七月·赤旗が翻る

第159話 7/1 SF小説?

今日は十二時になってやっと目が覚めた……あまりにも気怠い。でも僕は午後のあいだ『レベル4パニック』(四级恐慌)というSF小説を読んだ。


この小説は、テロリストが「911」事件を再現したいと述べ、2016年にインディアンによる活動で米国に天然痘ウイルスを撒き散らすというものです。まだ2029年には、中国のある飛行船の広告活動を通じて、天然痘ウイルスを撒き散らし、東京の数十万人が感染しました。しかし、これらはすべて「梅茵」という米国籍の中国系ウイルス学者の警告に離れられません。そしてついにテロリストの陰謀を粉砕した。


この小説は私を複雑にさせた。彼は確かに上手に書いている。しかし一部の筋は私は確かに納得できない。主人公と彼女の夫は車で新婚旅行に行く(文中で言うのは四川九寨溝)。しかし、主人公は自分がアメリカから中国に戻ってきた時に天然痘ウイルスに感染したことを知り、中国のある地域を「流行地」にしてしまう(文中では河南省南陽市)。なぜ夫と四川で隔離しないのか?どうして車でいくつかの省を越えて、四川省から河南省に戻ってから隔離するのですか?


主人公は「ウイルス学者」でもある。しかし、彼女はこのような方法を「最善の方法」だと当然のように主張している。これは私をとてもびっくりさせた。主人公は中国の広範囲な感染を恐れないのだろうか?


また、この物語の悪役は弱すぎて知的ではない。小説の中のテロリストの行動も私には理解し難い。


テロリストは最初、アメリカ人をウイルスで攻撃することにした。しかし、あるテロリストが「日本人はいつもアメリカ人の後ろについている」と言ったからだ。……そしてテロリストは、急遽東京を襲撃することに……


???(わけのわからない僕が疑問符を描く)


やはり、中国のSF小説は劉慈欣の作品しか読めない……


確かにこの作品は日中友好を強調している。中国側の指導者と日本の指導者が最終的に日比谷公園で抱き合い、「民と共に楽しむ」。米国と日本の衛生防疫体制の優越も強調したが…


とにかく、この本がおかしい。著者が自分の主張を過度に強調し、論理とストーリー上の弱点を見逃したことは、同書の精彩を損なった。


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