第4話 彼女の秘密

そんなかわいい転校生がクラスにやって来たらクラスのみんなが黙ってるわけがない。案の定、周りからは「あの子まじ可愛くね」

だとか「俺、最速で南さんに告るわ」といった会話があらゆるところから聞こえてくる。

そして、その格好の中心人物、南さんは周りの女子から質問攻めにあっていた。そしてその光景を外野から見ていたこの僕から一言言わせてもらうとするとなぜか南さんがすべてわかっていたかのような笑みを浮かべて話している。あー怖い怖い。そんなまんざらでもないことを考えていると「なぁ泉、僕かぁ決めたわ。彼女に告る!止めても無駄さ。」そう言って僕のところにやってきた千歳にこう言ってやった。「まぁせいぜい頑張りなよ。童貞クン。」「そんなこと言うお前は南さんのことどう思うんだよ」僕か...「僕は何故か彼女を見ていると懐かしいようななんというか...表しづらいけど...まぁとりあえず可愛いんじゃないかな」「おーい泉そんなこと言ってももう遅いぜ。なにせ南さんは僕がもらうからさ!」そう言って千歳は南さんのところに一目散に走って会話に混ざっていった。

 


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る