ひなたぼっこと理想の生活

一条 遼

ひなたぼっこ生活 初日

ひなたぼっここそ至高の時間だと思う


季節は春

時間は昼

天気は当然晴れ

気温も程よく 時より風の吹く部屋の

布団の中…


そこにくるまった瞬間

幸せはやってくる

暖かな日差しに心を委ね

もふもふ フカフカの布団に身をあずけ

頭を撫でるような眠気に従って


穏やかに昼寝へと堕ちてゆく


あぁ、なんという至福…

あぁ、なんという自堕落な…


これ以上身も心も何もかもを

預けて委ねて


堕ちてしまえばもう

引き返せない悪魔の罠


ダメだとわかっていても

逆らうことは出来ず


しかし瞼はとうに重く



深い眠りへ落ちてゆく……



こんな平和で罪深い世界があるのなら…




そこを理想郷と…名付けましょう…。











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