偽善と悪魔

"できることなら死にたかった"

"そう、あの時僕はきっと

死にたかったんだ"

なんだかもう、何もかもがバカらしかったのです。

"…バッカみたい。"

ハルホスは言いました。

"なんで頑張るんだろう?"

考えたって、仕方ない。


死ぬ勇気が欲しい


生きたく…ない。


ハルホスは目が覚めました。

夢を見ていたのだと、知りました。

とてもかなしい夢でした。

今まで自分が感じてきた辛い気持ちや悲しい気持ちが一気に押し寄せてくる夢でした。

悲しいから死にたいのではない、辛いから逃げたいんじゃない、もう楽になりたいだけなんだと夢でハルホスは言っていました。

ポッカリーネも居ました。

泣いていました。

ポッカリーネの涙は、夕陽を反射してキラキラと輝いていました。


ポッカリーネと最後に夕陽を見てから、1週間が経ちました。

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