第4話 デート(?)パート3
嘘だろ…
いや、そもそもがおかしいんだ
俺が中村さんと二人で歩いてること自体がな
夢だな
うん
夢よ、覚めろ!
ダメだ
覚めねぇ
はぁー
「着いたよ」
「…お、おう」
ここか…
なんで
「え? なんでショッピングモールなの?」
「ん? 良いじゃん」
「まぁ別にいいか」
「うん それじゃ行こっか」
「結構広いね~」
「ここ来たことないの?」
「1、2回ぐらいしか来たことないけど
勇太くんは?」
ぐっ!やっぱ下の名前で呼ばれんの慣れてねぇ
「…俺は結構来てるよ、口地とかと」
「へぇー なんか意外」
「…なんで」
「いや、男子だったら外かなって」
なんだそのイメージ
「中で遊ぶことも多いって
ゲームとかやるし」
「んー、それもそうか」
いや、アイツはそもそも家からめったに出ねーと思うが、まぁいいか
パタパタッ
「あ、お待たせ!」
ん?
お待たせ…?
何がどうなって…
は?
「秘密にしててごめんね
勇太くん」
「勇太、ごめん
絶対言うなって言われてたから…」
「は、はじめまして
西谷真美です…」
二人共、声小さいな…
まぁ、慣れてるけど
それより!
「なんで、口地と西谷が一緒にいんだ!」
「ちょっと待って説明するから」
こうゆう時の口地は信用できる
から、黙ろう
「僕、西谷さんと付き合い始めました」
「はぁあ?!」
多分ここ数年間で一番の声が出た
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