2020年5月5日(火) 快晴 翼がドライブシュートを完成させるくだりは鳥肌ものである
何だかんだでGW期間も買い出しや食事で毎日外出をしているのだが、ようやく世間でも外出そのものが悪いわけではないのだと認識され始めたようだ。
道行く車の行き来は従来に比べて少ないままであるが、子供の日だからか何なのかこの日はスーパーの利用客が前日までと比べて多く感じた。
YouTubeで過去の動画を見入ってしまうと不毛な時間を費やすことになると言いながら、中学生編のキャプテン翼を夕食を終えた皿洗いをしながらAir Podsを片耳につけて眺め、そのまま寝床で続きを観ながら寝落ちしている。長崎代表の平戸戦で3点をリードされながらドライブシュートを立て続けに決めて同点に追いつくところまでを観た。
ディアスのくだり同様に3点のリードを許すというシーンが好きな訳ではないのだが、肩と足首に怪我を負いながらドライブシュートを完成させるというのが良い。
多くの人がスポコンものだとスラムダンクの名を上げるところ、僕にとっては中学生編のキャプテン翼に勝るものは無いのだが、分かってくれる人は非常に限られるのはサッカー経験者でもなければわざわざ今更昔の漫画を読み返す機会を作らないからかも知れない。
社会人になってから僕もスラムダンクを一通り読みはしたし確かに面白いのだが中途半端に完結を迎えてしまう辺りがやはりどこか消化不良気味なのだ。スラムダンク推しにとってはそれもまた良いというのだからもう話にならない。同じ消化不良気味な終わりを上げるとRookiesはまだ良かったと思うのだが、きっとこれも意見が割れる。
終わりを迎えようとしている今年のGWだが、コロナのくだりを抜きにしても個人的には昨年とは全く違う気分で過ごせている。昨年は3月末からアサインされたプロジェクトワークになれず、4月に書き上げたいくつかのスライドをGW明けから毎週クライアントレビューを控えているという恰好で、このまま休みが明けなければ良いと思いながら特に最終日は眠れぬ夜を過ごした。
何を求められているか分からない上での稼働は精神的にも肉体的にも激しく消耗する。当時の心境としてはもっと偉くなるまでに慣れない環境でも相応の成果を上げることを周囲に示すこと、そういった環境にも順応することをで成長を実感したいという思いがあった。
仕事で求められる成果の精度はきっと高いのだが、僕にとっては長年ぬるま湯に浸りながら挑戦を避けて来たような自覚があったため、次の役職へ就くまでに自身に課したハードルだった。週の後半になると早朝の便で東京へ移動する生活をしながら、こんなに直向きにサラリーマンしているのは初めてかも知れない、多くのサラリーマンはこういった境遇を家族のために文句言わず乗り越えているのだと感じた。
幸いGW後の2カ月間にもおよぶプレゼンを経て仕上げたドキュメントは、すんなりと承認を得て納品され、自信に繋がったのは言うまでもない。そういった場での不慣れな喋りや、弱い自分を周囲に晒すことへ不安を抱いていたが、役割りを明確に認識する前と後で気の持ち方が大きく変わったようにも思う。歳を重ねても自分に刺激を与えることは続けたい。
多くの人が生きて行くうえでの糧や張り合いのようなものにようやく気付くことが出来たように思う。
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