ヒトノココロ
雨宮美優
第1話存在価値
ねぇ、私ってなんで生きてるのかな?
ドジでノロマで頭が悪くて人付き合いも悪くて怒られてばかりの役立つの私はなんでこの世に生まれてきたのかな?
必要とされたから?違う、必要とされていない。愛されるため?ううん、愛されてなんかない。誰も私を愛さない。みんな私をゴミみたいに扱う。
私は誰?私はなんなの?そう、私はゴミだ。死んでも誰も悲しまない。死んでも誰も気にしない。ゴミは誰も気にされない捨てられていても悲しまれない
私はゴミと同じだ。使えるのは体だけ、毎日学校で体を弄ばれて弄られる。私を裸にひん剥いて、機械をいじるように私の中に入ってくる。
もちろんゴムなんてものはない
それをずっと耐えてたら吹っ切れて抵抗はなくなった。
何時しか飽きられ使われなくなり私は本当の意味での無価値のゴミに家族からもゴミ扱い
死にたい死にたいでも死ぬのは怖い。痛いのはやだでも楽になりたいこれまで苦しんだのになんでさらに苦しまなければならないのか。
私は誰のために生まれてきたのだろう。なんで生きるのだろう。死にたいのに死ねない。勇気がないから臆病だから。
こうして私は今日も生きていく。ずっとずっと、生きていく
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