第89話 55階層突破とギフト取得

 俺はミーナと同じ死者蘇生を50ポイントで取得した。99ポイントの次は50ポイントだっがミーナが死んだ場合蘇生の術が無いから必要と判断した。


 その他は状況次第で取得だ。

 なので今晩は取得可能なギフトをじっくり考える事にする。時間が限られているのが恨めしい。


 それはともかく皆の戦闘も慣れてきたのかレベルが上がっている関係かスムーズに行っている。


 そうして夕方には55階層を突破した。本日は56階層の入り口で野営だ。これで未到達域を突破した。

 ダンジョンの入り口には今何回層が踏破されたか自動で表示される石版がある。転移石の横に有るのだ。そうそう、確か誰かアイテムクリエイト系を持っていると聞いたので何をどのレベルで作れるのか、何が必要か検証を宿題にした。魔石が必要と思われるが、各自のアイテムボックスにはある程度のストックがる。


 俺は野営の支度をしてから帰路に着く。

 ギルドで魔石の換金、買い物とルーチンをこなす。


 そして夜を迎えリビングで紙に色々書きながら考察をしていると誰かがお茶を持ってきてくれた。エミリーかなと思う。エミリーが着そうな服の袖に見えたのだ。俺はその手をぐいっと引きありがとうと言いながら抱き寄せ一気にキスをした。しちゃった。してしまった。やらかした。


 そこには真っ赤になりくねくねするモナがいた。やらかしたのだ。エミリーと思ったらモナだったのだ。俺は間違いを気付かれたくなく。


 聡太「どうした?お礼のキスだぞ」


 俺はさも当たり前○のクラッカーのように言い、集中できないがギフトの考察に戻った。


 モナ「わ、私のファーストキスをお師匠様にされた!お師匠様に嫌われていると思ったのにうううう。嬉しいです。ぶえーん」


 変な泣き方だ。仕方がないので、


 聡太「そうやって女らしくしているのだったらちゃんと考えるぞ。まあ先は長そうだけどな。お茶有難うな」


 そしてぎゅっと抱きしめて、もう一度キスをしてあげた。今度は間違いなくモナと認識して。


 モナがトレーを持って部屋を出ていく。エミリーとリリアは家の片付けや洗濯をしているのだった。今までは文字通り足蹴にする存在だったが最近の活躍で一気に株が上がったのだ。


 俺は皆が持っていないギフトで必要なのを取得すると決めた。戦闘系は剣術の初級が5ポイント、まあそれで十分とは言わないが、俺自身の戦力アップはまず一つ。それ以外は皆の為のサポート系を選ぶ。

 スキル名:ポイント数で記載


 気配察知:5

 罠発見:5

 罠解除:5

 剣術初級:5


 ダンジョン内で取得分

 死者蘇生:50

 テレポートUR :99

 ここらを4つを選んだ。剣術以外は特にランクが無く経験と共に強化されていく。

 これで169ポイントを使った。

 取り敢えずこれで今日のギフト考察を終わり眠りに着くのであった。



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