第2話陰キャオタクの俺がなぜか美少女と昼食を食べてるんだが!?
2人は、特に何もなく弁当を取り出し食べ始めた。
相変わらず視線が辛い。それにしても夜桜さんの弁当は美味しそうだった。なにせ相手はお嬢様だからな。普通か、、、
「ねぇー七瀬君、」
「な、なんですか?」
突然喋りかけてくるのでビックリした。
「七瀬君いつもコンビニの昼食なの?」
意外な質問だった。お嬢様はコンビニの食べ物なんて食べないのかな。
「あ、あの親はいない時はコンビニとかで、いる時は弁当なんです」
「そうなんだ!あ、明日はお母さんはいるの?」
「いえ、明日はいないと思いますよ」
「そ、そうなんだ。あのね私でよかったら七瀬君に弁当作ってくるけど、どう?」
「「「は???」」」
はい、出ました本日2回目の「は?」
もうやだ。
「なんで俺に?いろいろしようとしてくれるんですか?」
「いや別に、、、七瀬君の昼食ほぼほぼコンビニの物だったから栄養足りないと思ったから、、ダメかな?」
また、ダメかなキターッッ‼︎
「いや、夜桜さんが作ってくれるのは、ものすごく嬉しいけどほかにもっと作ってあげた方が良い人いると思うんだ」
これがまたギャラリーが頷く。
「私は、七瀬君にしか作らないから」
なんだその解答!!生まれて初めてだぞそんな事言われるの。しかも学校一の美少女に!
「お、おう」
「そう、ならいいね!何か作って欲しいのある?」
そう、聞いてきた。そんなの決まってるだろ?
「夜桜さんが作るものならなんでも」
普通に考えてたらその考えが1番だろう。
ただ、夜桜さんはこれまた頬を少し赤らめていた。可愛いすぎる。
「そう?分かった楽しみにしててね!それとあと一つ私と話す時は敬語はやめてね!他人じゃないんだし」
そう言いながら夜桜さんこと真奈は指でバツを作りながら言ってきた。
「は、分かった」
「それでよし!」
とにかく弁当なんかよりもこの時間が終わって欲しかった。いや待てよ明日作ってくるんだったら、明日もまた一緒に食えと?冗談きついぜ、、
それから昼食を取り終わった後話しかけてきた。
「それでね七瀬君、その良かったら連絡先交換しない?」
もう、既に皆驚かなくなった。連絡先と言っても今日本人の8割ぐらいは使ってるだろうメッセージアプリだけど。いわゆるID。
「良いけど、、」
「んじゃー、これが私のね」
スマホの画面を見せてきた。画面にはQRコードが映っていた。
俺もスマホを取り出してコードを読み取る。読み取ったら真奈と出てきた。俺は追加ボタンを押す。
「よし!これでなったね!」
「うん」
と言った瞬間、ランチタイムの終わりを告げるチャイムが流れた。
「じゃー弁当楽しみにしててね!」
「おう」
そう言った後彼女は使った席を戻した後、机の主にお礼を言い自分の席へと戻っていった。
綾人はスマホの画面を見つめながら思った。生まれて初めての連絡先交換が学校一の美少女なんて、、、
「なぁー、綾人これからどうなるか分かってるよな?」
喋りかけてきたのは、俺の唯一の友達''
「あっ、」
「くそ、悔しいぜ!俺も夜桜さんの弁当食べたいのに!」、「なんで俺じゃなくて七瀬なんだよ」とか色々な批判をしてくる。俺が喋りかけたんじゃないのに、冤罪だ。
でもトイレでバケツの水バッシャーンじゃなく、「夜桜さんとの昼食どうだった?」だの夜桜さんの質問責めだけだった。
俺は家に帰って、ベットに飛び込み昼食の時間の出来事を思い出す。夢じゃないか。でもあの夜桜さんの弁当を食べれるのは物凄く嬉しい。美味しんだろうな。
「ちゃんとしたお礼をしないとな、それとどれだけ美味しかったを800文字ぐらいで伝えないと」
そう呟き、目を閉じて眠りにつく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます