アイドル

日がな浴び続ける ブルーライト

何もしないままに ミッドナイト

光る液晶 切り取られた劇場

自分の居場所はいつだって観客席


いつかの夢も あの日の期待も

現実という権力者に蹂躙されたんだ

執行人も 受刑者も 一番嫌いな顔をしていた


歌って踊って 暗闇の六畳間

向こう側の輝きになりたくて

憧れたアイドル 微笑みが僕の瞳に飛び火した

泣きながら探す自分の笑顔

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