観測者

悠久の時は人間から愛を奪った

冷たい雨はアスファルトを濡らし

人間の本質を映し出している

都会の信号機が色を変える度に

私の人生は色褪せていく

青に変わると人間はまた歩き出す

遠い昔の出来事など忘れている

でもそれでいいのかもしれない

何度でも失敗して潜在的に無意識に

少しづつ変わっていくのだろう


永久に人は愚かなまま生きていくのだ

ぬくぬく生きた道のりは消えてて

人間は本質を見るべきなのだと

都会の信号機が灯りを消す度に

私はふと思い立ち上がる

赤に変わると人間はまた立ち止まる

近い未来の出来事などまだ知らない

でもそれでいいのかもしれない

何度でも立ち上がって潜在的に無意識に

人間は進化してくのだろう


私はそう信じている

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