第152話 星湖祭
王都から少し離れた夜の平原に、一人の人間が佇んでいた。黒いスーツに長く艶のある黒髪。今日はサングラスをつけておらず、そのノイル・アーレンスによく似た顔を隠す物は何もない。
二号――そう呼ばれているノイルの生みの親である彼女は、満天の星空の中、地面から遠く離れた空中に、腕を組んで立っていた。
何かしている様子はない、まるでその場に足場があるかのように、彼女は空中で静止している。
どこか満ち足りたような表情を浮かべる彼女の髪を、一迅の風が揺らした。
「やっぱここか」
それと同時に、グレイ・アーレンスが下方から二号へと声を掛ける。彼女は口の端を吊り上げて、彼を見下ろした。
「特等席、だからね。私はここから見る星湖祭が一番好きなんだ。知ってるだろ?」
「おう、だから来たんだよ」
そう言って、グレイは一度屈むと、地を蹴って大きく跳躍した。
二号の隣に着地した彼は、見えない足場の上に片足だけをぶらんと下ろし、膝を立てて座った。
「私と見たかったのか? 何だ、まだ私が好きなのか、アンタ」
「んなわけねぇだろ。とっくに過去の女だてめぇはよ」
揶揄するような二号に、グレイはポケットから煙草を取り出しながら、ぶっきらぼうに答える。そして、煙草を咥えるとキィンという高く澄んだ音を立てて火を灯した。
一望できる王都とアリアレイクを眺めながら、グレイは紫煙を吐き出す。
「ま、お前以上の女はいねぇけどな」
「当たり前だろ。私は最高の女だ」
「最高の女は、子育てを父親だけに任せねぇよ」
「あっはっはっ! こりゃ一本取られたねぇ」
一頻り二人は笑い合った後、グレイは遠い過去を懐かしむような目で、もう一度紫煙を吐き出した。
「仕方ねぇけどな」
「ああ、私は母親にはなれない」
「予言がなけりゃ、どうだった?」
「元より私は罪人だ、教育に良くないだろ」
「義賊ならギリセーフじゃねぇか?」
「周りが何と呼ぼうが、無法者には変わりない。それを好きでやってんだから、関わらない方がいいんだよ。あの予言が無くたって、私は母親にはなれなかったさ」
「やっぱあいつの無責任さは、俺じゃなくてお前に似たんだわ」
「たった一度で孕ませたアンタが悪い」
「あー、まあそりゃ⋯⋯あいつも気をつけねぇとな」
楽しげな口調で返され、ぼりぼりとグレイは頭を掻く。
「んでよ」
「ああ」
「あいつは予言を超えたと思うか?」
「わからない。私が気になったのは、あの白い子だ」
「ミリスちゃんか、まあ確かにな」
「最初から私の正体に気づいてたよあの子は。不思議な子だね」
「魔王とは?」
「無関係⋯⋯とは言い切れない。でもね――」
二号は、グレイに笑みを向ける。
「悪い子では、ないよ」
「言い切るねぇ」
「アンタは違うとでも?」
「いーや、同意見だ」
ごろんと、グレイは頭の後ろで両手を組み、仰向けに寝転がって二号に笑みを返した。
そして星空を眺めながら考える。
かつての予言の事を。
二十年前、ノイル・アーレンスがこの世に生を受けた日の事を。
『
二号が本業により入手していた『神具』が、不吉な予言を告げたからだ。
『未来詩』という小鳥を模したような『神具』は、一人の人間の未来を予言すると言われている『神具』であった。
それを遊び半分、子を想う気持ち半分で二号は生まれたばかりのノイルに使用したらしい。
すると何とも陽気な唄声で『未来詩』は彼の将来を予言した。
暴れん坊とその飼い主
二人の間に生まれし子
天に愛され声を上げる
されど授かった才故に
いずれ魔王に見染められ
世界を滅ぼす使者となる
破滅の道を避けたくば
母とは道を分かちなさい
淋しい淋しい別れこそ
その後に出逢いを齎して
育む絆が彼を救う
破滅の道を避けたくば
母とは道を分かちなさい
予言の内容を、グレイは直接聞いてはいない。当時グレイは丁度、ナクリ、ロゥリィと共に護衛の依頼をこなしている最中であった。
二号と、臨月を迎えていた彼女に付き添っていたミントが、この予言を聞いていた。
元より子育ては務まらないと宣言していた二号は、それでも『曲芸団』の皆と共にノイルを近くから見守るつもりではあったが、この予言により直ぐにノイルを己から引き離す事に決めた。
その時の彼女の寂しげな顔を、グレイは良く覚えている。普段は一切弱みを見せない二号が、事情を告げた後一瞬だけ浮かべたあの表情を。
