第10話 初めての街・おーと
「どうやるの?!どーすればまほーちゅかえる?」
「方法はいくつかあるが......精霊と契約を結ぶのが最も力を引き出せるだろう。一般的には精霊と契約を結ぶのは難しいが、ヒナは神の子だろう?精霊は清らかなものを好む性質だ。神の子であり、幼児であるヒナは精霊のタイプど真ん中だ!」
なんと!?
精霊と契約できれば魔法使えちゃうって!
にしても精霊ってロリコ......ゴホンッいやいやショタコンの可能性もあるよねうんうん。
「せーれーとけーやくしゅる!まほーちゅかいなる〜♪」
「グハッ......そ、そうか。では北の国の次は東の国に行くか。」
魔法使いヒナちゃん誕生まであと??日♪
「うん!じゃあおーと(王都)行こー!」
「ああ。」
初めて生で魔法見れるんだ〜ワクワクするなぁ!
詠唱とかするのかな?
それとも魔法陣書くとか?
テレポーテーションって叫んでもいいかなぁ。
「じゃあ転移する。しっかり俺を抱いておくんだぞ。」
ちびベル抱きしめいざ王都へ!
因みに、詠唱は必要ないみたい......残念。
代わりに私が叫ぶね♪
「うん!いざ、てれぽーてーしょんんん!!」
シュンッ
「......ほわぁおっきー!ベルみちぇ、おちろー!」
無事に王都の外壁前に転移成功!
一瞬だったからよくわかんなかったや。
ここからでもお城が見えるって、凄く大っきいなぁ。
まあ、私がお城に行くことなんて一生ないんだろうけど、探検してみたいなぁ。
「ひヒナ。わ、わかった、わかったから......少し離れてくれ(照)」
おっと失礼(笑)
ぎゅうぎゅう抱きしめちゃってたわぁ。
流石のベルも嫌だよね......(泣)
......まず鏡探そうかな。
「ヒナどうした?まずは戸籍を作りに行くぞ。」
おっと意識が飛んでたみたい(笑)
王都に入るには外壁で審査?を受けないとダメみたい。
王様とか貴族が沢山住んでるから、危険人物じゃないよーってわからないと入れて貰えないんだって。
......私戸籍もないんだけど、大丈夫なのかな(汗)
「ねぇねぇベル。私あの門とーれる?こちぇき(戸籍)なくてもだいじょぶ?」
「ん?あぁそれなら大丈夫だ。俺がヒナの後見になれば問題ない。ほら行くぞ。」
...........ふはーベルのおかげでなんとか王都に入れたよぉ。
ベルが居てくれて本当に良かったぁ私1人じゃ街に入れなかったよ(汗)
王都なだけあって、たくさんの人?で賑わってるね!
魔族って人間とそう変わらないみたい。
角とか羽根とか期待してたんだけど......ベルは人型にならないのかな?
それにしても凄く綺麗な街だねぇ発展具合は中世ヨーロッパに近いのかな?
街灯なんかもあるけど、あれはガスでも電気でもないね。魔法......かな?
魔法が存在してるから科学は発展してないみたい。
「ぼーっとしてたら危ない。ヒナ、行くぞ。」
「うん!」
観光はまた後で。
戸籍作りにレッツGO!
ところで、戸籍ってどこで作るんだろ?
やっぱり役所とかかなぁ。
Heyジテン〜戸籍ってどこが管理してるの?
『おっ!久々の登場だぜマスター!忘れられてるかと焦ったぞぉ(笑)』
ごめんねジテン......ちょっと忘れかけてたよ。
『この世界では、戸籍はギルドが管理してるんだ。ギルドが身元を保証し、仕事の斡旋なんかも行ってるんだぜ。この世界の住民は、生まれたらまずギルドに登録され、ギルドカードが作られる。それが、戸籍ってわけだ。』
ほーなるほどなるほど。
ギルドかー前世のゲームでは冒険者の印象が強かったけど、こっちの世界では役所みたいな役割なのねー。
「着いたぞ。」
「...........ここぉ?なんか......むっさいぃ(涙)」
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