第3章 第5話 河崎三木。後輩さ
最初は緊張していたのも無かったかのように会話が弾んだ。
だけど…
「ねぇ、南さん。」
僕には一つどうしても気がかりなことがあった…
「ど、どうしたの、かな?」
「いや、僕なんかと登校してる所がバレていいのかなって…
南さんのイメージもあるだろうし…」
そう。
僕なんかと登校していて南さんに迷惑をかけてしまうんじゃないか…
それがとても心配だった。
「何を言ってるの?泉君。
だって私達、恋人でしょ?」
答えになっていないような答え。
それでも僕は嬉しかった。
〜校門付近〜
「あそこのコンビニのスイーツが、とっても美味しいの!」
「そうなんだ!?
でも、なかなかコンビニのスイーツって食べないからあんまりわかんないな」
「大丈夫!大丈夫!
私を信じてよ!」
自信満々の笑み。
それだけでも
僕は心がお腹いっぱいになった(?)
ごちそうさまです。
「じゃあ今度一緒に行こ?南さん。」
「いいよ!」
「ぜひ!」
?
一人に聞いたら二人の返事…
むむむ…
「南さん?と、どちら様?」
…………
「いー先輩との今までは所詮お遊び?
ヒドイです!いー先輩!」
こんな呼び方をする人は考えなくてもすぐわかる。
「久しぶりだな…河崎三木…」
「久しぶりですね。いー先輩っ!」
口では可愛い子を演じている河崎。
でも河崎の目の奥は光っていなった。
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