その後は、予言を信じるなど馬鹿らしいと憤慨したナクリと一度喧嘩別れになり、ミントが彼を追いかけて、ロゥリィとアリスを見守る為に二号が王都に残り、グレイはノイルを連れて王都を出た。
それが正しい選択だったのか、グレイには今でもわからない。自分なりにノイルを育てたつもりだが――息子は、果たして予言を乗り越えたのだろうか。
魔王とは、破滅の使者とは、一体何なのか。
グレイには今でもわからないままだ。
しかし、今のノイルを見ていると、やはり予言通りに進んでいっているのではないかとグレイは思う。
少なくとも、ノイルは奇妙な出逢いに恵まれている。ならば、たとえこの先予言通りになろうとも、もう大丈夫なはずだ。
辛い未来が待っていようとも、息子と仲間たちなら、きっと乗り越えるだろう。
強くなれ。
そう願って、グレイはノイルを育てた。
間違いだらけだったという自覚はあるが、再開した息子はいつの間にか自分などとっくに超えていた。
出逢いが彼を、導いてくれている。
不安はもうなくなった。
やり残した仕事も終えた。
後は、自慢の息子を信じるだけだ。
グレイは、一度紫煙を吐き出して身体を起こした。
離れた位置の王都とアリアレイクが、淡い輝きを放ち始めている。
「これからどうすんだ? ネレス」
「懐かしい呼び名だ」
名を呼ばれた二号が、くすりと笑う。
彼女に決まった名前は存在しない。その時その時によって名前を変える。
そこから、グレイは彼女をネレスと名付け、勝手に呼んでいた。
しかし、ネレスも嫌がることはなく、どこか満足げであった。
いつの間にか『曲芸団』の中では、彼女の名前はネレスになっていた。
「お守りも終わったし、私は本業に戻るつもりだ。アンタは?」
「俺はどうすっかねぇ」
「一緒にやるか?」
ネレスがトンと、足を鳴らすと、一瞬だけ二人の乗っている足場が姿を現した。
世界三害都市と呼ばれる内の一つ――『
義賊と呼ばれるそこに住まう集団の頭領――ネレスは口の端を吊り上げてグレイを誘う。
「楽しそうだが⋯⋯やめとくか。俺は父親だからな」
「まあ、やるって言ってたらぶん殴ってたよ」
「だろうと思ったぜ」
再び姿を消した『隠匿都市』の上で、グレイとネレスは星湖祭を眺めながら笑い合う。
かつて愛し合った時のように、何時までも二人は輝く湖と王都を、眺め続けていた。
◇
星湖祭。
それは、年に一度王都で行われるお祭りだ。
その日の深夜から、王都は最低限の灯りだけを残して一度暗闇に包まれる。
しかし、明かりを落とした王都には、別の光源が生まれる。
広大なアリアレイク、そこに棲息する光虫と呼ばれる昆虫が、長い年月を経て一斉に水中から姿を現すからだ。
一年の内の一日のみ、番い子孫を残すために、この虫は水中から現れ、一匹一匹が光り輝く。
水路が走る王都も、アリアレイクも、辺り一体はこの虫が放つ光に包まれ、特に水中から上ってくる時から既に発光を始めるため、湖はまるで星の海のようになる。
だから――星湖祭。
その幻想的な光景を見るために、この一日の為に王都を訪れる者も多い。
あまりにも美しい虫なので、あのフィオナでさえ直接触れられなければ平気だ。
ただし次の日は死骸が散らばっているので、掃除が完了するまではフィオナは絶対に外に出ようとしないが。
深夜から明け方にかけて見られる星の海の中を、僕は店長と二人でボートに乗って過ごしていた。
だが――
「店長、どうかしましたか?」
「む? 何故じゃ?」
何故って⋯⋯明らかに変でしょうあなた。
店長はこのお祭りが大好きだ。だからこそ僕をこの日にデートに誘ったのだろう。
まさか普通にデートするだけだとは思っていなかったが、お金もないので貸しボートとか色々店長に奢ってもらったが、その間ずっとこの人は変だった。
いや、店長が変なのは何時もの事なのだが、今日はいやに大人しいのだ。例年星湖祭の日はテンション上がってはしゃいでいるのに。話しかければ返事は返ってくるし、笑みも浮かべるが――誰だあんた。
普段からこんな人なら、僕は『
「我は別にどうもしておらぬ。それよりも、ノイルは休まなくても平気かのぅ?」
誰だあんた。
僕を気遣うように微笑んだ店長を見て、更にそう思ってしまう。
何時もならどんなに疲れてても引っ張り回すだろあんた。
特に、自分から言い出した事であれば絶対に引かないじゃないか。
それでいつも喧嘩になって、直ぐに僕が負けて連れ回されるのがいつもの流れだ。
やばい⋯⋯気持ち悪い。
ぞわぞわする。違和感が物凄い。
