゲームの4日って事だよ。

まぁシステムについては以上かな後はこのゲームの目的についてかな基本的にこの世界は自由だ魔王になって世界を滅ぼすもあり勇者になって救世主になるのもあり放浪者って言うのも楽しみ方のひとつかもしれないね。

そして何よりこの世界はワールドクエストはあれど終わりはない。世界がなくなればなくなった世界を遊べる。

この世界の一つ一つは広いよ広過ぎるほどにねほぼ無限に近い。

君達に探索しきれるかな?君達に希望は託した僕からは以上だ。』


ゲームシステムを一人で作り上げた天才エンジニア斎藤アンジュが話を終える。


俺は急いで友達全員の参加しているグループにメッセージ通話を開始した。

グループ通話した瞬間きた友達の一人沙悟 譲介さご じょうすけ

あだ名はジョウ。


[たつ]『おいジョウ!テレビ見たか?!』

[ジョウ]『見た見たやべぇよな俺はぜってぇ買うわ!』

[たつ]『だよなぁでも俺金欠で買えねぇかも』

[ジョウ]『マジかどんまい過ぎる買ってやりたいけど値段が値段だわすまねぇ』

[たつ]『いやいや別にねだった訳じゃないんだでもVR機器は1番最新の持ってんだよ格ゲーやる為だけになでもソフト1本2万ってのはなぁ…』


格ゲーやる為に買ったあんまり使わないVRヘッドギアが役立つ時だってのに…


[ジョウ]『まぁそれだけ出してもやる価値が充分どころかお釣りが来るんだ仕方ないだろお、阿門来た』

[ア]『おう遅れたわなんの話ししてたんだ?』


コイツは阿門 狂介あもん きょうすけ

あだ名はアモン苗字そのまんまだけど昔のアニメの悪魔の名前らしいそして何故かいつも万札を隠し持ってる。

後めちゃくちゃイケメン許すまじ。


[たつ]『俺が金欠でEternity the infinite Onlineが買えないって話』

[ア]『あーねそんな君達には僕のを1本あげよう』

[たつ]『は?!』[ジョウ]『は?!』


良い奴過ぎ!

てか、やっぱりアモンは金持ってんな


[たつ]『マジかよ!でもそれは流石に心苦しいから今度2万分なんか奢るわ!』

[ジョウ]『俺もそうしようかな』

[ア]『おうおうそうしろ感謝しろ』

[たつ]『てか、アモン何してたらそんな金持ってんだよ言えないような事?』

[ア]『いや、普通にモデルのバイト』


普通とは。


[ジョウ]『あーなるほどねまぁ今までしてなかったのが不思議なくらいだったし』

[たつ]『ほえーモデルって儲かるん?』

[ア]『俺はそれなりにそれよかアイツは今金持ってるんかね…』


アイツか…

いつも金欠の脳筋高校生格闘技世界チャンピオン…


[たつ]『まぁ、儲かってんじゃね?この間優勝してたしゲーム買う金くらいあるだろ』

[ジョウ]『そうなん?それ俺見てないわ』

[ア]『それ見た見た一方的だったよなあいつ絶対高校生じゃない』

[神]『呼んだか?』


コイツは飛燕 神人ひえん しんじん

あだ名はチャンピオン

高校生で格闘技世界チャンピオンのヤベー奴俺らの中で一番やばい


[たつ]『お前さっきのテレビ見た?』

[神]『見たぞーお前らが見ろ見ろ言うから』

[ア]『で、どうなん?買うの?』

[神]『お前らが買うならやる』

[ジョウ]『じゃ、やるしかないね』

[神]『俺実は先行予約券も持ってるし第一陣のベータテストも入れてたんだなぁw』

[ア]『実は俺も第一陣でベータテストやってた』


あんな事件最近あったばっかなのに?

保証もなしのVRゲームとか怖いわなのに第一陣応募とかコイツら怖いもの知らずかよ。

まぁ俺も第二陣はやろうとしてたけど


[たつ]『俺は出来なかったけどジョウはやったの?』

[ジョウ]『俺もやってねぇよ怖かったしでも第二陣は応募したけど落ちた』


良いな〜俺は応募すらできなかったのに。



[たつ]『あ、親に呼ばれた!ログアウトするぜヒャッハー!』


[たつ]がログアウトしました。


[ジョウ]『草』

[ア]『相変わらずのダイナミックログアウト』

[神]『尊敬すら出来る』

[ア]『じゃ、俺も飯食うわ』

[神]『おっけじゃあ俺も』

[ジョウ]『俺も』

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