ナス食べていいですか?

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第1話 トマト

おなかが空きました。

冷蔵庫の野菜室を開けます。

満タンに入った野菜室をみて、おもむろにトマトを取り出し。

真っ赤な、少し青みも残ったトマト。

「いただきます」

切らずに丸々とした大きなトマトに、かぶりつく。


少し、青い香り。

甘くジューシー。

小さな歯形が残る。


果肉から滴るトマトの水分。

喉の渇きも潤す。

滴るトマト味も味わい尽くす為に、急いでかぶり続け。

トマトのヘタだけ残し、完食。


「ごちそうさまでした」

手をあわせて、感謝。


夏のおやつに最適。

燦々と輝く太陽のした。

野菜畑で食べた、もぎたてのトマトを思い出してしまいました。


もうひとつ食べたい…


砂糖を、お皿に用意して。

お砂糖をつけながら、トマトをもうひとつ。

あっという間に食べちゃうのです。


冷蔵庫のトマトが後2つ。

「トマト食べたの誰っ!?」


夕飯のサラダのトマトが減ったのでした。


ごめんなさい。おねぇちゃま。


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