頼むからもっと自分勝手に動いてくれ。
おほーとか言って僕を引っ張り回せ。
それに全力で抵抗しないと、落ち着かないんだ。
「⋯⋯⋯⋯誰だあんた」
ついに僕は思っている事を口に出してしまった。店長が不思議そうに首を傾げる。
「何を言っておるのじゃ。我は我じゃろう。やはり疲れておるのではないか? もう帰った方がよいかもしれぬな」
「誰だあんたぁ!!」
僕はボートの上で立ち上がり叫んでしまった。僕ら以外にもボートに乗っている人たちが、何事かと言った様子でこちらを見る。
店長は僕の行動に目を丸くしていた。
「どうしたのじゃ? それより、立つと危ないぞ。片腕がないのじゃから」
そして、また気遣うように僕を見る。
鳥肌が立ちそうだ。
本当にどうしたんだこの人は。
「あんたは偽物だ! ミリス・アルバルマはそんな事言わない!!」
僕が指差して指摘すると、店長はふっと目を伏せた。
「⋯⋯我も、反省くらいはする」
「え?」
そして、ぽつりと小さな声を漏らした。
「ノイルが腕を失ったのは我のせいじゃ」
「は?」
意味がわからず、僕はぽかんと口を開けてしまう。何で店長のせいになるんだ。ていうかこの人もしかして⋯⋯
「我が安易にマナストーンを取りに行けばいいなどと言わねば、ノイルは腕を無くすことはなかったのじゃ。助けにもいけぬような状況になるなど、考えておらんかった。我が、ノイルの腕を奪ったのじゃ」
落ち込んで、るのか。
すとん、と全身から力が抜けて僕は座り込んだ。奇異の視線を向けていた周りの人々は興味をなくしたように、輝く湖へと目を戻す。
ああ、だからずっと僕の右側を歩いたり、気遣ったり⋯⋯まったく馬鹿馬鹿しい。
左手を額に当て、僕は大きく息を吐き出す。
確かにきっかけは店長の言葉だ。
でも、いつも僕を振り回しているくせに、いざ取り返しのつかない事態が起こると落ち込むなんて、本当に馬鹿だ。
だったら最初からやるんじゃないよ。子供か。
妙に幼いところがあるんだよなぁ、この人。
本当はこのまま反省していてもらいたいものだが⋯⋯気持ち悪い。
こんなものは、僕が気持ち悪い。
だから、早々に立ち直って貰うことにしよう。
「店長」
「⋯⋯何じゃ?」
「ふん!」
「ぶみゅ」
僕は左手で不意打ち気味に店長の頬を掴んだ。
店長は驚いたように目を丸くしているが、本来なら簡単に避けられただろう。
「ふざけないでもらえますか?」
「ふみゃめめもらむ」
何言ってるかわかんないや。
「これは、デートなんです」
何で僕がこんな事を言わなきゃいけないんだ。
本当に腹が立ってきた。
大体、僕は知ってるぞ。
あんたシャワー浴びた後、寝間着じゃなくて普段着を着てたじゃないか。
落ち込んでても、本当は行きたかったんだろう。
デートを、楽しみにしていたんだろう。
「つまらないこと、考えないでくださいよ」
だったら楽しめ。
勝手に盛り下がってるんじゃない。
片腕を無くした責任など感じなくていいから、僕の貴重な時間を奪った責任を取るんだ。
責任という言葉が嫌いな僕にここまで思わせたんだから、絶対にやってもらうぞ。
「ひゃが⋯⋯」
じゃがじゃない。
「従業員割引、僕にも適用されますよね?」
尋ねると、店長は頬を掴まれたまま不思議そうに僕を見た。
「依頼します。今この時間を、僕と楽しんでください。そして二度と、腕を無くした事を気に病まないでください」
「⋯⋯⋯⋯」
「ミリス」
名を呼ぶと、彼女は逸らそうとした瞳をこちらに向ける。
手を離し、僕はポケットからいつもの櫛を取り出した。そして、自分の膝を叩く。
ミリスは少し戸惑ったようだが、やがて僕の膝にちょこんと座った。
ぎこちなく左手で彼女の髪を梳きながら、尋ねる。
「下手くそかな?」
「⋯⋯少々のぅ」
「報酬には?」
「⋯⋯なるわけが、なかろぅ」
「従業員割引は?」
「そこまでの割引はせぬ」
「だめか」
「だめじゃ」
くすりと、ミリスは笑みを溢した。
そして、僕の膝に遠慮なく座り直す。
「それに、報酬ならもう決めた」
「お金はないからね」
「知っておる」
首を反らすようにして、ミリスは僕の方を向く。その紅玉の瞳は、何時ものように輝いていた。
「このデートを、我と楽しむのじゃ。そして早く、左手でも我を満足させる技術を身に着けよ」
「⋯⋯ちょっと割に合わないけど、仕方ないな」
「十分な割引はしたからのぅ」
「ああ、契約成立だ」
お互いにニヤリと笑い、店長は再び前を向いた。練習も兼ねて、そのまま僕は髪を梳き続ける。
