第502話 やばい流れ
「春香、大丈夫?」
「だいじょうぶじゃなぁい。はるかあるけない…」
ふらふらしながら僕に言ってもたれてくる春香がかわいすぎた。
「りょうちゃん、どうする?」
「とりあえずアパート帰ろうか…春香、おんぶしてあげるから背中乗って」
「はーい」
とりあえずアパートまで帰るのが一番楽だと思ってまゆに答えて春香をおんぶする。春香はふらふらしながらも嬉しそうに背中に飛び乗ってきた。もちろんそれを見てまゆとゆいちゃんはずるい…ってちょっと不機嫌に…
ずるい。と不満を言われても緊急事態だから…と緊急事態宣言を出して春香をおんぶしてまゆとゆいちゃんとアパートに帰る。途中、酔っているからか春香がめっちゃハイテンションで僕の背中でめっちゃはしゃいでいた。それを見てまゆとゆいちゃんはスマホのカメラで春香の様子を動画で収めていて後で見せてあげよう。とニヤニヤしていた。たぶん、春香めっちゃ恥ずかしがるからやめてあげてよ。
と言うかわけで春香をアパートまでおんぶして帰って来た。その頃には春香は疲れてぐっすり眠っていた為、女の子部屋の布団で寝かせてあげてからリビングに向かう。
「りょうちゃん、春香ちゃんだけずるい」
リビングに戻るとまゆからそう言われた。ゆいちゃんも便乗してうん。うん。と頷いている。
「わかってるよ。でも、疲れちゃったから少しだけ休憩させてくれない?」
「もちろんだよ。りょうちゃん、そこで横になって」
「え、あ、うん」
まゆに言われた通り僕はリビングに敷かれていた布団で横になる。
「りょうくん疲れてるから私とまゆちゃんがマッサージしてあげる」
そう言いながら僕をうつ伏せにして腰の下くらいの場所に座って僕の背中をぐりぐり押してくれる。い、癒されるぅ。まゆは僕の足を踏んで足踏みしてくれる。まゆはめっちゃ軽いからちょうどいいくらいの気持ちよさでめっちゃ癒されるぅ。
「りょうちゃん、気持ちいい?」
「うん。めっちゃ気持ちいい」
「りょうくん、私は?」
「めっちゃ上手だよ。めっちゃ気持ちいい」
僕の答えを聞いてまゆもゆいちゃんもめっちゃ喜んでさらに気合い入れてくれた。めっちゃ癒される。
なんだかんだで数十分まゆとゆいちゃんにマッサージをされてめちゃくちゃ癒された。
「疲れた。休憩」
そう言ってまゆとゆいちゃんはソファーに座る。めっちゃ癒された僕はまゆとゆいちゃんにお礼を言う。
「りょうちゃん、気持ちよかった?」
「うん。めっちゃ気持ちよかったよ。ありがとう」
「じゃあ、次はりょうちゃんがまゆを気持ちよくしてくれる番だよ」
「わ、私も…」
そう言いながらまゆとゆいちゃんは上着を軽くめくり始めた。あ、やばい流れだ……
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