eat me.

下記詩を受けて作った詩になています。

私に想う心と表現をもたらしてくれたこの詩は、現在アルファポリスに移されました。

ご興味を持たれた方は、是非訪れて見て下さい。



素の詩 僕の詩 作者 小鷹 りく

    第32話 君よ、光へ



かゆかゆ瘡蓋かさぶたの所がかゆい。

じゅくじゅくしてる。


嗚呼ああ、気持ちいい。

むしられると、とてもとても気持ちいい。


食べて食べて。

ほら、黄色とも、緑色とも言い難い、どろっとしたものが出て来たよ。


流れ込んで行く。

ねっとりとして美味おいしいでしょう。


食べて食べて。

ほら、赤黒いお肉、腐ってない、熟成させたお肉だよ。


溶かされてゆく。

包み込まれて、昇華しょうかされる。


食べて食べて。

もっと食べて、痛みもかゆみも感じない。


純朴で、純粋で、貪欲で。

何でもかんでも取り込んで、自身の光でさえも飲み込んで。


黒い黒い背景に埋もれているんだ。

深い思いやりも、深い愛情も。


eat me.

連星の様に、謎に満ちた美しい姿を現して。


此の世界にいる間、決して一人にしないよ。

青い空を背景に、光の中へ、その先にも行ってみよう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る