「ノイルは本当に我の事が好きじゃな」
「いや嫌いですよ」
「照れずともよい」
照れてるわけじゃないんだけどな。偽りのない本心なんだけどな。何で伝わらないんだろう。この世は不思議だ。
機嫌良さそうに脚をぱたぱたとさせ始めた店長は、何かを懐から取り出し、それを見始める。
髪を梳きながら覗き込んでみると、それは楕円形の縁に金の装飾があしらわれた鏡だった。
ふわふわと独りでに宙に浮かんでいる辺り、『神具』なのだろう。
「何ですか? それ?」
「『
ああ、あの噂の。
何か皆で取り合ってたやつね。
見たいものを見られる、か。便利なものだな。そりゃ皆欲しがるわけだ。
「ほれ、今は我とノイルが映っておるじゃろう? 今の光景を他の視点から見たくてのぅ」
「へぇ」
確かに『願望鏡』には、光の玉に包まれる僕らが、俯瞰するような視点で映し出されている。
「因みに、これは今何を対象に映してるんですか?」
「ノイルじゃ」
「へぇ、ちょっと貸してもらえます?」
「む? 構わぬぞ」
僕は櫛をしまってふわふわと浮かんできた『願望鏡』を手に取ると、流れる動作で船底に叩きつけた。
鏡面が割れ、『願望鏡』は消失する。
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
しばしの間、僕らの間には静寂が訪れる。店長は何が起こったかわからないとばかりに、目をぱちぱちさせていた。
「何をするのじゃぁああああああああ!!」
そして、膝に乗ったまま勢い良く僕に掴みかかってくる。
「度々これで僕を見てただろ! 妙に勘が鋭すぎる時があると思ったんだ!」
「それの何が悪いというのじゃ!」
「覗き道具じゃないか!」
「我とノイルの仲じゃろう!?」
「覗きを許容する仲じゃない!! そんな関係は存在しない!!」
僕らはボートの上でわちゃわちゃと大声で争い合う。また周りの注目を浴びている気がするが、今は気にしている場合ではなかった。
店長にがくがくと揺さぶられながらも、僕は必死に反論する。あんなものがこの世にあってたまるか。
「許さぬ! いくらノイルでも許されぬぞ!」
「許されないのはどっちだ! それに見ろ! 僕は腕を失ったんだぞ!」
「それは先程お主が気にするなと言ったばかりじゃろうがぁあああああああああ!!」
「うるさい! やっぱ気にしろ! 反省しろ!!」
「ぬわぁあああああああああああああッ!!」
「おぼぁッ!!」
ボートはぐわんぐわんと揺れ、それでも醜い言い争いを続けていた僕らは、ついに絶叫してより一層激しく暴れた店長のせいで、見事に転覆する。
水中に沈んだ僕が目を開けると、店長はまだ僕の襟元を掴んだままだった。
そして、まさに星の海のような水の中、僕をぐいと引き寄せると――
「!?」
そのまま僕へと口付けた。
両手で僕の頬を挟み、しばらくの間彼女はずっと口を離すことはなく星空の中、長い長い間――口付けを交わし続けた。
「ぶはっ! はぁっ!」
ようやく解放されて水面に顔を出した僕は、わけがわからず目を白黒とさせてしまう。
混乱していると、水面に顔を出した店長がぎゅっと僕を抱き締めてくる。
濡れた髪に潤んだ瞳で店長は僕を見つめ、肩に頭を乗せてきた。
「弁償してもらうからのぅ」
「べ、弁償⋯⋯」
血の気がさーっと引いていく。
冷静に考えてみれば、壊したのは『神具』であった。
「給料から、少しずつ天引きじゃ」
「⋯⋯⋯⋯あのぅ、すいませんでした」
「今更謝ったところでもう遅いのじゃ」
ちくしょう。
まだ祭りの最中だというのに、僕だけは後の祭りだった。
「返し切るまで、辞められると思うでないぞ」
「⋯⋯ははは⋯⋯はぁ⋯⋯」
濡れているのに、乾いた笑いが出てくる。どうやら僕はやってしまったらしい。
『神具』が買える程のお金など、一生かかっても払えるわけがないのだ。
「ノイルは、我のものじゃ」
美しい星の海の中、水面で抱き合っているように見える僕らを、多くの人が物珍しそうに見物していた。
中には何故か拍手をしている人まで居る。
完全に目立ち過ぎていたが、そんな事よりも僕はどうやって店長から逃れるかを、ただ考えていた。
心臓がうるさくなっているのは、きっと驚いたのと、長い間水中に居たのと、逃げられない事に恐怖したからだと思いながら。
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