第6話 おべんきょ

「ジテン君の異世界講座はっじまっるよー」


「はーい!ジテンちぇんちぇえ(先生)よろちくお願いしましゅ!」



相も変わらず絶望的な滑舌(泣)

ふんっいいもんね幼女だもんね!



「よしマスター、この世界の基本的なことを教えるぜ」


ジテンとの衝撃的な出会いを経て、現在はお勉強会を開催しております。

現在地が 北の国の魔の森 ということはわかったんだけど、それ以外のことはまーったくわからないので。

ジテン先生と一緒に、異世界生活の基本について学びたいと思います!


「はーい」


「まず、この世界”ジグバドル”は大きく分けて5つの国に分類される。"東"、"西"、"南"、"北"、"中央"の5つだ。」


なるほど~東西南北と中央ね。

わかりやすい!


「それぞれ異なる種族が統治してんだ。この世界はマスターのいた世界とは違って、人族以外の種族も存在してる。東は精霊、西は獣人、南は海人、北は魔族、中央が人族だ。」



「ふおぉぉぉ!!?」


異世界キターッ!

獣人さん会いたい~もふもふパラダーイスむふっむふっ♪

全国旅するぞー!





......ん?

なーんか不吉?な単語があった気がしなくもなくもない。


Heyジテン、魔族って言った?

ねぇ、魔族?

私たち今魔族の国にいるの?

え?

あの、えっと、まっ魔族って人間食べたりするのぉ?(泣)


「おう。ここは魔族の国だ。魔族は人間食ったりしねぇよマスター(笑)それに、マスター人間じゃないしな。」


「...........えっ、わたち(私)いちゅの間に人間辞めてたのぉ?!」


魔族が人間食べないってのは良かった良かった。

仲良くなれちゃうかもぉくふふ♪



でも、聞いてない聞いてないよ神様。

私人間辞めるとか聞いてない。

人間じゃないなら私ってなんなんですかー?!


ジテン!私の種族って何?!


「マスターは神の子だ。マスターを転生させた神様の子どもってことになってる。」



...........設定多すぎない?

ねぇ?

神の子どもって、しかもあの神様の...........い、嫌だぁぁ(泣)

勝手に殺しといて父親だとぉ?

ふざけんなぁ(怒)



はぁもういいや考えるのやーめたっ。

なったもんは仕方ないよねうんうん。

でもラッキー幼女の筈なのに......あれが父親ってアンラッキーじゃないの?




「どうだ、マスター。国と種族についてわかったか?」


「うん!ちょっとやな事知っちゃったけど、わかったよ!もふもふパラダイシュがあるんだよね♪」


「......ほんとにわかったのかぁ?」



早くもふもふの国に行きたいなぁ。

ささっと助っ人さんと合流して、目指すはもふもふパラダーイス!


レッツGO!!

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