第24話クエスト達成、悪い人も見つけたのです
ハル達は、村を襲うワイルドボアの討伐のためエストの森に来ていた。
「お姉ちゃん、ハルがワイルドボアを倒したいの!」
「でもねハルちゃん、冒険者になるなら魔法を使い過ぎて眠くなってしまうの注意しないと、いくら強くても死んじゃうからね」
「わかったのぉ見ててお姉ちゃん!これがハルの武器なのです」
そう言ってハルは、バックからスリングショットを出す。
「何それ?初めて見る武器だわ」
「スリングショットなのです。ここに硬い石とか鉄玉とか挟んで引っ張って打つのです!
これならほとんど魔法を使わないのです、見ててください」
索敵魔法サーチ!見つけたのです!こっちなのです!
「お手並み拝見ね」
ハルはいっぱい練習したのです!最初は全然当たらなかったのです。
努力したらスキルまで覚えたのです。
当たるようになったら楽しくて、またスキル覚えてたのです。
「照準!誘導!威力強化!行きますの!牡丹鍋です!
沢山狩るのです!鍋♪鍋♪鍋♪鍋♪」
バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!バシュ!
ブヒー!ブヒー!ブヒー!ブヒー!ブヒー!ブヒー!
凄い!あれなら弓みたいに矢の心配しなくても大丈夫ね。
それに射出スピード命中率、威力、どれも凄いわ。
それに一撃って、さっきからあの子、鍋・鍋って叫びながら攻撃してるけど何なのかしら?
「あー!逃げたぁー!追いかけるのです!鍋が逃げたのです!待つのです!」
ハルが叫びながら追いかけていく
「ハルちゃん!何?一匹くらいいいから、ち・ちょっと、ハルちゃん?
えーーーー!またぁーほんとあの子は、追いかけないと、またどんでもトラブル引き起こしそう待ってぇーハルちゃん」
結局ワイルドボアを追いかけて行ったハルちゃんは、迷子になっていた。
私は、ハルちゃんを捜すのに森の中を歩くこと8時間、やっと見つけたぁーん?泣いてる?
「うわーん 帰る道わからないの うわーん おねぇたんハルここなのぉ うわーん
グスン」
私が声をかけると
「ハルちゃん♪」
「うわーん お姉ちゃん寂しかったの、怖かったのぉ もう来てくれないかとおもったのぉ グスン」
でもハルちゃんって確かあのスキル使ってたよね。一応聞いて見るか…
「ごめんね遅くなって、でもねハルちゃん、一つ教えてくれる」
「何?グスン」
「ハルちゃんの索敵スキルのサーチってね魔物とか敵意持つ者だけ?」
「違うの、仲間もできるの捜したい人の持ってる魔力がわかれば探せるの」
「ふーんそれでそのサーチってスキルは私の魔力はわかるの・かな?」
「はい!わ・わかるの」
「ふ~ん わ・た・し・の・魔・力・わ・か・る・の・ね・」
「ボソボソ」
ワスレテタ
はぁ…何この子は、天然なの?
「ハルちゃん!何度言ったらわかるの!」
「ごめんなさいなの夢中になってたのね、わからなくなったのアハハハ」
「アハハじゃありません!ほんと心配したんだからね」
私たちはクエストも達成し帰路についた。
ハルちゃんが何かを捜してる?
「どうしたのハルちゃん」
「昨日あのお姉ちゃん狙ったやつと、同じ敵対魔力なの、近くに集まってるの、あと少し違う魔力の人もいるのです」
「集まってる?違う魔力?それって隠れ家的な感じ?捕まってる人がいるってことかな、うーん私の索敵ではまだわからないなぁ」
「今なら悪い人だけだから、バーン!って倒せるの」
「そうね、王女様にばれずに助けれるのならいいんじゃない、って違ぁーう!
ハルちゃん攻撃方法は待って!
しかしこんなところに拠点があったんだ、かなりの計画性のある敵ね」
その前に確認しないと、あの子またやらかすわ
「ハルちゃん悪いやつ倒すのいいんだけど、体調どう?眠くなってない?」
「はいなの!頑張るの!」
「いや、そうじゃなくて、また攻撃して眠くなるならその魔法は禁止ね」
「嫌なの!ババーンって倒したいの!眠くならないから大丈夫なの」
まったくこの子はもう…
「はいはい!わかったわよ!行きましょ!」
なんか嫌な予感しかしないわ
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