嘘つきの紋章

綺麗な嘘をつくならば

楽しい嘘をついていた

困らない嘘をつくならば

嬉しい嘘をついていた


私は昨日の嘘から生まれた嘘

みなが忘れた今日の終わり

商店街もSNSも

忘れられてお祭りは終わり

だけれど来年また来るわ

だから昨日の舞台は片付けておいて

華麗に舞い、豪奢に着飾り

にっこり微笑む私を待つの

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る