詩的なポエム

石水 灰

「ポエム」

意味のないモノ

中身のないモノ

そんなモノなんて必要なのだろうか?


ポエム


それ自体に意味はない

だが、それを作ったモノにとっては意味がある

日々の鬱憤を、怒りを溜めるもの

要らないモノのガス抜きが必要だったんだ

それで誰かに届く必要も

誰かを傷つける必要もなかった


ポエム


意味のない人生は歩みたくないだろうに


君が言ったんだ


「中身も、意味も、何もない。まるであなたの人生はポエムみたいだね。」


ポエムみたい。

果たして僕の人生にそれだけの意味があるだろうか?


ポエム


ポエムとは違って、

僕を必要とするモノなんていない


さあ、これが最後のガス抜きだ

いらないモノのガス抜きをしよう


君も僕も、みんな要るのかな?

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