2021年10月2日(土) 快晴

 習慣化したいことを特定の曜日固定で取り組むと、ノルマ感が無いためか定着しやすいかも知れないという話を前の記事でしていた。毎日続けることの重要性や「継続は力なり」といった言葉も正しいと思うが、毎日の生活の一部に取り込んででも習得しなければならないことばかりかというとそうではない。趣味や嗜みのような位置付けのものであれば、無理に日常的な日課と課す必要は無いのかも知れない。

 思えば小学校の頃の、塾やスポ少に勤しむ日々はそういった感覚に似ていて、一般的には中学以降で毎日部活に勤しんだり、例え地元の公立高校へであったとしても高校受験を経験する過程で、予め定めた曜日にというよりは必要なこととして週末問わず生活の一部として必然と組み込まれていったものだ。

 特段それらを意識することもなかったのは、普通に生活を送っていれば自ずとそうせざるを得ない状況だっただけであり、大人になった今は限られた時間の中ではあるが、そうした週間は各々でアレンジが可能だ。


 コロナ禍での運動不足については昨年から試行錯誤をしており、その中で買うだけ買って活用の仕方に持て余していたケトルベルが仕事机の足元に転がっており、これを機に久々に手に取ってみた。

 トレーニング方法をYouTubeで検索すると、気を付けないと壁や天井を破壊してしまうのではないかと驚愕する。「ケトルベルを買ったら振って振って振りまくれ」といった記事も何処かで目にしたのだが、下の子が歩き始めで何処から現れるか分からない自宅の中で、思い切ってスウィングやスナッチによる負荷を見込むのも憚られる。

 ドラクエ4の後半辺りから登場するてっきゅうまじんの破壊力を彷彿させるため、胸の前で抱えて体を捻ったり、横になって静かに持ち上げる程度が無難だというところに落ち着いた。それでも意識しないと使わない筋肉に負荷を与えることは叶ったようで、慣れない部位の筋肉痛が適度に続く感じが良い。暫く模索は続きそうである。


 運動不足を改めて意識し返したキッカケとしては、出先で子供と写った写真を見返すと、以前より顔が幾らかふっくらしたように感じられたからだった。コロナ禍でも体重が増えたりしたわけではないはなかったため、正直特に気にしていなかったのだが、そういえばLUNA SEAのボーカル某氏も全盛期に比べるとふっくらしているのを何かで見かけた。


 先日チームのメンバーとの会話の中で、我々は自宅で仕事が完結して恵まれているが、これを良いことに籠りっきりになるといざ再会した際には、白髪が増えた、ハゲた、デブと化していたという状況に至っており、気が付いたら大事な時を失っていたということに成り得ないかとも話していた。現実から目を逸らしてはならない。

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