はないくさ

はな

砂の城

闇の来ない夜はないように、光のない夜明けもない

道はいずれ開かれて 旅人は不毛の地を目指す

いずこかに消えゆくかすかな匂いが旅人たちを導けば

絶望の種も小さくなって 光の中へ消えてゆく。


闇の来ない夜はないように、光のない夜明けもない

そこに希望の光を求めて 旅人は不毛の地を目指す

風の吹くままに身をゆだねながら前に進んでゆくは

先に見える小さな光を希望と信じ、焦がれるために。


不毛の地は、いまだ砂に埋もれたままに

旅人は、つきぬ希望を追い求めゆく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る