子ども達は知っている、戦争の終わらせる方法を

8月15日は戦争が終わった日。




終戦記念日



1945(昭和20)年、日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏して太平洋戦争が終わった。


昭和天皇による戦争終結の玉音放送によって国民に伝えられた。


令和の子ども達には、


遠い昔話。


そんな子ども達にも、


夏休みの宿題として


ヒロシマ、ナガサキの本を読んで感想文を書く機会が与えられた。


図書館に行くとヒロシマの本がない。


受付で尋ねると


「今はヒロシマの本がありません」


そう言われた。


「困ったね」


「あっ書庫にあるかもしれないから、待っててください」


そう言って書庫に探しにいってくれた。


「ありました」


そう言って3冊出してくれた。


「これとこれ貸してください」


2冊借りて帰った。


息子は黙って読んでいたが、


「お父さん、これ以上読めない」


「どうした?」


「怖すぎる」


「そうかあ」


あまりに衝撃的な内容にページが止まった。


しばらく、沈黙が続いた。


「核を無くすことできないの?」


「今のところ無くせてないなぁ」


「んー」


「魔法が使えたら、世界中の武器を消せるのにね」


「核も銃もみんな消せたらいい」


「兵隊も突然、武器が消えたらビックリするだろうね」


「ホンマやな」


世界平和には子どもの発想が必要だと


本気で思った。

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