家電の気持ち

ねこのかたみみ

洗濯機の気持ち

僕は洗濯機。2か月前にこの家に引っ越してきた。

この家には、お母さんの由美さん、お父さんの勝彦さん、長男の夜兎くん、次男の優希くん、長女の唯ちゃんの5人家族だ。


僕の1日は、夜兎くんのシャワーから始まる。

夜兎くんは高校3年生でバレー部に入っているそう。

身長も高くてイケメンだし、僕はすごくうらやましく思う。きっとモテてるんだろうな。

そんな夜兎くんだが、寝起きは少し機嫌が悪い。脱いだパジャマを乱暴に入れてくる、でもこんな夜兎くんを知ってるのは僕だけなのだ。


次に由美さんが洗濯機を回しにくる。

僕の1日に1回だけあるお仕事の時間だ。

由美さんが洗濯物、洗剤、柔軟剤を入れてくれる。そして電源ボタンとスタートボタンを押す。よーしがんばるぞー!


そこから時間が過ぎてみんなが帰ってくる、夜になったんだなぁ。

みんなが着替えた洗濯物を入れてくる。

まだまだ余裕はあるから今日のお仕事は終わりみたい。

明日の朝も頑張ってみんなの服をきれいにするよ。

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