第2話

雨が十姉妹を連れてくる人間がマジョリティに確立されるここ、大雨町。いみじくも信金の建物の前を通る通勤路。ミヌコは八丈島への憧れを胸中に隠し、今ひとつのカフェインを今や遅しと待っている。躊躇う事ではあるけれど、今現在踏みつけているアスファルトが、工業用のグミに変わる事を道路脇のポールが伝える。昨日、言うは易く行うは難し精肉店ではEメールに対応したらしいが、わたしにはコンソメのピンチ程関係のない事で。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る