日々詠う
淡路結波
4月
エイプリルフール
ねえ、あなたはどんな噓が好き?
嬉しい噓や悲しい噓
好みの嘘を君はつく
毎年この日は
僕はそれを楽しみに待つ
だが、ある年を境にピタリと止んだ
そこから代わりに僕が贈る
別れを噓に染めたいから
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