のみならず。

池の中に幼い顔が見えていた頃

私の髪に蝶がついていた頃

私の母はいつも花冠を作ってくれました


いくつもの綺麗な花で編まれた

私はそれをつけてニコリと笑い

母はそれ以上の笑顔にニッと笑いました


その日々の中に幸せを見つけ

私はその幸せに縋って今日まで生きてきたのです


幸せとはいつか終わるものだと知っていたのです

幸せとは束の間の愛されている時間のことを言うのです。


幸せであった代償に全てをさらって行くのです

(死合わせ)これがこの言葉の本性だと

私はそう思うのです



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