第56話剣姫様は男が嫌いなのです、屑に捕まったのです

「この35階層ってほんと魔物出てこないのね」


「魔物が嫌う魔素が入り口付近にあるみたいです」


「あの霧みたいなのかしら」


剣姫パーティーが安全地帯の階層にはいり、パーティは休憩のため野営の準備を始める


「セリス様、この先40階層のボス部屋をクリアすれば転移陣があるので一旦地上に戻りましょう、魔石と素材も私たちの持つマジックバッグも容量限界です」


「わかったわ、魔法で汗とか汚れ落とせても、やっぱりお風呂は入りたいわよねぇ、素材も売ってバッグからにしたいし、でも宝箱なかなかでないわねダンジョン冒険で一番楽しみなレアドロップ宝箱楽しみだわ♪中って何が入ってたか知ってる?」


「ダンジョン宝箱は過去100階層クラスのダンジョンの50階層以降でドロップして持ち帰られてます、宝箱は銀と金の2種類存在するみたいで、銀の宝箱からは小容量のマジックバッグ、ハイポーション、純魔力結晶小が出ています、金の宝箱は完全回復薬エリクサーと記録されています」


「エリクサー?効果は完全回復ってくらいだから凄いんでしょ?それになんで宝箱まで持ち帰るの?」


「エリクサーは、HP、MP、の完全回復はもちろんあらゆる四肢の欠損も回復すると言われてます、それに死んで数分いないなら蘇生も可能ともいわれています、宝箱に関しては持ち帰り所属ギルドのシンボルとして飾られています」


「金の宝箱か・・ 目標は大きい方がいいからそれね」


「セリス様は王女として城に戻られないのですか?他国の王族とか国内の有力な上位貴族の殿方との結婚とか、なんでわざわざこんな危険なダンジョンや大森林の冒険されるのか私には理解できません」


今こうして私とパーティーを組んでいるメンバーは、王都の学園で知り合い、学園の冒険者体験で初めてパーティーを組んだのが、このメンバーで以来ずっと行動を共にしている、私は容姿もいいらしく、よく告白されていたが全く興味がなく、私を無理やりものにしようとした、他国の王族の罠にはまり隷属されそうになっていたところをモカに救われ、それからは男は触られるのも嫌いになり、城にいればパーティーの度に、ドレスを来て、ダンスを踊らされる、当然男性にも触れるわけで、私には耐えがたいものだった、それでお父様に無理やりお願いし、冒険者として活動することを認めさせた。


「モカもロロもレイチェにも私に付いて来てくれて感謝してるわ、なんでって言われれば、私はモカに救われた後、私に言い寄ってくる男性は全て王女として見て近寄ってくるわ、私はそれに嫌気がさして、城を出たのよ、今はもう王族として戻るつもりはないわ!それよりあなた達と冒険者として、活動してる方が私は楽しいから、それにゲスイ男たちに、私も私の大好きなあなた達も触らせたくないから、レベルを上げ鍛えているんじゃない!いいかげん理解してよ!私は男なんて大嫌いよ!私達に近寄る男なんて全員死ねばいいのよ!」


ロロは熱くなるセリスの言葉を笑いながら聞いてる


「アハハ、まぁそう興奮しないで、私もセリス様のこと大好きですから」


「わ・わかればいいのよ・・・」


「セリス様食事にしましょ♪」




こうしてセリス達は楽しく過ごしていた



そこに忍び寄る者


「おい!見つけたぞ!藤代たちが来る前に捕まえて先にやっちまおうぜ!」


気配遮断と隠影のスキルを持つ川村が静かに剣姫パーティーに近ずく


川村はある程度近づいたところで、魔道具制作スキルを持つ山田が、作った煙玉を剣姫パーティーの中に投げ込むと同時に、マーキングペイント弾をパーティに付けていく


「セリス様敵襲!警戒防御発動させます!」


セリス達はそれぞれに防御結界を張り、それぞれが背中を向け攻撃に備える


煙の中で視界を奪われたセリス達は突如視界の前に次々現れる拘束用飛び道具に捕らえられ、拘束され、田宮たちの前に吊るされる


セリス達は縛られてる紐に、魔力吸引する仕掛けが施されてるため力が入らず、抵抗できず田宮たちのされるがままの状態になっている


「私たちの身体にさわるな!やめろーーーーーー!」


「藤代たちも散々女を犯してきてるんだ、今度は俺たちもこの美味しそうな王女をいただこうぜ!こいつらみんな綺麗なエロイ身体してるしよぉ」


「まずはこの邪魔な装備を取って服も剥ぎ取ろうぜ!」


「そうだなじっくり楽しみながらやろうぜ!」


「優しくしてやるからな、王女さんフハハハハ」


セリス達は全員服を剥ぎ取られ下着だけの状態で男たちに身体を触られまくっている


「くっ……ゲスが」


「君もエロイね・・・いい胸だハハハハ」


「貴様らの汚い手でセリス様に触れるな!」


「お!こいつ!生意気だね・・オラ!バチン!バチン!バチン!」


剣士のスキルを持つ城山が細い鞭棒でロロを激しく叩く


ロロは声を上げず唇をかみしめ耐えている


「やめろぉーーーー!私の大切なロロに、貴様ら許さない!」


「ハハハ騒いでも無駄!どうせ全員俺たちに犯されるんだよ!壊れるまでな!」


そう言って田宮、城山たちはセリス達の下着も剥ぎ取り全員の身体を叩いて、セリス達の表情を楽しんでいた。


「ごめんね私の大好きなロロ、モカ、レイチェこんな奴らに汚されるなんて・・」


「セリス様モカは身体は汚されても心までは汚されません」


「ほんと無駄なことを心も汚してやるよ!だって壊れるまで俺たちに犯されるんだからハハハ」


「田宮そろそろいいだろ!やろうぜ!」


私はこんな男たちに悔しい・・ 私は叫んだ!


「誰か・・ 誰か!助けてーーーーー!」


「セリスさま…」


「ふん無駄だよ」


「………ぐっ」


絶望に沈むセリス達に可愛い声が聞こえてくる


「わかったのぉーーーーー!」

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