だから私達はへの応援コメント
読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
感想を。
何と言うか終末思想の表れと言うか、百合に見立てた破滅の物語と言うか。
毎度の事ながら奇抜な発想に感心する事しきりです。
私は常識と言う檻に捉われ過ぎていて、この手の発想に足らないので、その点では高く評価したいと思います。
ですが、少々詰めが甘い部分が見受けられます。
例えば首吊りの死因ですが、縊死であれば記述通りで凡そ間違いは無いでしょう。
しかし、足が付かない、勢いを持っての絞首刑の如き首吊りの場合の死因は、頸部損傷によるものなので、死因が異なってきます。
ブランブランしている訳ですから、死因は後者になり、ほぼ即死です。
因みに、縊死の場合でも僅か数秒で意識を失うので、十秒云々だと長過ぎる事になります。
そして、綺麗な死体も。
死後まずは筋肉など弛緩して行き、排泄物などが漏れ出すので、首吊りは結構足下に汚物が垂れ流されるので、綺麗とは言い難い状況になります。
下半身には死斑として血液が溜まるので、どす黒くなってきます。
綺麗な死など無いので、その辺のリアリティがあれば、高く評価したかったと思います。
作品の性質上、綺麗よりは悲惨さを強調していれば、と思う部分はあります。
もう一点。
地球と月の関係ですが、月が地球に衝突するには、地球の自転速度と月の公転速度が同一になる必要があります。
現在年々地球から月は遠ざかっています。この値が大きくなると地球の自転速度が低下し、月の公転速度と一致すると地球に向かってくる、というのが定説なので、自転速度が月と同じにならないと落ちて来ない、と結論付けられるのです。
ファンタジーと言う部分で地球の引力云々なのだろうと思いますが、引力の増大とした場合に、物の重さは?
少々荒っぽいかなと感じました。
この辺の考察がしっかりしていれば、こちらの小説に関してはネタの奇抜さで評価したかったのですが。
毎度細かい所に煩い奴ですみません。
あと、もうひとつ。
月が衝突する瞬間の描写に関して。
衝突の瞬間、大地の揺れよりも真っ先に衝撃波が飛んできそうですが。
全部吹っ飛んでしまいそうな気も。
細かくてすみません。
どうしても気になるので。
毎度駄目出しばかりで心が折れるかもしれません。
しかし、所詮はフィクションなのですから、好きに書けば良いと言うのもあります。
私が他人より煩い奴だったのが不運だったと思って頂ければ。
これからも奇抜なアイデアの異色作をお待ちしております。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ツッコミには逃げずにお答え致します。ガバガバなのは違ぇねえ!
死因→これは意図する部分とミスとが半々ですね。まず首を吊るという光景をどこか芸術品のように見せたかったので、象徴的な「足のつかないスタイル」を選択しました。また十秒というのは直感でそうしただけなので、本当は五秒でも三秒でも良かった気がします……。ただまあ、そのくらい長く感じたと思っていただければ……。
死体の綺麗さ→これは明確に意図しています。流石に首吊ったらどうなるかは把握しておりますが、しかしそういう生々しさは本作には必要ないと判断しました。あくまで二人の物語は「現実か夢かも分からない」ので、二人の(あるいは作者の)願望が込められています。
地球と月→なんで月が近づいていると思ったのでしょう。当時の自分に聞いてみたいです。ハワイと勘違いしたのかな?
引力に関しては何にも考えてないです。ただぱっと「引力バグって月と衝突とかマジウケる」とか考えてたんだと思います。
本作は物語が書けなくなった自分に、「細かいこと考えずに書きたいシーンだけ書きなよ」と言い聞かせて出来上がったものです。なのでディティールもめちゃくちゃならキャラもテキトーなのですが、個人的には気に入っています。
なんというか、図工の時間に作ったぐちゃぐちゃの粘土作品みたいで。
もちろんそういう作品を公開したからには、様々なツッコミがあっても仕方ありません。せめて月が近づいている描写だけでも直しときます。
コメントありがとうございました!
だから二十八人はへの応援コメント
先日は読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
早速ですが。
本日9月10日「さよなら花鳥風月」を「読んで良かった作品」へ掲載いたしましたので、そのご報告です。
掲載ページは次の更新までの間、新規紹介作品となっております。
一読頂き、感想文に問題が無ければそのままで、もし何かありましたら、当該ページにて申し付けください。
修正等の対応を行いますので。
このコメントは確認後削除して頂いて構いません。
以上、よろしくお願い致します。