第72話キスリスの女神とミラーレの姫は湖の中?

見た瞬間全員が全員が像に見とれて静かに歩いて近づいていた。


ミリアは、ハルの像を見て呟く

「凄い神秘的だわ…ハルちゃん」


皆も同じように


「はぁー不思議な感じ、ハルちゃん……」


プライム王はも

「何とも不思議な子じゃのぉミラーレの姫はホッホホ」


聖母テレスは、プライム王に


「プライム王よ、どう言う事なんでしょうか?皆様女神様をご存じの様ですが…」


プライム王は聖母テレスと聖女ミーティスにモーリスト国も同じように女神に救われたことを、その時は、ミラーレ大森林の姫と呼ばれていたことを話した。


プライム王は聖母テレスに、提案をした。


「聖母テレスよ、モーリスト国を代表して、提案をする、呼び名は違えど、これから同じ救い主を慕う者として友好同盟、いや!兄妹のような関係を提案する!」


「その提案お受けいたします、後日正式に書面にてお願いします、私達、神聖国は、全力で女神様をサポートするつもりです、ただ女神様は、幼いです自由を妨げないようにするつもりです」


「それは同意します、では後日書面を用意いたします、今日は我々はこのままこの女神像に癒されたいと思います」


「わかりました、どうぞごゆっくりなさって下さい、皆様の宿はご用意してますので」


ミリアやルナ達はこのキスリスでのハルの行動を聖女ミーティスに聞かせてもらい、ミーティスもモーリスト国でのハルの行動を聞かせてもらいお互いに情報を交換仕合って、親睦を深めハルの魅力に益々ハマる彼女達だった。


ミリアやルナ達は、ハルの像と祈る教会を羨ましく思い、ミーティスやテレス達は、ハルの森の家に行った事を羨ましく思っていた。


ミリアやルナ達はハルの行動の素晴らしさに感動し、自分達もこの国の人達以上に頑張って、ハルをサポートしたいと思っていた。



ルナは女神像を見つめながら


ハルちゃん先生どこにいるのかなぁ…また誰かを助けてるなかなぁ…と思いをはせていた



☆・☆・☆



時間はハルが洞窟で地震に巻き込まれた時点まで戻る


ハルは洞窟の海に繋がる穴?に飛び込みました。


大きな石がそれでも落ちて来ます、ハルは必死に避けました、けどパニックになってるハルは、スキルを使うのも忘れて石にあたって意識がなくなりそのまま沈んで行きました。


…………………

あれ?生きてる?


ぅう……あぁ落石にあたって怪我したんだ、これ完全に腕の骨折れてる…


ハルが目を覚まして暫くすると、誰かが入ってきたのです



「気がつかれましたか、人族の方、あなたは、昔使われてた人族の村への入口から、落ちて来たのを私の娘に拾われ、ここに連れてきたのです」




「助けてくれてありがとなのです、ハルって言います、ここは湖の中なのです?」


「私は水族を纏めるレーラと言います。ここは湖の底にある私達の住みかです

古より伝わる水族の水晶により、水の中に空間を作り、湖の底に私達の住みかを作ってます」


水族って人魚さんのことだよね…他にも違う種族いるのかな?でもここでポーション出して飲むのまずいよね…また騒ぎになるの嫌だし…こんな事体験できないから、少し様子見ながらここでお世話になろうかなぁ…


ハルがレーラさんと話してると、一人の女の子が入ってきたのです、ハルと同じくらいの子供です


「お母さん、大変!今日のご飯採りに行った… あ!目が覚めたんだ♪よかったのです」


この子が助けてくれたのかな?




「ハルって言います、助けてくれてありがとなのです♪」


〈ペコリ〉


「よかったぁ♪カーラだよ、よろしくなのね♪」



水族の人達って手と足にヒレみたいなの付いてるんだ…足の方は膝くらいまである、水の中では広がるのかな?


人魚って下半身が魚のイメージだったけど、胸のところと下のところが、綺麗な鱗に覆われてるだけなんだ…ちょっとエッチな感じする、人属の街に来たらスケベの男が、ヒャッハー!って叫ぶのね


「カーラ!何が大変なの?ご飯がどうしたの?」


カーラが思いだしたようにしゃべりだす


「兵士さん達がね、汚染されてない場所までマコンプやマカメ、シープルーン採りに行って、シーウルフと、シーダイルに襲われて、皆大変なのです」


「すぐに行きます!薬箱持って先に行ってなさい」


カーラは部屋を飛び出して行った。


「ごめんなさいハルさん、私はこの湖の水族の長をしていてね、今私達一族は大変な状態なの、あなたのことも満足に治療出来ずごめんなさい……」


ハルは首を横に振り


「カーラちゃんが助けてくれただけで十分なのです!ハルもお手伝いできるかも、だから行っていいですか?」


「それはかまわないけど、ハルちゃんあなたは重傷なのよ!足の骨、腕の骨、肩も骨が折れてるのよ!なのによく話せるわね、びっくりよ!我慢強いのはわかったけど歩けないでしょ?大人しく寝てていいのよ」


ハルはバッグから自分で作ったハイポーションを取り出して、飲んだ、ハルの身体は光輝き、細胞の活性化が始まる、光が収まると完全に傷も骨折も治り、ジャンプをして見せる


「嘘!凄い…………あのそれは……幻のポーション……」


「ハルに任せて下さい!どこですか?案内してくださいなのです」

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