蕎麦にうるさいヤツはめんどくさいヤツが多い

城西腐

2020年

4月1日(水) 曇りのち雨

 テレワーク、テレワークと調子に乗っていた(そんなつもりもないが)ら、世間が在宅ワークで溢れかえっていた。

 自分なりの備忘録を主旨として在宅によるリモートワークの日常を取り留めも無く記録していきたい。


 僕にとってリモートワークは通勤時間を省けるのでこの上ない。

 通勤を含め外出すること自体が無意識のうちに各々の気晴らしになっているようだ。チームメンバーによっては「ずっと家にいると病む」と言い、独断でオフィスへ行ってしまったりする。

 またリモートワークとなると家事との兼合いが各々の都合の良い判断が入り交じり、ミーティング中に後ろで車が走る音や、洗濯機のスイッチを押す音が聞こえてくる。寝そべって発言している人の声もそれとなく把握出来る。


 通勤時間中に出来ていた読書時間をどう確保するかについて最初は難儀していたのだが、いつも通りに起きて仕度をして仕事モードにシフト出来れば時間の確保は可能だった。

 16時頃に気晴らしに風呂を磨いて湯を張り始め、18時前後には一旦仕事を切り上げ、子供を風呂に入れるなどの家事への加担も出来るので、このワークスタイルは気に入っている。

 もう一か月以上オフィスへは足を運んでおらず、この生活にも慣れて来た。


 先週辺りからコロナウイルスの影響でいよいよ外出するにも懸念を覚えるようになっている。

 遂には先日から感染が報道されていた志村けんがこれにより他界し、今晩追悼の特番が組まれていた。

 思えば物心ついて記憶にあるバラエティー番組はオレたちひょうきん族とカトちゃんケンちゃんご機嫌テレビだった。無口な父親がテレビを観ながら笑うのが印象に残っており、更に堅物な祖父が録画していた8時だよ全員集合を観せられてドリフターズの存在を知った。仲本工事の体操のコントが今でも好きだ。

 2004年にいかりや長介が他界した際も特番が組まれ、体を張ってボケまくる長さんを若い志村けんが思い切り頭を叩いていた。

 葬儀の日にたまたま就職活動中で都内にいた僕は、面接の帰りに青山葬儀場へ立ち寄り何となく周囲を歩いていた。確かこの日も雨だった。


 リビングから子供の笑い声が聞こえてきたのでそろそろ変なおじさんに会いに行く。

 それにしてもタイトルを意識せずに書きなぐれるのは良い。

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