ふるさと
今は遠い我が家よ
今はどうなっているのだろう
朽ちる様を見た身としては
それ以上の何があるかよ
捨てられた
捨てられた
世間も人からも捨てられた
我が家や
もう帰ることはないだろう
苦悶の表情そのままに
炎に包まれないかと思うているよ
我がふるさとはどこにもあらず
我がふるさとは消えていく
悲しくないさ
ただ虚しい
虚な瞳で思い出す
しかし、それは朽ちた家
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